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片翼天使の笑いかた  作者: 山下ケイト
3章 神々の願い
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優しいアイリス

アリスに皆の事を任せ、マルスの魔力の剣を魔銃で受ける


「まったく……今回のクイーンは何処までもお人良しだな‼️」


マルスが剣を振り抜き、弾き飛ばされるが何とか踏みとどまる


「……今回のクイーン………何度も聞いた………どーいう意味だ⁉」



魔銃を振り、右下に構える


「………まだ気付いていないのか??この世界をいつも2020年、2月に終わらせて居るのは私何だよ!!」


狂気にも似た笑顔を浮かべるマルス


「この世界はな……私が生きる事を認めないんだよ!!いつか誰かが受け入れてくれる日が来ると………何度も…………何度も…………やり直した!!だがな、もう分かったんだよ!!誰にも受け入れて貰えない存在なんだってな!!」



「そんな事はない!!」


ボクは思わず大きな声で叫ぶ


「あなたにだって!!幸せになる権利がある!!」


左手を自分の胸に当て、必死にマルスへ


「きっと、あなたも幸せになれる未来がある!!一緒に探そう……?……ね??」



「くはははははは!!私が何人殺したと思っている⁉1000や2000では済まないのだぞ!!そんな私をお前が許せるのか⁉」



…………ゆる…………せるのかな………ボクは………本当に……




「貴様の仲間を殺したのだ!!許せるはずが無いだろう!!くははははは!!」


「ボクだってプリムとエレナを殺した!!自分を許せない!!」


「ならば、私を許せるワケが無いだろう⁉」


………そうだね



ボクも、自分を許せそうにない



「……だから!!」


魔法陣を展開



時空交差クロスロード!!」


一気にマルスとの距離を詰める



「マーーーーールーーーーーースーーーーーー!!」




……………ゲボぉ……




「…………愚かな………」




アイリスの胸を貫いたマルスの剣

 


「……私は、こんな事の為にお前に力を与えたワケではないのだぞ………クイーンよ……」



マルスの瞳からあまりにも美しい涙がひと粒




……流れた



アイリスは貫いた剣による痛みに耐えながら、マルスを抱きしめる



「大丈夫……大丈夫だからね………今は辛くても………大丈夫だからね……」


マルスを抱きしめる


ごぼぉ…………


口から溢れる真っ赤な液体


「ね、マルス………今度会える時は………仲良く出来るかな……??」


抱き合ったアイリスとマルスの周りに展開される召喚陣……


「……どうかな……出来る事なら、仲良くしてもらいたい…がな……」



そっとマルスに口づけをして



「……マルス、またね♪」


シッカリとマルスを抱き締めながら



超絶地獄剣舞ヘルブレイザー!!」



アイリスとマルスの周りから、幾つもの小太刀が飛んでくる


アイリスもマルスも防ぐつもりは無い


何本もの……


剣に貫かれ……


二人はそのまま地上に落ちたのだった

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