紅い髪の少女
「くはははははは‼️いいぞ‼️それでこそヴァンパイアクイーンだ‼️」
アイリスの攻撃を受け流すマルス
アイリスが魔力をためる
「………地獄剣舞…………」
アイリスの背面に展開される巨大な召喚陣
無数の禍々しい剣達が召喚される
レナスの固有召喚、地獄剣舞
レナスが使う場合、使う剣を切り替える為に使うらしい
だがアイリスは
「………がぁ!!!!」
そのままマルスへと打ち放つ‼️
「……全く………この程度……」
マルスは無数の剣を障壁で防ぐ
「……ただの剣で私に傷を負わせら……⁉️」
その時、マルスの背後から突き刺さる1本の刀
「……ハァハァ……ただの………刀では無いのでな………」
かなり出血しているながら、力強く刀を投げたハル
「……ハァハァ………アイリス………少しだけ…手伝うぞ!!!」
ハルは魔法陣を
「……時空………交差…………」
マルスの周りに複数展開
アイリスの召喚した剣達はハルの魔法陣と魔法陣の間を繰り返し往復し
何度も何度もマルスを斬りつける
だが、致命傷には至らない
マルスの障壁が強過ぎる為だ
「……ダメ……なのか…………」
魔力が尽き、その場に倒れるハル
同時に消える魔法陣
「ハァ………ハァ…………」
息が荒くなっているアイリス
「はぁ………がっかりだな………ヴァンパイアクイーン……‼️」
マルスは右手に魔力を込めた
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「湖……この辺りに………‼️」
姫はルイステリアの北西、タバル付近の湖まで来ていた
「どこ⁉️どこにアイリスの翼が………‼️」
慌てる姫はすぐに見つけられない
「……えーちゃーん‼️」
「お姉ちゃーん‼️」
小さい女の子の声……??
辺りを見廻すと
「お姉ちゃーん!!!!!!!!」
必死に手を降る紅い髪の女の子
「あの子は………まさか…………」
すぐにその女の子の所へ降りる姫
「……く……‼️」
姫の脚から血が流れる
「お、お姉ちゃん、大丈夫⁉️」
駆け寄って来る女の子
「……大丈夫♪ねぇ、もしかしてアナタは……」
「あいりすのくろーんだよ‼️あのね‼️クロノスさまから言われてるの‼️」
すぐに建物の奥から何かを持ってくる女の子
「コレをね!アイリスさまにって‼️だからね‼️あのね‼️」
両眼にいっぱいの涙を溜めている女の子に姫は
「……ありがとう………アナタは行かないの?」
凄く優しく問い掛けた
女の子は
「うん‼️アタシはね、「アイリス様」じゃ無くて、「アリス」なんだって‼️だからね、アタシは生きてなきゃダメなんだって‼️」
笑顔で涙を溢れさせる少女をそっと抱きしめる
「……ね??お家に誰かいるの??」
「……ううん。誰もいない………でも!ご飯は作れるから‼️」
毅然とした女の子をもう一度抱きしめる
「……そこにタバルって街があるでしょ……?そこに行って「アイリスお姉ちゃんに会いたい、エレナお姉ちゃんに会いたい、シフォンお姉ちゃんに会いたい、プリムお姉ちゃんに会いたい‼️」そう言ってご覧なさい。きっと、皆が助けてくれるからね……?」
女の子から液体に入ったアイリスの翼を預かり
「……アナタ、お名前は?クロノスから貰った??」
首を横に降る紅い髪の少女
「……そっか………なら、貴方の名前はアイネよ…きっと、皆が愛してくれる音を奏でられるわ」
翼を羽ばたかせた姫
「アイネ……ぼくの名前……」
姫を見送り、強く拳を握りしめながらタバルの街へと歩き始めた紅い髪の少女でした




