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片翼天使の笑いかた  作者: 山下ケイト
3章 神々の願い
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迷宮って言ってるけどすぐに戻して貰えるんだし、問題ないよね!

全員が城の屋上に集う



「まずは説明するわね。「自らの迷宮」は、貴方達とほぼ同じ強さのモノが現れる。だから、一切手加減をしてはダメよ。手加減なんてしたら……死ぬからね……??」


エレナ、プリム、シフォンが頷く



ボクは……


頷いてはいるが、そんなに真に受けていない



ボクが全力を出せば、どんなヤツだって倒せる……


そう思っている


するとノエルが

「じゃ、始めるわよ。皆、それぞれの入り口に行ってね…」



入り口と思われる鏡のような物が4つ出現した


「じゃ、アタシの監視お願いね♪ヒャッハー♪」


「任せるヒャッハー!!」



「プリムの事、お願いしますです♪」



「おう!!義妹いもうとを死なせるワケ無いだろ!!」


「大丈夫だ。シフォンの事はしっかり観ている。安心して行って来い!」


ハルは真っ直ぐにシフォンを見つめる



「……はい!!行ってきます!!」



「……ねぇ、アイリス……?」


姫が心配そうな顔で訊ねて来た


「あなた……自分の幸せって……考えた事ある…??」


……え??


何を言われているのか解らない


「自分の事よ??誰かの事じゃなくて、貴女自身の事。考えてる??」



姫に言われて気付いた



……そういえば、いつも誰かを助けたいと思ってた気がする……アタシ自身の事なんて、考えた事無いかも……


姫がとても優しい顔で笑う


「……ホント、アイリスは何処まで優しいんだか…♪……貴方の事、シッカリ観てるから安心して全力出して来なさい♪」


……姫はとてもとても優しい笑顔だ


だけど……



……なんで、悲しそうに見えるんだろ



「じゃあ、皆!!行ってらっしゃい‼️」


ノエルの魔力が強くなり、ぼく達はそれぞれの迷宮へ吸い込まれた



姫の笑顔が、泣き顔に変わって行くように感じながら…………

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