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苦くて甘い  作者: ひすい
1/1

始まり


星乃先輩好きです____。


僕は聞き間違えかと思ってその場で固まってしまっていた。しかし数秒もしないうちに相手の唇が近ずいてきて....


「....っ!」

勢いよく布団から飛び起き僕は目を見開いた。嫌な汗が体にまとわりつき気持ちが悪い。

「....はぁ....。」

僕は頭を抱えた。

「(危なかった....。)」

もう少し起きるのが遅かったら、と想像すると頬が暑くなった。時計は午前8時を指している。今日は午前中に大学の講義に出て午後からは世良珈琲店でバイトが入っている。僕は大学に遅れないように急いで準備をした。


僕は星乃光輝。大学2年生で実家から離れ東京で一人暮らしをしている。とても贅沢な生活とは言えないが、充分満足している。

「...。」

今朝の夢を思い出してしまった。あの時の夢を見るのはもう何回目かわからないほどかなりの頻度で同じ夢を見る。僕が高校生のときの......。

「(もうあの夢のことを考えるのはやめよう。全部終わったことなんだ....。)」

そう、全部____。



結局大学の講義は集中して聞くことが出来なかった。僕はバイト先の世良珈琲店に向かった。


カラン____。

「こんにちわー。星乃入りますー。」

「光くんこんにちわ!今日も可愛いね〜!」

「あはは...。」

僕はくしゃくしゃと頭を撫でられた。僕の頭を撫でているこの人は代田理香子さん。僕のバイト先の先輩で2つ歳上だ。とても優しくて元気があって明るい。僕のことをいつも弟みたいによくしてくれる。

「実はー、今日は君たち2人だけしか居ないんだけど大丈夫かな?」

キッチンからオーナーが出てきた。オーナーは歳は教えてくれないが見た目は70歳ぐらいたろうか。とても優しい方だ。

「はい!理香子は問題ありません!光くんも大丈夫だよね?」

「あ、はい。理香子さんがいれば大丈夫です。」

僕は微かに笑ってみせた。


僕は世良珈琲店のCLOSEの看板をOPENに直した後、店の玄関の掃除をしていた。前から人が歩いてくる。風が強くて前髪で前がよく見えず誰かはわからなかったが、次の彼が発した言葉で一瞬で彼が誰なのかがわかった。

「星乃、先輩....?」

世界が止まったみたいだった。



はじめまして!読んで頂いた方、ありがとうございました!

初めて小説というものを書きました...笑

定期的に投稿していくつもりなので今後ともよろしくお願いします!

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