魔力炉の再起動
朝食を終え、出掛ける支度をした6人。
「じゃ、行こうか♪」
皆で馬車に荷物を積んでいると
「おまたせしました。こちら、6人分のお弁当ですよ(´,,•ω•,,)」
と、リリスがお弁当を持ってきてくれた
だが
シフォンがムスッとしている
「あ、あの、シフォン様…お弁当はいりませんでしたか…??(A;´・ω・)アセアセ」
どうしたらイイか分からなそうだ
エレナは優しく笑いながら
「どうしてシフォンがムスッとしてるか分かる??」と聞くと
「…皆さんで釣りなどをして食べようと思っていたからでしょうか…??」
アイリスが笑いながら
「あはは♪シフォンは6人分なのが気に入らないんだよね?w」
リリスが(。´・ω・)?となっている
「だ!か!ら!なんでリリスの分が無いの!?一緒に行くの!!!ヾ(*`Д´*)ノ"」
リリスは(๑• . •๑)キョトン?となっている
「皆で少しずつ分ければ一人分なんてヨユーだよね(,,>᎑<,,)だから、乗って?リリス♪」
「え?え?」
クリスがリリスの手を掴み、馬車に乗せた
「ぢゃ、しゅっぱ〜つ!٩( ^ω^ )و」
平らに慣らされた道をのんびり進む馬車
街の中には色んな店が並んでいる
「ルイステリアって凄いよねぇ〜…色んな技術が最先端……って!!アイリス!シフォン!!アレ見て!!!」
エレナが急に叫ぶので慌てて前に顔を出す
「ほら!!アレ!アレ!!!」
エレナが指を指した先にあったのは、前に2つの目のような物が着いていて、その次に6人程が乗れそうな座席
さらに後ろに荷台が付いていて
…タイヤも付いている
エレナ、アイリス、シフォンが叫ぶ
「車ぁーーーー!?!?Σ٩(๑⊙Δ⊙๑)۶」
姫は不思議そうな顔をしている
「えと、ルイステリアでは普通なんですが…(A;´・ω・)アセアセ…違うのですか???」
6人乗れるであろう座席、さらに荷台まで付いている
「ねえ、姫??アレも魔力で動くの??」
アイリスが尋ねると
「もちろん♪あまり速くないけど、馬車よりは速いと思うよ(。˃ ᵕ ˂。)」
エレナ、アイリス、シフォンは顔を見合わせる
そして無言で頷く3人
「ちゃんとあげますから、盗む計画はやめなさいwww」
Σ(`艸´;)ハッ!!
姫にバレて「えへへ〜( ˶˘꒳˘˵ )」となる3人
が、
「…でもなぁ…この子達もいるしなぁ…」
アイリスは馬車を引いてくれている馬達のお尻を触る
「2台にしてもイイかもね♪」
そだね♪
検討しようね*´ω`*
そうこうしてる間に第1魔力炉に到着
見た目は破損している感じは無い
馬車を停め、魔力炉を確認しているレナスの元へ向かう
「レナス、どお??」
覗き込むアイリス
「…これなら再起動出来るかもしれないな…!」
そう言って振り返ったレナスの目の前には、前かがみになって覗き込んでいるアイリスの胸元があった
思わず見てしまうレナス
…小さくても、あるんだよなぁ…
すぐに魔力炉の方に向き直り、何かいぢっているレナス
「…よし!!コレで…」
姫から鍵を貰うと、1箇所だけ開いている穴に鍵差し込む
「頼むぞぉ…」
レナスが鍵を回す
……フィーー
何かが回る音とともに、魔力炉が青く光り始めた
「再起動出来た!!やった!!!٩(´,,>∀<,,)۶」
皆で喜ぶ
「もしかしたら、他の魔力炉も動くかも知れないね!!早く行こう(* ॑꒳ ॑* )」
アイリスの言葉に頷く一行
第2、第3、第4
問題無く再起動出来た
「これで後は第5魔力炉だけだね♪起動出来ればイイね♪」
クリスは楽しそうだ
この感じなら、最後の1基もきっと…
何だかんだでかなり時間は掛かっている
もうすぐ日が暮れてしまいそうだ
「…今日はここまでにして、明日、最後の1基を見にい」
馬車の目の前を糸のような光りが横切る
「!?皆!!馬車から降りて!!!」
そのアイリスの声ですぐに馬車から飛び降りた7人
次の瞬間
チュシュン…
馬車は跡形も無く消えてしまった
「全員無事!?ケガはない!?」
エレナが叫ぶ
「だ、大丈夫!!」
「コッチも大丈夫!!…なに…??今の…??」
全員が周りを警戒している
「…ほう??中々イイ反応をするのだな??」
全員が一斉に声がした方向
…上空に顔を向ける
そこには翼も生えていないのに空中に浮かぶ男がいた
ゆっくりと降りてくる男
「なるほど、確かに中身は紅玉ではないようだ。」
男は姫を見ながらそう言った
…なに…?コイツ…魔力が…異常だ…!!
全員が同じ事を考えていた
男
「確かに反応はイイが、弱いな。私が手を出すまでもあるまい…」
召喚陣を展開する男
だが、男の前に走って行く1人の影
「お待ちください!!!マルス様!!!」
男の前で叫ぶリリス
…マルス!?
「ソイツがマルスだと!?俺が知ってる奴はもっと年寄りだったぞ!!」
レナスが叫ぶ
マルス?
「…お前は誰だ??なぜ私の名前を知っている??」
召喚陣の展開を止め、リリスに話かける
「…私は、ここから北西にある、アナタ様のお屋敷で働かせて頂いておりました…リリスです。」
北西の…屋敷……??
「!?まさか!?リリス!!あなた、あの日記のメイド!?!?」
エレナが叫ぶ
「マルス様…私はあの時、身分の差からしっかりアナタ様の目を見て言う事が出来なかった事が心残りで仕方ありませんでした…アナタに何度も愛して頂いたのに…だから、私は」
マルス
「どの女だ?」
!!!!!
「…え??わ、私は…リリスです!!」
マルス
「女の名前などいちいち覚えてないのでな。目障りだ。」
信じられないという顔をしたまま立ち尽くすリリスに向けて手を構えたマルス
マルス
「安心しろ、魂ごと消してやろう」
「やめろーーーーーー!!!!!!」
走ってリリスの前に行こうとするアイリス
だが、リリスが障壁を張った為にリリスの前には辿り着けなかった
「リリス!!!!」
マルスが放った魔法に飲み込まれる直前に、リリスはアイリスを見つめて
「ありがとう…ちゃんと、言えたよ?(.•᎑•.)」
そう言って消えてしまった
……リリス…リリス…!!!
「キサマーーーー!!!!」
1番に飛び出したのはレナス
全力で大剣を振り下ろす!!
しかし
「…この程度か…」
マルスが張った障壁に防がれてしまう
マルスがレナスに対して行う反撃は
デコピン
レナスの体にデコピンをした
レナスは一気に吹き飛ばされる
レナス!!!
アイリスはレナスを受け止め、なんとか踏み止まった
「大丈夫!?レナス!?」
「…あ、ああ…でも…コレは…ヤバい…みろ…」
アイリスがマルスの方を見ると、すでに倒れたエレナ、プリム、シフォン、姫の姿が見えた
「…あの野郎…!!」
ゾワッとしたアイリス
「…アイリス、今のお前じゃダメだ。俺の一撃も通らなかった…だから…俺の血を吸え!!暴走したら…なんとかしてやるから!!吸え!!!」
アイリスは…覚悟を決めた
レナスの首に噛み付く
「…多めに吸わせて貰うね…レナス」
アイリスの目からはリリスの事を思ってか、涙が溢れている
一口血を吸う度に体が熱くなる
マルス
「…ふむ、少しは楽しめるかな…??」
アイリスは魔銃を抜き、ブレードを展開
フゥ…フゥ…!!
歯を食いしばりながらマルスに踏み込む
「うおおおおおおおおおおお!!!」
マルスの間合いまで一気に踏み込んたアイリス
ブレードをスピードを上手く使いそのまま振り下ろす
マルス
「……コレは…なかなかですね?」
マルスの障壁を破り、右肩に深々とめり込んだアイリスのブレード
「アイリス!!そのままヤッて!!!」
姫が叫ぶが、アイリスのブレードはそれ以上動くことは無かった
マルス
「…さて、もういいでしょう??」
アイリスの顔面を掴み、投げ飛ばす
家を3軒程貫いてアイリスは止まった
マルス
「…さて、まぁ面白かったですよ。…暴走しなければ…ね?」
そのまま姿を消したマルス
瀕死の5人
「…あ、アイリス…」
全員が必死に立ち上がり、アイリスの元へ
しかし、そこにいたのは
「ぐがぁぅ…!!!」
完全に暴走しているアイリスだった




