表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
片翼天使の笑いかた  作者: 山下ケイト
3章 神々の願い
73/93

ルイステリアに何も起きて無かったなら

「あ〜あ〜……(´∀`;)」


レナスと姫の夫婦喧嘩が終わった屋上に来たアイリス達は



ボッコボコになっている屋上とレナス



そしてバチバチ火花を散らすハルと姫



「だ!か!ら!レナスは私と結婚したの‼ヽ(`Д´#)ノ」


「別に離婚すれば何の問題もないでしょ〜( ̄∀ ̄*)」


新妻VS幼馴染み


ギャーギャー!!言ってる姫


「結婚したって言ってもつい最近でしょ〜??レナスが皮被ってる時の事も知らないく、せ、に♪」



アイリス、エレナ、プリム、シフォンが固まる



(ヤバい……ボク達知ってる……!!)


(で、でもアレは保護したからであって〜……)



(で、ですです!!何も悪い事はしてな………(/°ロ°\))



全員の顔から血の気が引く


しかし、1番顔色が悪いのはシフォン



思わず跪き


(ヤッちゃった……アタシ………)



※気になる方はノクターンの「片翼天使の裏の顔」をお読みくださいね♪



「だったら今のレナスの知ってるのはアタシだけでしょー!!ι(`ロ´)ノムキー」


あ、確かにwww


少し気持ちが軽くなるアイリス達4人



「……くっ!!た、確かに今は知らないな……だったら今ここで!!( • ̀ω•́ )✧」


ボッコボコになって倒れているレナスの元に走るハル



「ちょ‼ハルさん!!流石にそれは!!」



慌てて止めようとするアイリス達だが、魔法によりすり抜けられてしまう



すでにレナスの目前


「これで!!」



ハルが手を伸ばした瞬間



「……わりぃな……」


レナスは鞘に入ったままの大剣をハルの前に立て、動きを牽制した



慌てて距離を取るハル



「レナス、意識が無かったはずなのに……!!なんで目が覚めるの!!」



ハルが悔しそうに叫ぶとレナスが何とか起き上がり



「俺は姫の旦那だ。そして、姫は俺の大切な奥さんなんだ。わりぃな、そこは譲れないんだ(˶ᵔ ᵔ˶)」



ボロボロだが、とてもイイ顔で笑うレナス


「……あぁ、もう!!もっと早く告白しとけば良かった!!ε٩(๑> <)۶з」


すぐに姫を睨むハル


そして


「アタシが惚れた男をオトしたんだから、シッカリ掴まえて置きなさいよ!!じゃないといつでも寝取りに来てやるんだらね!!」




姫に向かってビシッ!!と指を指しながら言い放ったハル



姫はクスッ♪と笑い


「なんなら、いつでも誘惑してもイイよ??レナスがうんって言ったらいつでも持って行きなさいな♪」



姫の自信スゲー!!Σ(´⊙ω⊙`)


アイリス、エレナ、シフォンが驚いていると



「ぢゃ、レナス。プリムと一緒にご飯を作るのですよ(๑^᎑^๑)♡」



「あ、うん」


「コレでレナスはプリムのなのですよぉ〜(ฅ∀<`๑)テヘッ♡」



ちょっと待てそこの小悪魔ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!(╬⊙д⊙)www



その場にいる全員がツッコむ




身長が180cmを超えるレナスと140cm程のプリム



その二人が手を繋いで笑顔で話をながら夕暮れ時にお城の扉に向かって歩いて行く



「……姫はプリムの事、嫌い??」


エレナが扉に向かう2人を見つめながら姫に訊く



「……嫌いなワケないでしょ……あんなに素直で可愛い子……それに、ちゃんと親の愛を知らないのに……あんなに強い子……」



姫は涙を拭い、レナスとプリムの元へ走る


「コラ!!レナス!!幼女を誘拐すんな‼ヽ(`Д´#)ノ」


そう言いながら、プリムの空いている右手と自分の左手を繋ぐ



「……コレは勝てないよなぁ……」


3人の後ろ姿を見ながらハルが呟いた



アイリス、エレナ、シフォンもそう感じた




「きっとルイステリアで何も無くて………予定通りにレナスと姫が結婚してたらさ……」




……もう、プリムと同じ位の子供がいてもおかしくないんだもんね……


くるっとプリムが振り返る


「アイリス〜!!エレナ〜!!シフォン〜!!ハル〜!!皆も一緒にご飯のお手伝いするのですよぉ〜!!(*´∇`*)」



4人は思わず笑顔になった



「は〜い!!すぐ行くよぉ〜!!」


アイリスが手を振る


プリムはもう一度レナス達と手を繋ぎ、城の中に入って行った


「改めて、ルイステリアにようこそ。ハル」



右の拳を出すアイリス



「ありがとう。コレからヨロシクね♪」



拳と拳を合わせようすると、もう2つの拳がやって来た



「あたし達も、ね?(˶ᵔ ᵔ˶)」


夕陽の中、拳を合わせる4人



「さて、プリムに怒られる前にお手伝いしに行きますか♪」



エレナに促され、お城の中に戻るのでした

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ