四・八七五章 第三話
三
「ヒデキさん?それは、どなたでしょうか?」
目覚めてすぐ、俺の側に居た義妹を見てミオネさんは笑顔でそう言った。
敬語と笑顔と威圧感との組み合わせほど怖いものは無いなと思った。
アリスも目覚め、
「その幼女、何者なの?」
と言ったのだが、普段の間の抜けた口調じゃなく、威圧感があってちょっと怖かった。
「なんで、アテンが受肉してるんですか?」
と優しく聞いてくれたのは、アイさん。
優しさに触れて緊張が解けたので答えようとしたら、
「「光の神様じゃないですか!」」
ミオネさん、アリスの声が揃う。
ご存知なんですね。
「知ってるなら、話は早いね。」
「ほんとに光の神なんですか?」
「うん。だよね、てん?」
「うんっ!そーだよー!」
「ヒデキ君、光の神って、全知全能の神とに次ぐ神としてゼクシスメルティで奉られているんだよ?どうして、ここにおられるのかな?」
「いや、スキルが進化してね、気付いたらね、いたってね、感じかな?」
納得してない顔のアリス。
「まあ、いいや。じゃあ受肉させたのは?」
「ケンカをとめるためです。」
「あの爆発ね。」
「で、どういう接し方をすれば良いの?」
「普通で良いと思うよ。どう?てん。」
一応聞いてみる。
俺以外には崇めよとか言うかも知れないし。
「わたしは、ヒデキお兄ちゃんの妹だからー、義妹としてせっしてくれたらいーよー。」
「妹ね、オッケー………………」
「「「い、妹⁉」」」
ミオネさん、アリス、アイさんの声がきれいにハモった。




