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先生ビックリ

新作です。

 屈強な戦士たちの住まう町『ツェーヤ・ツゥラマモル』。

 ここは『マジュウデ・ルーヨ』から生まれ出る、理性のない魔獣らから、人の世を守る為の最前線防衛地として建てられた町だ。


 はるか昔に現れた魔獣の祖『魔神獣・ヒトクゥ』が、力ある人間の若者四人によって討伐されようとしたとき、世界に対し呪いを放ったのだ。

 それこそ、魔神獣の眷属とも呼べる魔獣を無尽蔵に生み出す暗黒の地『マジュウデ・ルーヨ』だった。

 その場にいた四人の若者は、力を合わせ『マジュウデ・ルーヨ』を封印した。

 しかし四人の若者達は分かっていた。

 長い年月が経てば、いずれその封印に綻びが出来始め、徐々に魔獣が世界を荒らしまわることを。

 だからこそ、その地を見張るようにして、いつか起きるであろう魔獣の出現に備え『ツゥラマモル』という王国に戦士の町『ツェーヤ』が建てられた。

 その功績を称え、四人の若者は『四英雄』と呼ばれた。


 そして時が経ち、四英雄の予想通り封印が綻び始め、魔獣が現れだした。

 さらに、四英雄の予想を超えて、新たに魔神獣級の力を持つ個体も現れていた。

 その状況を打開しようと、この戦士の町『ツェーヤ・ツゥラマモル』に、新たな四人の若者がやってきていた。



「ふぅ、やっと着いたか」

 二対の剣を背負った好青年が笑顔で呟く。

「思っていたよりかかりましたねー」

 身の丈ほどの杖をもった僅かに幼さの残る少女がそれに答える。

「つか道中魔獣出過ぎだッつの。ここは防衛地じゃねぇのかって」

 腰に大刀を携えた、顔に大きな傷跡の残る青年が眉間に皺を寄せ言う。

「それだけ切羽詰ってるってことでしょ。あたしたちはそれを何とかするために来たんだから、文句言わない!」

 腰回りにいくつものナイフを装備したハーフエルフの女性が青年を窘める。

「まあまあ。とりあえず一旦宿に行こう。この後どうするかはそれからだって」

「そうですね!」

「おう」

「……まったくもう」


「ええぇ!? 部屋が一つしか空いてない!?」

 話通り宿につき、部屋を取ろうとしたとき、その答えが返ってきた。

「はいぃ、すみません今の魔獣被害をどうにかしようと各地から戦士たちがこの町に来られてまして……。あ、でも空いているのは大部屋ですので、四名様が止まっても余りあるとは思いますが……如何なさいますか?」

「うーん……この感じならどの宿も似たり寄ったりな気もするし……」

「いいんじゃない? ある程度目線を隠せさえすれば。というか今さらって感じもするし」

 話を聞いていたハーフエルフの女性がそう告げる。

 若者たちも毎回宿に泊まれたわけではない。

 野宿も幾度となくしてきた。

 それなりの恥じらいはあれど、相部屋程度と考えることができるくらいには気を許しあっていた。

「うん、まあそうなんだけどね? 完全に同部屋って今までなかったから、やっぱり一応……さ」

「ふふ、あなたのそういうところ、結構好きですよ」

「そうね、親しき仲にも礼儀あり……だったかしら。わかった? そういうところよ? あんたとの違いは」

「俺何も言ってないけどぉっ!? てか今の言葉」

「ほら! さっさと部屋に行くわよ!」

「ひっぱんなコラ!」

「ちょっ! まだ部屋とってない! あの、すみませんその大部屋でお願いしますね!」



 部屋に着き、翌日に控えた戦闘への準備も終えた夜。

「しっかし、この町についた翌日には大元を叩きに行こうだなんて、剛毅なことだ」

「うん……町の様子を見る限り、あまりいい状況じゃなかったからね」

「ですね……武器や防具はもちろん、食料も切り詰めた状況でしたね」

「まあ、町の周りにあれだけ魔獣がいれば、物資の補給も滞るのも無理ないわ」

「だな。宿のおっさんは戦士が集まってきているとは言ってたが、それが状況を悪化させてやがるぜ。実際この町に滞在してる戦士の半分は度重なる戦闘で疲弊しきってるし、もう半分は新参者がほとんどで状況を把握し切れてねぇ」

 わずかに空気が重くなる。

 が、それでも彼らの目に諦めの色はない。


「皆、おそらくこれが最後の戦いだ。気を引き締めていこう」

「そうですね……! がんばりましゅ!」

「大事なところで噛まないでよ、もう……ふふ」

「ひゃうぅぅ……」

「かっかっか! 和むねぇ。……そうだ。俺、この戦いが終わったら、和み系なかわいい女の子と結婚するんだ……!」

「ちょっと、縁起でもないからやめなさいよ!」

「ふふ、確か『しぼうふらぐ』でしたよね」

「かかかっわりぃわりぃ」

「……あれ? 皆もその言葉知ってるんだ」

「「「え?」」」

「あー……」

「そう、ね」

「です」

「「「「…………」」」」

 四人の中にふとある予想(、、、、)が浮かんできた。

「……まあ、いいか。じゃあ僕は寝る前に少しやることがあるから」

「あ、私もちょっとやることが!」

「あたしもあるわ」

「あー、俺もちゃんとやっとかねぇと」

 そう言い、各々が魔道紙と呼ばれる魔術の元となる魔術文字ルーンを書く紙の束を取り出した。

「「「「…………」」」」


「……ねぇ、今まで気にしたことなかったけどさ」

「あの、はい。私も同じこと考えてます」

「おう、こんなことあるもんだと驚いてたりする」

「ほんとに……。いや、でもあの人ならあり得る、かな」


「うん。ここにいる四人って……」


「「「「サキィキ先生に魔術の基礎を教わった」」」」






 ――はい。混乱から回復するためにも自身の現状を再確認するためにも、多少の現実逃避の為にも、一旦頭の中で整理しましょう。

 というか、過去を振り返りましょう。

 いっそ走馬灯と読んでもいいかもしれませんね!

 やっぱりやめましょう縁起でもない。

 私の名前は「サキィキ・ジパニィズ」。

 しがない魔術師、しょっぱい魔術師です。


 実は転生者でもあります。

 と言っても、神様にあったとかトラックに轢かれたとかではない……かどうかはわかりません。

 転生前の記憶があるわけではないのです。

 漠然と自分は転生者だとわかるだけで、チラホラ昔の知識が記憶の奥底から湧き出てくる程度です。

 だから下手したら私、ただの頭のおかしい人なだけの可能性すらあるのですよ。

 なので転生者うんぬんは特に気にせずに生きてきました。


 それはさておき、続きです。

 この世界には魔術がある。

 そして、魔術は使える人とそうでない人がいる。

 それは子供のころに、自分の持つ魔術属性を調べる機会があるので、その段階でわかります。

 私は魔術が使える人でした。

 その時の結果を見たとき、私は天才なんだと思いました。

 なにせ魔術属性全てに適性があるとわかったのですから。

 この世界の魔術属性は『火・水・風』の基礎三属性と『天・地』の上位二属性があります。

 さらに細かく言うと、天属性に限り、三つに細かく分類されているので、性格には『火・水・風』と『天(光・闇・雷)・地』の五属性になります。

 天属性にいたってはこの三つがそろったとき初めて天属性を使えると認識されます。

 なので属性を調べるときに雷だけの人がいれば、属性は雷にされてしまいます。

 だったら最初から全部で七属性で設定しろよ。というツッコミはなしの方向でお願いします。

 昔の偉い人が決めたことなのでとやかく言うことではありません。

 そんなわけで、少し天狗になりました。


 しかしご安心を。

 すぐにその鼻へし折れます。

 属性を調べてから数年。

 今度は魔力量と魔級まきゅうを調べることになりました。

 魔力量はその名のとおり魔力の量です。

 魔力量は一定の年齢になると大きく増減することがないそうなので、属性を調べてから数年後に調べることになってます。

 ちなみに属性は、早いうちにわかっていないと、万が一子供が魔力を暴走させたときに適切な対処が出来ないという理由で、一足早く調べます。

 そして魔級というのは、使える魔術の強さの上限です。

 魔術とは『初級・中級・上級・超級』の四つの段階の強さがあります。

 これもまた魔力量と同じで一定の年齢になると使える段階に変化がなくなります。

 要するに、魔級検査で『中級』を引き当てた人は頑張っても『中級』の魔術までしか使えませんよ。ということです。

 さて、あれだけ前振ったのですからもうお分かりですね。

 私の魔力量は『一般的な魔術師と同程度、もしくは少し上』。

 これだけであれば何の問題もなかったでしょう。

 しかし問題は魔級。

 私の魔級は『初級』。

 つまり、いかに全属性が使えようとも、人並み程度の魔力があろうとも、初級魔術しか使えないということでした。

 完璧に何でもできるけど何にもできない人という訳です。

 器用貧乏と言いましたかね。


 とまあそんなわけで簡単に鼻の折れた私ですが、転生者故なのか私自身の性格なのか、魔術自体は好きなままでした。

 そしてそれなりに勉学は出来たので、十三歳の時に上手い事魔術学院に進むことが出来ました。

 学園内での私は、座学は割と常に上位、ですが実技は底辺と言っても過言ではありませんでした。

 それはそのはずです。

 魔術学院というのは魔術を専門に学ぼうと言う、その道を目指す若者が集まる場所です。

 当然、最低でも中級魔術の魔級を得た者たちが集うもの。

 初級しか使えない人は普通魔術関連の道に進もうとしないのです。

 ですので、私はクラスや学院から白い目で見られ、迫害され、追放され………………たりは全くありませんでした。

 クラスの皆も先輩も先生も優しい人たちばかり。


 最近は他の学院や冒険者ギルドや一つのパーティ内なんかで、実力不足や見た目など、なんやかんや理由をつけて追放とかするのが流行ってるらしいですが……なんででしょうね?

 いじめかっこわるい、です。

 後、それに伴い、復讐とかざまぁとかも流行ってるらしいですが、そう言う事は虚しいだけだからしない方がいいですけどね?

 スローライフ? 若いうちからしても楽しくないですよ? あれはある程度歳を経て、時間が経つのを早く感じ始めた人たちが楽しむものです。


 話が逸れました。

 今は私の過去話でしたね。

 戻します。

 え? 過去話長い? 現実逃避の理由を説明するべき?

 いやいや、蛇足に思えるかもしれませんが、これは必要なことなんですよ多分。

 話を戻します。

 まあ、なんやかんやで学院を卒業した私。

 この時私、十八歳。

 座学の成績は良かったので、文官のお誘いはそこそこ来ましたが、自分の為の研究がしたかったのと、少しだけ旅と言うものをしてみたかったので、全てお断りし、放浪の旅に出ました。

 旅のお金は冒険者ギルドでチマチマ稼いだり、在学中に取った教員免許で子供たちに座学や簡単な魔術を教えつつ、研究を続けました。

 その研究は、初級魔術の追及。

 ……さすがにその研究内容と過程を回想しだすと日が暮れてしまうので端折りましょう。

 そして五年の歳月を経て、目標とする初級魔術の追及を終えた私。

 それにより私の実力に爆発的な変化が……あるわけもなく、とはいえ全く変化がなかったわけでもなく、とにかくそれなりに強くなることが出来ました。

 雑な中級魔術くらいなら初級魔術で対応出来るくらいには、です。


 そしてここから、この研究を終えた後くらいからが本当に重要な部分だと思います!

 え? だったらそこから説明しろ?

 いやいや、突然ここから回想したってわけわからないでしょう?

 そもそも、そんなこと誰に説明してるかですって?

 えぇい、お黙りなさい、私の中の冷静な部分!

 今は現実逃避を含めた回想中なのです!

 冷静な常識や理性は必要ありません!

 というか今さらですよ! 全く!


 戻します!

 研究を終えたところで、その段階でやりたいことがあったわけでもなく、変わらず放浪の旅を続けました。

 後はその時少しショックだったこともあり、なんとなく旅を続けたい気分だったことも理由の一つです。

 ちなみにショックだったことは、私が初級魔術しか使えないからと、初級魔術の追及の研究をしている間に、他の人が不可能と思われていた魔級の上限開放の研究をしていたと知った時です。


 私は、魔級は才能、と諦めて初級魔術を極めていたのに、諦めずに上を目指していた人がいたと知った時は、自分の凡人さを嘆いたものです。


 戻しましょう。

 それまでも旅の途中にアルバイト感覚で子供たちに簡単な魔術を教えていましたが、初級魔術を極めたことで、教える内容……と言うか、教える量が変わり始めました。

 私は自分の突き詰めた初級魔術の極みへの至り方を教えたくなったのです。

 中級以上の魔術も基礎は初級と同じ。

 なので私が初級魔術の極みを教えれば、いずれ生徒たちは自分の力で中級以上の魔術を極みまで持っていくかもしれない。

 そう考えると少し面白くなっていました。

 そこから私の新たな道が――先生としての道が、開けたのです。

 放浪しつつ、自分以上の才を持つ子供たちを生徒とし、私が極めた部分の基礎を教え、また放浪を続けました。

 私が至った初級魔術の極み……いえ、この場合は魔術全てに言えることですが、しっかりとした基礎の繰り返し。

 それが最も重要なことだったので、付きっ切りで教えることなく、魔術の基礎と魔術を使う心構えなどを教え、時には座学も道徳も教え、そして旅立つ。

 それを幾度となく繰り返しました。

 ――持論ですが、長い時間教えていると、それは先生と生徒ではなく、師匠と弟子になってしまう気がするのです。

 私は師匠になりたいのではなく、先生で居たかったのです。

 いつか私が教えたことで渡した種を、生徒たちが自ら芽吹かせ、そして大輪の花を咲かせることを楽しみにしながら。


 そしてさらに五年の月日が経ちました。


 要するに今です。

 今私がいるのは『ツゥラマモル王国』の王都『ヤベィヤ』。

 そこにある冒険者ギルドです。

 私はちょっとした小遣い稼ぎとついでに外れの森に用があったので長期の採集依頼を受け、先程戻ってきた所でしたが、行く前と王都内の雰囲気が大きく違いました。

 出発前は明るく振る舞ってはいましたが、何処か憂いを帯びた表情をした人がちらほらいたのですが、三日後帰ってくると王都内はお祭り騒ぎ。

 何事かと門番さんに聞いてみると、なんでも、私が採集に出掛けている間に、王城から知らせがあり、魔獣の巣窟と言われている『ツェーヤ』付近にて、魔神獣に匹敵する魔獣の討伐に成功し、そして魔獣を生み出す場『マジュウデ・ルーヨ』を再び封印したとのことでした。


 何ともめでたい事でした。

 魔獣は危険なものも多かったので、私も倒す事が出来ないやつチマチマいたのです。

 ですがその魔獣がこの後しばらく増えることがないと思うと一安心です。

 そんなことを考えつつ、歩いていると、手配りの新聞を貰いました。

 こういう新聞が出るのはなかなか珍しい事ですが、確かにこの騒ぎなら出るのも当然でしょう。

 そして何の気なしに読んでいたところで、少し私は固まりました。


 一部抜粋します。



『   ~~新たな四英雄のインタビューコメント~~


《誰も倒すことが出来ないと思われていた魔獣の討伐、おめでとうございます! 差支えなければ勝てた要因を聞かせてもらってもよろしいですか?》


 光闇こうあんの勇者 セイジャ・ソーケン

「勝てたのは、仲間のおかげだよ。仲間の力が僕の力になったってことだね。それと、先生……サキィキ先生の教えの賜物かな?」


 天を導く聖女 ミコ・チョウロッド

「奇跡、神の導き……とは言いません。私は聖女と呼ばれていますが、皆に支えられていただけの存在。ですので、奇跡や神の導きではなく、皆の力と、私に大事な心得を教えてくれたサキィキ先生のおかげだと思ってます」


 雷の剣聖 ライザン・ダイトゥ

「俺の剣技が冴えわたったからだ……とカッコよく言いてぇが、実際はそんな簡単じゃなかった。セイジャやミコ、ドナと共に死力を尽くしたからだな。後は……馬鹿な俺に根気強く雷の付与魔術の基礎を教えてくれた先生……いや、サキィキ・ジパニィズ殿がいてくれたからだ」


 三属を極めし大魔術師 ウィザー・ドナ・イフォーイ

「うーん、皆の力とか修行の成果とか色々あるけど、皆に魔術の基礎を教えてくれた、サキィキ先生のおかげってのが大きいんじゃない? あの人がいなかったら、あたしたちはここにいない。……別れた後は一度も会えてないけど、あの人やっぱり賢者だったのかしら(笑)」


 新たな四英雄全員が名を出した《賢者 サキィキ・ジパニィズ》

 これまで表舞台には出てきていない謎の存在であるが、彼はこの度の偉業における陰の立役者だ。

 四英雄とその英雄を育てた賢者。

 彼らのお蔭で私たちの平和がまた訪れたのだ』


 はい。

 この辺りまで読んだあたりで現実逃避を始めました。

 この、賢者? の後にある名前を読んだあと、私の回想の最初の方に出た名前。

 とても不思議なことに、私の回想冒頭にある名前と一致してるのです。

 ぜひ確認してみてください。

 前世の記憶を引っ張り出して言うなら、上に戻って確認してね。


 まあ、不思議なこと、と言いはしたが、この新聞に載ってる名前にはどれも心当たりがあるので、私の事を言っているのは間違いないとは思うのですけど……ねぇ?


 いや、私の描いていた通り、見事に種を芽吹かせ、大輪の花を咲かせたことで、この偉業になっているんだけども。


 違うんですよ。

 私としては、私と言う存在はそれほど大きく取り扱ってほしかったわけじゃないんですよ!

 あくまでスパイス的な!? そう言えばいたなくらいで留めてほしかったんですよ! だからこそ、基礎だけ教えて割とすぐ旅立ちましたし!?

 何です!? 賢者って! そんなすごい存在ではないんですよ!!

 ……まあ、こう、覚えてもらっていたのは嬉しいは嬉しいんですよ? でも実力のない私が、さもすごい人物だみたいに語られるのはすごく恥ずかしいです!


 ……そして何より一番の問題は……。


「この後採集依頼の報告しなきゃいけないんだけど……ギルドカード、見せるんだよなぁ……」


 ギルドカード《身分証明書》を見せるってことは、名前を見せるってことで。

「この騒ぎであちこちにばら撒かれてる新聞……騒ぎにはしたくない」



 うーん、もっかい回想したい。


一応かなり前に連載用で書いた話で、そこそこ書き進めた後ですが、少し忙しくなって、放置してたらこの物語の魔法理論がきれいさっぱり頭から抜け落ちましたので、没になりました。


とはいえ、この話は自分の中で終わりまで考えてあったので、思い出したら書くかもですね。

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