1話 追放
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「無能な貴様は我が王国に必要ない!」
オーランド国王オズワルド二世はこの国で勇者として召喚された黒髪の青年、黒崎祐一に対してオーランド王国からの国外追放処分を下した。罪状は勇者としての責務を全うせず技術を広めることしかしなかったというものだ。
だが黒崎はいずれこうなる事がわかっていたかの様な表情を浮かべて、オズワルド国王に向けてこう言い放つ
「そうですか...オズワルド陛下が革命で崩御し断頭台に送られる姿が見れないのはとても残念です、しかし陛下がそうおっしゃるのなら仕方ないですね、大人しく追放されされましょう」
皮肉たっぷりな発言に怒ったのか、オズワルドは顔を真っ赤にして右手に持っていた杖を地面に叩きつけ黒崎を罵倒する。
「貴様!この私を愚弄するか!」
黒崎は失望した顔を見せた後に
「愚弄ではない、ただここまで愚かだったとは思わなかっただけのことですよ陛下」
とこの場にいるオズワルド親衛隊以外の人々が思っていることをなんの躊躇もなく話す様子を見て国王の傍に控えていたオズワルド親衛隊が手に持った槍を黒崎に向ける。
「この男を王都から摘み出せ!」
「イエス・ユア・マジェスティ」
その声に呼応して黒崎に向かって槍を向けていた国王の親衛隊の一人が黒埼の腕を拘束し国境まで連行していく様を見て国王は表情に出さなかったが。
黒崎が居なくなったことでついに自身の脅威がこの国からいなくなることを確信し喜んでいた。
「これでこの国は私の物だ。誰のものでもない私の国なんだ!」
「貴様がもたらした技術などいるか!この国は私の手で発展させる!」
後日、国王が民に向けてそう宣言したその日からこの国で黒崎がもたらした技術は使用を禁止されることになったのであった。
しかし国王は気づいていなかった。
この王国で誰が一番国に対し貢献していたかを。
そして彼黒崎がいなくなったとき彼黒崎がもたらした技術を禁止してしまったことで内外問わず彼黒崎に頼りっきりだったこの国は衰退していくのだろうがそれはまだ先の話
そろそろ.....他国にも が広まったことだろう
頃合いだな.....
何が起こるって?
いずれわかるさ...君もその目で見ることになるだろうからね。
さぁ 諸君、この世界で空を支配しようじゃないか
づづく
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