表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/11

おまけ:友達の写真について

おまけ。

帝釈紫苑と、名前しか出てこなかった柊舞夜の話。

会話文注意。

1.伝える気が無い

「マイ、ちょっと写真撮らせてくれない?(いつか狐に見せる)」

「えっこの柊さんの写真を? うーん、やっぱダメ! 照れるー! ……まあいきなりやし、さすがにちょっと、」

「撮った」

「シオンくん、そういうの普通にダメやよ。私最後ちょっと真顔やったやろ?」

「いいじゃん別に減るもんじゃないし。別に変なことには使わないよ」

「ほんまかなぁ? 何に使うん?」

「何って、ペットに君の顔を見せる……?(いつかの機会に化けてもらうために)」

「……? ペット? 大丈夫?」

「頭なら大丈夫」

「そっか……。ペットに……? ペットに他人の顔見せてどうすんの?」

「は? 顔見せてどうにかするわけないじゃん。ちょっと覚えさせるだけだよ(化けてもらうために)」

「(理解諦めよ)……シオンくんてペット飼ってたんやね! 写真ある?」

「いや、僕は別に飼ってないけど……(アレはたぶん飼育しているわけではない)」

「……? ちょっと大丈夫ではないですよね?」

「頭なら大丈夫」

「私の頭がどうにかなっている……? 分からん、なにも分からん……」

「そっちこそ大丈夫?」

「大丈夫とは一体……? ペットとは……?」


2.おまけは無い

「……あっ。私もシオンくんの写真撮ろかな」

「やめろ。何に使うんだよ」

「特に何も。シオンくんも私の写真撮ったんやし、私もシオンくんの写真ほしー」

「一枚だけね」

「ぶれたー」

「おしまい。こういう機会を逃すのが君らしいよね」

「おまけでもう一回撮れる?」

「撮れない」

「と見せかけて?」

「撮れない」


3.後日

「君の写真役に立ったよ。ありがとう」

「ペットに見せた写真?」

「そ。思い付きでもなんでも手にいれとくもんだねぇ」

「なんかよく分からんけどお疲れー」

「ほんと疲れたよ。やたら性格のキツイ奴がいてさ。すげー自分勝手で我が儘。平気で他人を陥れようとするし、知り合いは振り回す、高慢で他人を選別して見下すような、……」

「どーしたん?」

「同属嫌悪かよ……っ!」

「顔怖っ。どういうこと?」

「いや、アイツに最後に言われたことがやっと分かったというか」

「なんかよく分からんけど元気だして」

「……君よく僕と友達してるね。すげーよ」

「んー、褒めて?」

「調子乗んな」

最後まで読んで下さり、優しい言葉を下さった方、完結後にポイントまで入れて応援して下さった方、どうもありがとうございました!


この二人が出てくる本編、「束ね鬼怪奇譚」もよろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ