迷宮って言ってるけどすぐに戻して貰えるんだし、問題ないよね!
全員が城の屋上に集う
「まずは説明するわね。「自らの迷宮」は、貴方達とほぼ同じ強さのモノが現れる。だから、一切手加減をしてはダメよ。手加減なんてしたら……死ぬからね……??」
エレナ、プリム、シフォンが頷く
ボクは……
頷いてはいるが、そんなに真に受けていない
ボクが全力を出せば、どんなヤツだって倒せる……
そう思っている
するとノエルが
「じゃ、始めるわよ。皆、それぞれの入り口に行ってね…」
入り口と思われる鏡のような物が4つ出現した
「じゃ、アタシの監視お願いね♪ヒャッハー♪」
「任せるヒャッハー!!」
「プリムの事、お願いしますです♪」
「おう!!義妹を死なせるワケ無いだろ!!」
「大丈夫だ。シフォンの事はしっかり観ている。安心して行って来い!」
ハルは真っ直ぐにシフォンを見つめる
「……はい!!行ってきます!!」
「……ねぇ、アイリス……?」
姫が心配そうな顔で訊ねて来た
「あなた……自分の幸せって……考えた事ある…??」
……え??
何を言われているのか解らない
「自分の事よ??誰かの事じゃなくて、貴女自身の事。考えてる??」
姫に言われて気付いた
……そういえば、いつも誰かを助けたいと思ってた気がする……アタシ自身の事なんて、考えた事無いかも……
姫がとても優しい顔で笑う
「……ホント、アイリスは何処まで優しいんだか…♪……貴方の事、シッカリ観てるから安心して全力出して来なさい♪」
……姫はとてもとても優しい笑顔だ
だけど……
……なんで、悲しそうに見えるんだろ
「じゃあ、皆!!行ってらっしゃい‼️」
ノエルの魔力が強くなり、ぼく達はそれぞれの迷宮へ吸い込まれた
姫の笑顔が、泣き顔に変わって行くように感じながら…………




