三章 第三十六話
三十六
「ん?ここは………?」
傍らにディアさんがいる。
「ディアさん!ディアさん!」
「ん………ミニア、ここは?」
「分かりませんが、魔王城みたいですね………」
そう言って辺りを見渡す。
そして、見つける。
「ミオネ………ミオネ!」
「ミオネ?あっ………ミオネ!」
娘のもとに駆け寄る。
「お父様、お母様!」
「会えて嬉しいよー。ミオネー。」
「お母様、私もです。」
「私より大きくなっちゃってー、私より強くなっちゃってー。彼氏作っちゃってー。魔王になっちゃってー。」
「お母様。」
「ミオネ、今や貴女は世界で五本指に入る程の強者です。だからといって傲らないように。そして、世界の頂点の一角である彼に着いていくこと。良いですね。」
「ちょっと、お父様?それは、どういう?」
「そのままですが。」
「私がそんなに強い訳ないですって。」
「森の魔王を倒したそうじゃないですか。」
「それは………」
「なら、貴女は強い。自信を持ちなさい。」
「まあ、傲るつもりもありませんし、言われなくてもヒデキさんには着いていきますし。」
「ミオネ………幸せにな。」
「はい。」
「それと、ヒデキ君。」
「は、はい!」
「貴方があの異界に飛ばされたお陰で私達も此処に帰ってくることが出来ました。有り難い。それと、ミオネを頼んだよ。」
「はい!」
「ヒデキ君、ミオネを幸せにしてくださいね。」
「勿論です!」
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「ミオネ………いい人と出会たね。」
「はい。もしヒデキさんと出会えてなかったら私は此処に、いや、生きていませんから。」
本当に、ヒデキさんのお陰で今がある。
「ミオネ、幸せにね。」
「はい!」
両親に、ヒデキさんとの結婚を認めてもらえました!
おめでとう!ミオネさん!




