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呪いの人形

作者: 憂媿穎
掲載日:2026/03/18


会社の帰り道、呪いの人形を拾った。


どうして呪いの人形だって分かったかって?


それは人形のお腹の部分に油性ペンで大きく呪いの人形と書かれていたからだ。正直、こんなものを拾ったら自分の身にどんな危害が及ぶかも分からない。それでも俺はなぜか人形を放って置くことができず、なぜだか家に持って帰ってきてしまったのだった。


それから、俺の身の回りでは不可解な出来事が連続して起こるようになった。


買って置いたはずのアイスが冷蔵庫から消えていたり、夜中に急にアイスが食べたくなったり………。


一番怖かったのは昨日食べたはずのアイスを仕事帰りにまた買ってしまったことだった。


俺は怖くなって人形を手放すことにした。


しかし、俺には心配なことがあった。ここにあるのは、呪いの人形だ。そう安々と持ち主の元を離れてくれるのだろうか?


俺は不安に包まれながらも、呪いの人形に10万円という価格を設定し、メルカリに出品するのだった。



それから一ヶ月。


あれから俺は何としても呪いの人形を誰かに売るべく、写真を増やしたり、写真を撮る角度を変えたり、写真を撮る部屋を変えてみたりといった様々な工夫を凝らしてみた。しかし、呪いの人形を買いたいという人は一向に現れなかった。


きっと、これも人形の持つ呪いの力なのだろう。


ああ、俺は一体どうしたらこの人形から離れることができるのだろうか…。


悩みに悩み抜いた末、俺は最後の手段として、BOOK OFFにいき、呪いの人形を査定してもらうことにした。査定結果は30円だった。安すぎる。そうか、これも人形の呪いなのかもしれない…。ああ、恐ろしや…。


おれは逃げるようにしてBOOK OFF を後にしたのだった。



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