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四章 第二話
前の投稿より一週間経ってませんが、隔週投稿になってしまっていたときの埋め合わせとしての投稿です。
二
上位竜将―竜種の中で上位に位置する強者。
上位龍将とは、比べ物にならないほど強く討伐成功例は過去に一件のみ。
そして、その一件でさえかなり衰弱した個体に対して十人もの犠牲を出してのものであった。
もし、そんなモノの国があったら………いや、あり得ない。上位竜将同士は基本、仲が悪いのだ。
どれだけ仲が悪いか、例えるなら………プーさんと五十二+二枚からなるカードくらい悪い。
いや、この例えはまずいか。まあ、取り敢えず仲が悪いのだ。
もし、そんなモノどもの国が在るとすれば………竜王ないし竜魔王の存在を認めねばならない。
例えそれが、人類の半減を意味するとしても………
………今、半減で済むんだとか思った人、挙手。
そう、半減で済むのだ。
そういう視点から、今では、竜王・竜魔王は世界の均衡を保つためのシステムの一部なのではという説もあるくらいだ。
でも、考えてもみろ。もし自分がこの世界にいたら?これ程の恐怖はないだろう。だって二分の一の確率で死ぬのだから。
上位竜将ノ国など無いに越したことはないのだ。




