33/83
三章 第二十四話
二十四
その時であった。
ゴゴゴゴゴゴ………
盛大な地鳴り。
焦るチートを横目で見る。
気味が良い。
これは開門の合図だというのに。
聖王の聖殿も魔王の魔城とそう変わらないらしい。
聖王だとか魔王だとかいう者達はでかいものが好きなのだ。
門もでかく造りすぎる。
地鳴りを起こすレベルの魔力を流すとようやっと開くとかいうふざけた仕様で。
そういうものなのだ。
聖王も魔王も。
そういうことで、今回のこれは焦ることではなく、喜び、謁見を許してくださった聖王に感謝すべきことなのだ。
まあ、クォリトゥシスは人間であるし、そういう事情を知らなくても仕方ないか………
尚も焦っているクォリトゥシス。
非常に気味が良い。
更に地鳴りは強くなる。
狼狽の色を強くするチートキング。
フハハハハハハハハハ………
気味がよいわ。
っと危ない。魔王が出かけた。
地鳴りはほとんど地震になっていた。
クラス―ファイブ+―はある。
憔悴するチート。
素晴らしい絵面である。
いよいよ開門。
地鳴りもとい地震はクラス―セブン―となっていた。
―聖王の聖殿は近い。
クラスはそのまんま震度に換算してください。




