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片翼天使の笑いかた  作者: 山下ケイト
3章 神々の願い
66/93

ボクがやるべき事

皆で食事した翌日



エレナとプリムは予約が入っているお弁当を届ける為に出掛けて行った


シフォンはお城でレナスと一緒に情報収集中


もしかしたら魔界でもマルスの目撃情報があるかもしれないからだ



そしてボクは……




郊外の山に来ている


住宅はあるが、まだ誰も入居していない


ココなら誰かに見られる事も無い



ココに来る前にシフォンと一緒に城へ行き、レナスに血を吸わせて貰った


魔力は十分にある



今までボクが血を吸ったのは……


エレナお姉ちゃん、プリム、シフォン、姫、レナス……



そして、本当のお姉ちゃん……



銀翼の守護者と呼ばれたお姉ちゃん


意識を集中する

「……守護者フリーダム!!」



目の前に召喚陣が展開される


ゆっくりと姿を現す



「……白く……ない……??」


確かに形は守護者フリーダムに似ている


だが、色が……


「これ、ジャスティスじゃね!?(꒪ꇴ꒪ ; )笑」



アイリスの瞳や髪と同じ紅。


「………紅いと言う事は………3倍の速度で移動出来ると言う事だな!?( • ̀ω•́ )✧」


「そーゆーものなのですかぁ〜(*ơ ᎑ ơ )??」


いきなり後ろから聞こえた声にビクゥッΣ(゜ω゜ノ)ノっとなるアイリス


「おおおおお姉ちゃん⁉プリム⁉(꒪ꇴ꒪ ; )」


そこにはニコニコしているエレナとプリムが立っていた



「何か試すんだろーと思ったよꉂꉂ(ˊᗜˋ*)笑」


腕組みをしながらコロコロと笑うエレナとクスクス笑うプリム



「なんでココにいるの!?お弁当の配達は!?」


「お昼用のお弁当なんだ。そりゃお昼前に届けなきゃダメだろ?ꉂꉂ˖笑˖(ˊᗜˋ*)それに、配達の途中でアイリスがコッチに歩いてるの見かけたからね〜♪」



……見られていたとわ……(-∀-;)



「想像してた守護者フリーダムと違うのです〜。もっと大っきいと思ったのですよ〜」


プリムは約4mほどの機体の周りをクルクル回って眺めている



「そっか、プリムは奴隷だったから新聞とか見てないんだもんな。アイリスの本当のお姉さんが召喚してたのもコレくらいの大きさだったよ」



ほへ〜と言う感じの表情をしながら足元で見上げるプリム


「カッコイイのです!!(´。✪ω✪。`)✨」


ありがと(˶ᵔ ᵔ˶)


エレナがアイリスの横に歩いて来た



「で、なんでわざわざこんなトコで召喚したの??お城の庭でも被害出ないじゃない(੭ ᐕ)?」


横からアイリスを覗き込む


アイリスは少し恥ずかしそうに


「……もしも、お姉ちゃんの守護者フリーダムが召喚出来たら……泣いちゃうかも知れないから……(⁄ฅฅ⁄⁄)」


アイリスは両手で顔を隠しているが、耳が真っ赤だ


「泣いたってアタシ達が笑うと思う??もう家族と同じなんだから、ね?」


「なのです!!(˶ᵔ ᵔ˶)」



「でも、結局お姉ちゃんの守護者フリーダムは召喚出来なかったなぁ……」


少し寂しそうに俯く


すると……


「アイリス!!ココ!!何か書いてあるのです!!」


プリムが大きな声を出した


急いでプリムの元に走る



コレは……


そこには


アイリスへ

自分で気付いて無いと思うけど、アナタの能力は凄いよ?

私が作ってあげた魔銃、魔力を弾にするだけの物だったのにアイリスは剣にもして見せたでしょ?

それに、私の血を吸った後なら教えた魔法をすぐに使えるようになった

きっとアイリスは、私よりも強くなれる

だから、アイリス用にこの子を創ったよ


お姉ちゃんより




「……あ!!プリム!!あと1軒配達残ってたんだ!!行くよ!!」


「え⁉え⁉⁽⁽◞(꒪ᴗ̵̍꒪=꒪ᴗ̵̍꒪)◟⁾⁾確かに全部配達したはずなの…………でーーーすーーーーよーーーーーー⁉⁉⁉」(`ω´* )o―< o―д-)oズリズリ



……ありがと、お姉ちゃん




エレナとプリムに背中を向けたまま、静かに涙を流す



遠くで車のエンジンが掛かる音が聞こえた



……もう大丈夫だ…………



「……お姉ちゃん……お姉ちゃん………おねぇちゃーーん!!!!」


紅い機体の足にしがみつき、まるで母親を見つけた迷子のように泣きじゃくるアイリス


「……なんで……なんで……あんな事になったの……??なんで街は襲われたの……??ヒック…ヒック……」



ゆっくりと、紅い機体の腕がアイリスの頭を優しく撫でる


「え⁉ボクは何もしてないのに⁉」


数回撫でた後、手で何かを押す様な仕草をした



「……少し下がれって事……かな??」


2、3歩下がると、紅い機体はゆっくりと跪いた



「アイリス、大きくなったね」


「!?!?!?!?お姉ちゃん⁉」


何が起きているのか分からない



「お誕生日おめでとう!へっへ〜♪アイリスが15歳になった日にあげようと思って創ったんだぞ〜♪カッコイイだろ〜ꉂꉂ(๑˃∀˂๑)アハハハ」



「うん……うん……カッコイイ…………ヒック……えぐっ……!!」


「これからビシビシ鍛えて二人で街、護るんだから覚悟しなさいよ!!♪」



そこで音声は終わっていた


「お姉ちゃん…………お姉ちゃん…………」



紅い機体の目が光り、何かの映像を投影し始めた



……コレは……あの日の映像⁉



映し出されたのは、アイリスの翼が斬られた日


……お姉ちゃんが殺された日……



逃げ惑う街の人達


襲い掛かるモンスター


盗賊


…………天使??


この天使、街の人達だ!!

皆、凄く優しい人達だったのに……


…………??


皆の様子がおかしい


音声は無いが、魔法を使う事や剣を使っているのに、口元は「嫌だ!!こんな事したくない!!やめてくれ!!」そう動いている



操られてる!!!!


「ねえ!君!どこからこの争いが始まったか分かるかな⁉」


プシューという音と共に、映像が巻き戻り始める




そして止まった映像には、中央広場に立つローブのフードをシッカリと被った何者か



「……ゆっくり再生して…?」


風でフードが揺れる度、ソイツの口元が見え隠れする 


…………何か言ってる…………?




「つ…く……せ……?ごめん!!口元をアップにして、もう一度見せて!!」



映像は戻り、口元のみのアップになる


「ま……え……は……こ……の……ち……か……ら……で……こ……ろ……し……つ……く……せ……⁉」


恐らく最初は切れてしまっているのだろうが……


「お前はこの力で殺し尽くせ」


だと思う


でも…このセリフはボクが転生する時に言われた言葉だ!!


……なんでコイツは同じセリフを吐く⁉


そのまま映像を見ていると、爆風で男のフードが外れた



「……マルス…………!!!!」



マルスが何かの魔法と召喚陣を展開する



魔法は瞬間的に拡がったようだ


召喚陣からは……モンスター


そして、盗賊の服を着たアンデッド




「……街の人達が………家から出てくる………」


そこからは殺し合い



それをニヤニヤしながら見ているマルス



「お前のせいで…………お姉ちゃんは…………!!!!」


そこで映像は切れていた


……恐らく、お姉ちゃんが斬られたのだろう……




「……見せてくれてありがと。ボクがやるべき事が分かったよ……」



マルス……絶対に許さない……

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