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作者: Ale Kanno



小学生の時の夢は大工さんだった。

作るのが好きだったから

大きい家を建てたいから

建築に興味があったから

かっこいいから


というわけではなく

何もない所に何かを作りたかったからだ。




中学生の時の夢は画家になりたかった。

絵を描くことが好きだったから

芸術に感銘を受けたから

才能をかっこいいと思ったから

普通の仕事は嫌だったから


というわけではなく

自分の頭の中にあるものを形にしたかったからだ。




高校生の時の夢は何もなかった。

何も興味がなかったから

将来とか先のことは分からなかったから

周りもそうだったから

夢を選択する決心がなかったから


というよりも

夢をみるのが怖かったからだ。




大学生の時の夢は社会人だった。

お金を稼ぎたかったから

自立したかったから

早く親孝行をしたかったから

現実を見ることが賢いと思ったから


というよりも

そう思って枠に嵌めて

早く安心したかったからだ。



夢に希望をのせていた時


夢を現実で隠した時


夢を語れなくなった時



そして今


私は今


すがりついた今


ここで、文字を打っている。



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