三章 第六話
前回のおさらい。
ニシノ君が無駄に間違い探しを出しました。
六
「そういえば、アネスお前幾つだ?」
は?
「それ、聞きますか?ほんっとデリカシーないですね。」
ほんっとに。
「そういうもんか?で、幾つ?」
は?
ざけてんの?
「はぁ………チッ、もうっ。……………十八です。」
言わない限り永遠に聞かれそうだったから舌打ちを混ぜつつ答える。
「本当にか?五十とかじゃなくて?」
は?
「は?」
ざけんな!
「いや、聖魔って成長遅いって聞いてたから。」
それはそういう聖魔もいるってだけの話で、
「正真正銘の十八歳です!失礼な!ほんっとデリカシーないですね!」
ほんっと失礼。
「っていうかまず、デリカシーってなんだい?」
は?
「聖賢王が聞いて呆れます。」
本当に。
「僕は別に呆れないよ?」
何言ってんの?このチートキング。
「本当に聖賢王ですか?」
甚だ疑問である。
「もち勿、勿論。off cause!そうですが?」
阿保にしか見えない、聞こえない。
「怪しさしかない。」
本当に。
「どこが?」
醸し出す雰囲気全てがですが………
「はぁー………」
もうため息しか出ない。
ヒデキさん、早く生き返らせます。
チートキングと二人はキツいです。
ほんとに。
あぁ……会いたい……………。
ミオネさんは、18でした。
クオリは、阿保又は屑でした。