序章 〜新たな世界へ〜
「遅刻だ!遅刻!!!!」
俺の名前は成田 鳴。どこにでもいる普通の平凡、個性なしの高校2年生だ。今は家から離れて某私立の高校にいる。正直に言う。俺は、学校というものがとても嫌いだ。何故って今、登校しているからあと少しで分かるさ。今校門を通ったところだ。思えばこの校庭もたくさんの思い出がある。そんなことを思いながら玄関へと足を急かせる。下駄箱を開けそこにはなんと・・・とかいうイベントは無いぞ!学校指定のシューズに履きかえ教室えと足を運ぶ。教室のドアをガラリとなるやいなや
「おい、そっちにボール行ったぞ。」
「よっしゃ、このステージも難なくクリアと。」
「おい、こいつ潰そうぜ姉貴。」
などという声が至る所から聞こえてくる。そう俺がこの学校が嫌いな理由だ。分かってもらえただろうか。だから友達も作らない。俺が遅刻してきて授業に遅れているにも関わらず授業は始まっていない。先生はと言うと先程、女子生徒の取り巻きにリンチ状態にされている。そうこれが俺の通う学校なんだ。俺はと言うとのこの状況が嫌いなのでトイレにこもって自習をしている。
「おいおい、ここ本当に私立かよ。」
ついついそんな心の声が漏れてしまう。それもそのはずここは裏金で入ってくるようなやつがわんさかいる場所だ。正規の受験で受かったやつ何人いるんやら。
「やっべぇ〜もう帰りの時間じゃね。」
トイレというものは静かすぎて時間という概念を覆すものだ。自分でも驚くが今日はほとんど学校のトイレで過ごしてしまった。
「まあいい今日は帰るか。」
そこで思い出した。スーパーのタイムセールに、そう僕は限られたお小遣いで食料を確保しなくてはならない。そして俺は廊下を走っていた。すると廊下の角で何かと衝突した。ギャルゲーのイベントかよと思いながら立ち上がってぶつかったものを見ると、これもビックリ、クラス1評判が悪いが俺の理想の恋人ランキング1位の火無 小糸だ。おっとっと謝らねば
「ごめん大丈夫?」
「うん、少し痛むけど大丈夫。」
「保健室行く?」
「いいわよ。この程度の怪我。そんなことより君は何故ここに?」
それからというもの、暫く立ち話で話したあとどういう訳かカフェに連れ込まれた。そしてそこでお茶をした。それからというものその子は暫く何かあることに僕に話しかけてくる。
月日は流れ3ヶ月後・・・
季節も変わり目だ。俺はこのクソみたいな不良のふきだまりみたいな高校も悪くないと思い出した。そしてその日の全体朝礼で悲劇は起きた。
学校へ着くとみんな少しざわついていた。
「どうしたんだ?」
と挨拶替わりに火無に聞いた。すると
「先生達が今日の全体朝礼出たら百万くれるって生徒に言ってるって。」
おいおいこの学校どこまで追い込まれてるんだ。内心そう思いながら、
「で行くの?」
と聞くと、
「先生来てほしそうだし全体朝礼出るよ。けどお金は受け取らないつもり。」
「火無お前はいい奴だな。」
そんなことを言うと顔を進行方向へ向け
「じゃあ体育館行こうか。」
と言った。僕達の学校の体育館は私立ということもあってかやたらに広い。全校生徒約600人入るには充分すぎる広さだ。そんなことを考えながら火無と一緒に空いている場所に腰を下ろした。しかし、読んだはずの先生たち誰ひとりとして来ていない。代わりに壇上にはデカイスクリーンとサイドにこれもまた大きいスピーカーが置かれている。みんなは
「何かのライブかな〜。」
「先行共気が利くじゃん。」
などと言っているすると、まもなく壇上に1人の黒いフードを被った人が現れた。するとその人が男だというとこに直ぐに気付いた。なぜなら喋ったからだ。
「今から簡単に説明するこれは授業だ。だがゲームをしてもらう。単純だゲームの中に入ってゲームクリアをして欲しい。」
待て今、入ってと言わなかったか?すると1人の男子生徒が
「何なんだよ?馬鹿にしてんのか?」
と言った。その質問に黒フードの男は
「《催眠仮想空間転移計画》だ」
唐突過ぎて何を言っているのか理解出来なかった。
「授業は50分ゲーム時間では50年以内にクリアしないとゲームオーバーとなる。」
すると1人の男子生徒が睨みながら
「ゲームオーバーだとなんだ?」
と問う。その答えに当たり前だろと言わんばかりに
「死だけさ。ゲームで死ぬと現実でも死ぬ。」
もうみんな我先にと出口を目指していた。しかしもう遅かった。耳の中に不思議な音楽が流れ込んできていた。目の前がフラッシュバックのように真っ白になり
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・・・・・・ ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・
う・・・・・・ うん ・・・・・・・・・ ここは
驚くことに目の前には街の夜景が映っていた。上を見上げると満天の星空何て綺麗な場所なんだよ。後ろを向くと同じような反応をとるうちの生徒たちが見えた。そこで俺は全て悟った。
「ここが俺の新しい舞台か・・少々楽しい生活にしてくれよ神様。前の世界は最悪だったからよ。」
そんなことを言いながら自分を見下ろし何とも雑な鎧と木の剣を腰にしているだけで自分の容姿が全く変わっていないと確認し自分の短い黒髪を掻きながらこの木の上から街へと降りるであろう所の木のツタに足を掛けたのである。この物語は1人の高校生が英雄となるまでの話である。




