四・八七五章 第一話
四・八七五章です。
四・八七五章 『義妹とミオネさんとエリスとアイさんとあとついでにアリスさえいればいい。』
一
「お兄ちゃん!」
「なーに?アテンちゃん。」
「むー」
ほっぺ膨らましてるアテンちゃん、和む。
「どうした?」
「呼び捨てかあだ名で呼んでほしいな。」
「うーん、じゃあ、『てん』とかどう?」
安直だけど。
「うん!良いよ!」
後は、
「クオリに戸籍作ってもらうか。」
「やったー」
喜ぶアテ………てん可愛い、和む。
「名前は…」
「アテン・ニシノだね!」
「まあ、そのまんまか。」
もしここが日本なら、西野 天にしたかったな。
みんなもし日本に飛ばされたら、ミオネさんは西野 澪、エリスは真木 絵里、アイさんは栗江 愛、アリスは………有栖 理沙?、ついでにクオリは法保 玖織って名乗ってもらおう。
みんな何故か日本人って言って通じる顔だし。
まあ、アイさんは俺の好みを元に他の面子と被らないように顔を作ったみたいだからわかるけど。
そういう意味では、アイさんもめちゃくちゃタイプなんだけど、どちらかというとアイさんは相棒だからな。
恋愛対象とかそういうのではない。
断じて。
まず、人工肉体に憑依した創造神だし。
畏れ多いし。
っていうか、まず何でみんな俺のこと好いてくれるんだろう?
平凡極まりない容姿、声、学力を持つ男だぞ?
しかも、ミオネさんも、エリスも一目惚れって言ってるし。アリスなんてわざわざ俺を召喚してまで彼氏にしようとした訳だし。
もしかして、俺、異世界の基準ではイケメンなのか?
それとも、強いから?
それも違うよな。
アリスは、強さ運動能力も平均のだった時に喚び出したんだから。
それに、強いから一目惚れとか、現実にあるか?
強さこそ正義っていう風潮が有るならだが、今のところそういう感じは無いし。
うーん………
何で俺、モテてるんだろう?
「ねぇ、てん。何で俺と結婚したいって思ったんだ?」
一時はヤンデレ化した義妹に聞いてみる。
「えーと、まず性格が良いでしょ、顔もいいし、あとは、とっても強いから!」
顔もなかなか………だと!?
「ねぇ、てん。この世界の基準では俺って顔良いのか?」
「逆に、お兄ちゃんの世界の基準だとだめなの?」
「いや、だめってほどじゃないけど………平均って感じかな。」
平均って、目立たないから不細工組以上にモテない気がするけど。
「お兄ちゃんの世界の感性がよくわからない。」
「エリスの世界の基準だと?」
「特SS級のイケメンですね。」
「マジか。」
エリスの世界に生まれたかった。………いや人生の半分以上あの世界にいたけどね、かなり引きこもりだったからね。
「そうじゃなかったら、いくら強くてもあんなに求婚されませんよ。戦闘力はそこまで要らない世界ですから。」
「そうか………」
結論。俺、異世界ではイケメン。




