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『或る狂いのエッセイ集』

『狂えばいいじゃん的、狂い』

『狂えばいいじゃん的、狂い』


  ・・・狂うなら、狂ってしまえよ、ホトトギス



人間の、どこからどこまでを、正常で、どこからどこまでを、発狂か、という定義については、自己では判断しにくいだろう。精神科でも行けば、明瞭になるかもしれないが、本当の発狂とは、病院で解決することではない狂いの様な気がする。まさに、自己探索狂いである。



発狂を恐れたことで、芥川が自殺した、という一面も、芥川の自殺の或る側面を表している様だ。しかし、自殺は様々な諸原因があってのことであった様だし、芥川は、発狂だけなら、受け入れたかもしれない。ならば、人間は、正常で居ることが、それ程辛いなら、狂えばいいじゃん、という感じである。



勿論、何も出来なくなるくらいの、狂いは、危険だが、何か調子悪いけれど、何か芸術活発だな、というくらいなら、狂えばいいじゃん、狂ってしまえよ、と思う、自己狂いなのである。生きていることが、意味の無い様に思ってしまうなら、少し狂って、正常倫理を破壊することもまた、生きる手段の一つではある、そんな狂いを、描いている。

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