三章 第五話
前回のおさらい。
ミオネさんが聖魔であるとクオリが認めました。
五
何気にチャンスである。
『慈愛』の聖王と魔王を連れて帰れば、ミオネさんが『慈愛』の聖魔であると証明できるかもしれない。
ついでにパーティーの戦闘力が爆上がりしたら御の字だ。
俺は今『香辛料』筆頭騎士団に連れられ、百年前に飛ばされてきたというミオネさんの両親則ち義父母のもとへ向かっている。
っていうかミオネさんって幾つ?
百歳以上?
女性に年齢を聞くのは失礼だ。帰ったあとも聞かないでおこう。
(帰れるかも分からないけど)
異世界だし時間の流れが違うのかもしれない。
飛ばされた時間軸が違うのかもしれない。
うん。ミオネさんは同年代。ミオネさんは同年代。
そうそう。そうだそうだ。
年齢なんて聞かない聞かない。
ロリババァではない。絶対違う。
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う偉う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
おっと、間違い探しで無駄に行を使ってしまった。
そうこうしてる間に義父母の家の前に着いた様であった。
いよいよ義父母との対面だ。
どんな人かな。
今回は、間違い探しです。
はい、間違い探しです。
違うの中に偉うが混ざってます。
っていうか間違い探し、物語に関係ねえ。