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片翼天使の笑いかた  作者: 山下ケイト
2章 ルイステリア
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過去最多量の吸血

みんなでアニメを見ながら他愛ない話をしている



「そういえば、魔法ってイメージがしっかりしてれば詠唱無しで使えるよね…??」


唐突にアイリスが呟いた



「確かに出来るけど、そ〜と〜使い込まないと出来ないよ(。´・ω・)?」

身体強化フィンバースしか使えないシフォンは小さい頃から使っているから出来るようだ


「俺は召喚は名前呼ぶけど、魔法の場合は何も言わないで出来るぞ?」


…アンタ魔王だからな…!!www



「アタシは土女神囁シンキポトアだけは出来るかな…」


エレナが答えた



「やっぱイメージなんだろうな…よし、さっきのイメージして…あ、その前に誰かちょっと吸わせて♪」


と、アイリスが頼むと

「ボクの吸ってイイよ♪封印の魔法が発動するまでは他の魔法使えないから*´ω`*」


と、言うとアイリスの近くに歩ってくるクリス


ありがと♪


カプッ


プリムにするように、いつも通りの吸血を始める


「ちょ!!こんなに…ゾクゾク…するの…!?」


一気に呼吸が荒くなる



「ご、ごめん。いつもプリムにしてるようにしたんだけど…刺激が強かったかな…?(´∀`;)」



ふるふると首を振るクリス


「…クセになりそう…♡」


何か言った気がしたけど、よく聞こえなかった…




「よっし!!リミッター外れたし、いっちょやってみっかぁ!!( • ̀ω•́ )✧」


肩をクルクルと回しながら、窓を開け放つアイリス


「…すぅ…はぁ… エクスプロー」



「アホかーーーーー!!!!!(╬⊙д⊙)」


全員に全力で止められるアイリス


「な、なんで!?出ないかも知れないじゃん!!!」



…はい?(╬⊙д⊙)



「アイリスの場合は出ちゃう可能性の方が高いの!!!!しかも今見たばっかだからイメージしやすいんだからダメ!!!ヽ(`Д´#)ノ」



(๑•́ ₃ •̀๑)ショボン



「あれ…?ねぇアイリス??クリスの魔力、減ってない??」


姫がクリスを見ながら言った



「あ、いつものクセでちょっと吸っちゃったかも…ごめんね、クリス…?大丈夫…??」


アイリスはクリスに近付き、様子を確認している



「だ、大丈夫だよ♪ちょっと魔法が発動するまでの時間がかかるだけだから(´,,•ω•,,)」



…ん??発動まで時間がかかる…??


「アイリス!!( • ̀ω•́ )✧」


急に後ろから呼ばれてちょっとびっくりしながら


「な、なに!?お姉ちゃん!?(^_^;)」


「(ΦωΦ)フフフ・・吸ってしまえ…( • ̀ω•́ )✧クリスの魔力、ギリギリまで吸ってしまえば明日1日はクリスと遊べるかもしれない…!!!( • ̀ω•́ )✧」



皆が「確かに…」という顔つきになる



「え、いや、さっきのでもう…結構限界…:(´ºωº`):」


少しずつ後ろに下がるクリス



「…大丈夫…プリムはみんなに見てもらうの好きって言ってたよ…(`☆ω☆´)キュピーン」




後ろから姫に捕まえられるクリス


ジリジリと近寄ってくるアイリス


…目がマヂだ…((((;°Д°;))))カタカタ


「いや、あのね…実は、入れ替わった段階ですでに体が火照っててね、でね、そのね、さっきのでふでにお股がそのね」



カプッ♡

一度舌なめずりをしたアイリスは容赦なく噛み付く


「ちょっ…ダメ…ホントに……ん…♡もう足に力が…はいらにゃい…のぉ…♡」



姫が後ろで支えながらソファに座らせると、そのまま横になってしまったクリス



「はぁ…はぁ…♡何か来ちゃいそう…なの…怖いよぉ……ん♡」


小さな痙攣を繰り返すクリスの首から一度口を離し、優しくキスをするアイリス



「…大丈夫…♡あたしを信じて…?」


もう、すぐにでも弾けてしまいそうな切ない表情を浮かべながら頷くクリス


もう一度、優しく首に噛み付く


「………ん!!♡」


そのままゆっくりと吸血を続け


クリスの体が大きく痙攣するまではそう時間はかからなかった



クリスの荒くなった呼吸が落ち着くまで、優しく抱き締めていたアイリス



クリスの頭を撫で



「…コレで、明日はみんなと一緒にお出掛け出来るね♪ちょっと吸いすぎちゃったから、眠いでしょ??運んであげるから、このまま寝てイイよ…♡」




アイリスがキスをすると、そのままクリスは眠ってしまった




「全く、お姉ちゃんはいきなりなんだから…!ε٩(๑> <)۶з」


流石にここまで吸血、そして魔力吸収をした事は無い


クリスの体、つまりプリムの体にはいつもかなりの量の魔力が存在している


しかも魔法を発動させる為に溜めている状態なら尚更だ



「もう…アタシの体も火照って来ちゃったじゃない…」



その時、姫が


「ね、ねぇ、アイリス??ちょっと…全力出せるようにしてくれる??」



(。´・ω・)?いいけど…


いつものように、斬られた翼を魔力の翼で展開する


「…え??え???」



みんなも変化に驚いたが、1番驚いたのはアイリス自身だ



今まで、魔力の黒い翼とは言っても切れた部分から魔力が漏れ出ているような見た目だった



だが今は、はっきりとした形を持った黒い翼が生えているように見える



「もしかしたら、ヴァンパイアクイーンの力って…」


姫が何か考えているようだ



「と、とりあえず今日はそろそろ寝よう?明日はクリスも一緒に街の探索と魔力炉の確認だし♪ね♪」



そう言うとアイリスはクリスを抱いて寝室へ向かう



すでに片付けはほとんど終わっており、皆のグラスが残っているくらいだ。



リリスが後はやってくれるというので、悪いとは思ったがクリスの事も心配なのでお言葉に甘える事にしたエレナとシフォン



寝室に戻ると、クリスがベッドに横になっているが…



…アイリスの姿がない…!!


部屋の中で無いもの…


魔銃がない!!!!



「シフォン!!姫たちに屋上に来るように言って来て!!アタシは先に行くから!!」


「分かった!!」



すぐに屋上へと走るエレナ


屋上への階段を駆け登り、ドアを開くと



「う……うぅ………」



魔銃を握りしめたまま蹲っているアイリスがすぐに目に飛び込んで来た



「アイリス!!」


すぐに近寄ろうとしたエレナに


「来ちゃダメ!!…離れてて!!!」



すぐにブレーキをかけたエレナ



「どうした!?っ!?なんだこの魔力の量…俺並…いや、俺以上じゃないのか!?」


シフォンと姫と一緒に走って来たレナスが驚く


シフォン

「でもこの魔力…クリスの魔力とアイリスの魔力を合わせても全然足りないよね!?なんでこんなに…」


「分からない…でも、この魔力…抑えきれるの!?アイリスの体がもう!!」




その時、何とか立ち上がるアイリス



上空に向けて銃を構え、有り余る魔力を流し込んで行く


…ヤバイ…魔力が強すぎる…!!!



1発だけで済むと思ったのに…!!



お願い、「ある程度の威力」で済んで…!!!



魔銃の耐久力、ギリギリまで溜めた魔力を上空に何度も撃ち続ける



相当な威力の魔力を連射しているが、まだ魔力は落ち着かない



「……なあ、姫…あの1発…障壁で何発まで耐える自信がある???」



変な汗を垂らしながらレナスが聞く


姫は

「…今のアタシじゃ2発目で蒸発するわよ…」



「俺はもって5発だ…」



…この2人ですら敵わない威力の魔力…



やっとアイリスの魔力が落ち着いたようだ



「はぁ…はぁ……」


駆け寄る姫にアイリスは


「…ごめん。今まで、こんなに吸血した事無かったから…暴走しそうだった…」




アイリスをギュッと抱きしめると


「…大丈夫。ゆっくり受け入れて行きましょう?」



ヴァンパイアクイーンの能力…まだ謎が多そうだ

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