1 嚆矢
ちょ、家族は見えなかった
(逆翻訳3匹の子ブタ/https://youtu.be/op7K5-6G41E?si=wfbdz01lk8qo9u2_)
2024年3月3日
午後4時0分
日本の南側にある町、[町々町]。
この町の一軒家には、一人の男が引き籠って住んでいる。
男の名前は漢字で [合志 丁]と書くのだが、あなたはこれをどう読むだろうか?
大抵の人が[ごうし ちょう]とでも読むだろうが、それは違う。
この男の名前の読み方は、[こうし ようろう]なのである。
...そう。[丁]で[ようろう]...
そんなえげつねぇ名前の彼だが、実はたった今死んだ。
死因は、トラックによる轢死───
つまり、トラックに轢かれて死んだのだ。
───ところで、普通は死んだら[全て]が終わり、意識すら無くなる筈だが...
合志(...意識がある。)
この通り、意識があった。
合志(どういう事だ...?
俺は死んだんだじゃなかったのか...?
...いや、それとも普通に死んでなかったのか...?)
合志は冷静に辺りを見渡した。
...が、見える物全てが[無]。
黒ともいえないが白とも言えない、写す対象のないガラスの色であった。
(もし死んでなかったら、今居る場所は夢の中───
だとしたら、俺は普通に死なずに失神しているという事になる...
...[夢]か... そうか...... これは[夢]......
[夢]と自覚している[夢]...!)
すると、合志は微笑を浮かべ...
(明晰夢なら、色々と楽しめるだろう...!)
こう思った。
断言しよう。 異常である。
常人なら少しくらいは動揺するだろうが、こいつには一切それが無い。
それどころか、冷静に分析し、この状況を楽しもうとしている。
いや... もしかしたら、この異常な冷静さも夢のせいかもしれないが。
...取り敢えず、合志は、色々なものを試した。
[空を飛べるか] [魔法が出せるか] [念能力が出せるか] [好きなアニメキャラを召喚出来るか] 等々...
...しかし、結果は───
合志(何一つ出来ねぇじゃねぇか...!)
残念な結果であった。
合志(駄目か... 夢とはいえ、そう簡単に出来る訳じゃないんだな...)
合志は溜め息を吐いた。
某年某月
某時刻 ???
合志の体感時間で10分が過ぎた。
合志(...何も...
何もする事ねぇな...)
勿論、圧倒的手持ち無沙汰である。
何もせず、唯々ボーッとするだけであった。
...しかし、ここで急にこの状況をぶっ壊す事が起きた。
ダッッ!!
合志(!?!?!?)
突然、雷が合志の二十数メートル先に放たれ、
バァァァァァン!!!
そこから閃光が放たれたのだ。
合志(───眩───!)
合志は、咄嗟に右手で目を防いだ。
...数秒後。光は減衰し、合志は右手を降ろした。
合志は思った。
合志(...急に夢要素が出てきたな...
どうなってんだ...? 俺の精神状態......)
案の定、冷静であった。
...そして、合志は前に向き直ると───
合志「!」
如何にも凄そうな、神々し過ぎる服装の女性が居た。
具体的には、巫女装束によく似た服装に、髪型はロングの(ご想像におまかせする)色だ。
しかも滅茶苦茶でかい。身長が。
合志「...あんた... 誰だ?」
合志は訊いた。
???「初対面の人に、いきなりタメ口ですか...
...いただけませんね......」
そして、女性は名乗ろうとしたが、
合志「そりゃそうだ。
なんたって、この空間は夢の中。 だから、お前も俺の妄想から生まれた 理想郷 の 存在しない人物 なんだからな!」
合志に阻害された。
???「成る程。 ご丁寧に......
...しかし、残念ながらそれは違います。」
合志「...どういう事だ?」
(珍しいな... 夢の中のキャラクターが
ここが[夢]という事を自覚し、さらに否
定するとは...)
この時、合志は少し興奮していた。
[こんな事、二度と起こらないかもしれない]...そう思っていたのだ。
...そして、女性が続けた。
???「ここは夢ではなく、貴方の言う[この世]と[あの世]の間にある、[虚構]という場所なのです。」
数秒間、ここは沈黙に包まれた。
合志(...急にファンタジー要素を出して来た...
何を言っているんだ...? こいつ...)
合志は顔を顰めた。
???「...その顔。
さては、信じていませんね?」
合志「...そりゃ、そうだろ。
逆に聞くが、一発で之を信じる馬鹿が何処にいる?」
1mmも信じていなかった。
???「...まぁ、そうですよね。
仕方がないですね...
ここが[夢ではない]と、一発で証明してあげましょう。」
合志(...?)
そして、その発言を合志が不思議に思った瞬間───
女性は手の甲を上にして合志を指した。
すると...
???「[射光]。」
なんと、中指辺りから黄色の光線が放たれたのである。
ズブッ
合志「───ッ!」
そして、それは正確に合志の左肩を貫いた。
合志は驚いた。
合志(ハッキリ痛みがある...!? どういう事だ...?
ここは、あの女性が言っていた通り、夢ではなかったのか...!?)
それは、[痛み]よりも[痛覚があること]に気を取られていた。
断言しよう。 感性がちょっと変である。
女性「これで解ったでしょう?
[ここは夢ではない]、と。」
これには、合志も観念し...
合志「ええ。 はっきりと...」
合志「...それと、[貴方の言っている事を一切として信じなかったこと]と、[貴方にに対してタメ口を使った事]の非礼を詫びます。」
???「...いいえ。 謝ったのなら良いです。」
そして、女性は何かを思い出した。
???「...そういえば、自己紹介がまだでしたね。」
メーティ「私は[メーティ]。 女神です。」
合志(...女神、か...)
メーティ「私は、貴方を...」
メーティ「異世界に転移させようと来ました。」
合志の見た目は、HUNTER×HUNTERのイズナビをイメージしてます。
自分は飽きるのが早いけど、HUNTER×HUNTERとバイヤー高橋さんは中々飽きない。
出来るなら、永久にハマっていたいね。
引用的ななにか
念能力:HUNTER×HUNTER(©️ 1998 富樫義博)




