シフォンロール
お城へと向かいながら
「結婚かぁ〜…前の世界でもした事無いんだよね〜…」
アイリスは端末の入力で少し凝った肩をほぐす為に大きくのびをしながら言った
「ってか、この中で結婚した事ある人いるの??www」
笑いながら言うシフォンだが、申し訳無さそうに手を挙げる裏切り者が1人だけいた
…エレナだ。
「うっそ!?!?!?Σ(ŎдŎ|||)ノノ」
物凄い勢いで飛び上がった3人
「なんでそんなに驚くんだよ〜〜〜!!ヾノ。ÒㅅÓ)ノシ」
怒りながら両手をバタバタさせるエレナの姿がなかなか可愛い
するとプリムが
「でも、確かに面倒見がイイですぅ〜♪子供がいたの???」
ちょっと間があってから
「…出来たかもなぁ〜…って所で死んじゃった( ・ᴗ・ก;)Շ^」
あの事故で…
シフォン
「そっかぁ…なら、コッチで産むしかないね!( • ̀ω•́ )✧」
エレナ
「まずは相手だがな!( • ̀ω•́ )✧」
などと話をしながら歩いていると、少し先に城門が見えてきた
…城門は開けたまま、静かに4人を待っている
その光景を見たシフォンは
「…やっと、開けておいても大丈夫になったんだね…(´;ω;`)」
ポロポロと涙を流す
…本当に優しい子だ…
きっと、今までお城の中から出られなかった姫と、彷徨っていた魂、夜にしか動けなくなってしまった住人達
全ての事を考えて流れている、とてもキレイな涙
エレナはそっと抱きしめた
「…さ、2人が待ってる♪行こう♪」
城門をくぐり、大扉の前に着くとリリスが待っていてくれた。
メイド服の裾が少し汚れているのが少し気になったが、案内された部屋。
そこは今朝、朝食を食べた部屋だ。
扉を開けると
わぁ…!
思わず声が漏れた4人
部屋の両側にある棚の上一面に、クリスタルになったアイリスの花束が花瓶に飾ってあった
テーブルにも細い花瓶を使い何輪かづつ飾られている
「可愛い〜!!!(´。✪ω✪。`)✨」
窓が開けられている為、外からの優しい風がアイリスの花をゆっくり揺らす
部屋の灯りが花びらに反射してキラキラと輝いている
「勝手な事をして申し訳ありません。いつもは住人達がお城へと来てしまうので採りに行けなかったのですが、今日は皆さんのお陰で採る事が出来ました。ありがとうございます♪」
リリスは謝りながらも嬉しそうだ
「すぐに食事をお持ちしますね(⁎˃ᴗ˂)」
そう言うと、スキップを始めそうな感じで部屋を出て行った
「嬉しかったんだろうね♪」
「そりゃ、サプライズしてみたら、わぁ〜!!可愛い〜!!!って言われたら嬉しいに決まってるでしょ♪」
「ですですぅ〜(* ॑꒳ ॑* )」
アイリス、シフォン、プリムが言った
そしてエレナは
「姫とレナスはまだかな??」
新郎新婦の事を気にしていた。
すると
カチャッと、ドアの開く音
「ごめん、お待たせ♪」
「待たせて済まない」
やっときた♪
細長いテーブルの両方にいくつも椅子が並んでおり、端と端に1つづつ椅子が置かれた貴族特有のテーブル
が、みんな対面に座り食事を始める
2人にギルドからすぐに連絡があり、友好的な事を伝えたり、途中でシフォンが泣いてたりなど色んな話をしながら食事をした
すると姫が口元を拭きながらリリスに言った
「リリス、お風呂から出たら皆でお酒を呑みましょう?もちろん、アナタも一緒に座ってね♪」
リリスは驚いた顔をしながら
「わ、私もですか!?しかし、私はドールなのでお酒など飲めません…」
姫が
「いいの。一緒にいて、お話しよ♪」
少し困った顔をしていたリリスだが、すぐに笑顔になり
「はい!!では、お酒とオツマミを用意して置きますね!!(⁎˃ᴗ˂)」
すぐに常温で保存されていたお酒をテーブルに用意してから
「では、オツマミの用意してきます!!」
まさに高速。
何の淀みも無くギアチェンジをして一気に加速したリリス
エレナが
「こりゃ早くお風呂入らなきゃwww」
だねwww
皆で笑う
女子5人が出て行こうとするが、レナスは動かない。
だが、気にはしているようだ
その様子を見ていたアイリスが
「…覗くなよ♪レナスwww」
と言うと
「あ、大丈夫。もし覗いたとしても、ちっぱいは目に入らないからあんし」
次の瞬間
ポン!
という音とほぼ同時にレナスが吹き飛ぶ
最後はゴロゴロと転がりながら壁にぶつかり停止した
レナスがいたはずの場所にはハイキックの体制で止まったアイリス
そして、昇○拳を終えて着地するシフォンがいた
2人の視線の先にはボロボロになったレナスがいる
「何!?なにがあったの!?(ºωº;≡;ºωº )」
まだ自分の中の魔力を上手く制御出来ていない姫には見えなかったようだ
プリム
「見えなかったですか…では、プリムと一緒にスーパースロー映像で確認するのです!(◍•ᗜ•́)✧」
よく分かっていないようだが、姫は頷く
では、コチラをご覧ください
姫
「コレは…レナスがちっぱ…を言った所だよね!!」
そう、この瞬間はまだこれだけの距離がある…でもすぐに…
姫
「!?もうレナスの目の前にいる!!それに左手も殴りに行ってますね!!」
そう。でもレナスの目の動きに注目してくだい
姫
「…しっかりとアイリスの拳を見てる…それに避けられるように動いてますね!」
そうです。ですが…アイリスの目を見ていてください
姫
「!!!目の色が変わった!!」
そう!!この瞬間、アイリスのリミッターが外れた!つまり、拳がさらに速くなった!!
予想外なのでレナスは全く反応出来ずに顎に左フックをモロに受けました!!
この1発だけでも意識は飛びそうなのに見てください!!
フックを打ち抜いた直後なのにすでに右手がレナスのボディに入る寸前なんですよ!!凄い速さでしょ!?姫さん!!
姫
「…こんなスピードで打たれる拳…どんな威力が…」
…速さは…重さ…光の速さで殴られた事…ありますか…??
姫
「え??」
何でもないです
そしてボディに決まる!!
若干レナスの脚が地面から浮きました!
くの字に曲がり下に下がったレナスの顔に目掛けて炸裂するアイリスの左アッパー!!!
レナスの顔が上に跳ね上がった!!
そこにすかさず右のハイキックをキメるアイリス!!
姫
「なるほど!!ハイキックの体制で止まってたのはコレが理由に…いや、シフォンは…??」
そう!!コレで終わりでは無いのです!!
アイリスはヒットしたハイキックを…下に打ち下ろしたーーーーー!!!!
姫
「床に打ち付けようとしたワケですね!?解説のプリムさん!!」
そのとーり!!
ですが、見ててくださいよ?
…レナスが下から戻ってきたーーーーー!!!!
しかし完全に目付きがおかしい!!
そして、画面の下の方に何か映っていますよ〜??
映像を引いた状態にしますと…
姫
「シフォン!?シフォンが蹴り上げてる!?」
そう!!シフォンは少し遅れて来たようですね〜
離れた場所からの映像で最初から確認するのです〜
…最初はアイリスと一緒にいますが…
なんと!!アイリスが踏み込んだ瞬間にテーブルの横に移動しています!!
その傍らにあるのは…さっきリリスが用意して行った常温で大丈夫なお酒だーーー!!!
姫
「シフォンが掴んだのは…テキーラですね!?プリムさん!!さっきのポンッて音はあの栓を抜く音だったんですね!?」
そうですね〜!!
しかもココからが凄い。
見てください!!
しっかりボトルを開け、ショットグラスに注いでから呑んでいます!!
さらに、この直後にガッツポーズのような格好をした瞬間に一瞬金色に光るんですよ!!
姫
「…クリ○ンの事かーーーーー!!!!って言ってますよね!?」
さぁ?ソレはプリムには分からないです♪
そこから踏み込んだシフォン選手!!
姫
「ちょうどアイリスがハイキックを打ち下ろした時ですね!!」
踏み込んだそのままの勢いを逃がさずに左足で蹴り上げました!!
おっと!?シフォン選手が口元で両手を構えたまま体を振り始めました!!
…この∞の文字を描くような動きは!!ま、まさか!!
姫
「デンプシ○ロール!?!?」
∞の動きに合わせ左右の拳を繰り出すシフォン選手!!しかし、レナス選手は身長が高い為に全てボディにキマッています!!コレはエグい!!かなりエグいです!!
姫
「どんどんレナス選手の顔が下がって来てますね。もうすぐ射程距離ですよ!!」
まだ止まらないシフォン選手のデンプ○ーロール!!
コレはまさに、シフォン選手のオリジナル技と言ってもイイのでは無いでしょうか!?
姫
「シフォンロールですね!!( • ̀ω•́ )✧」
凄く美味しそうな名前だーーーーーー!!!
しかし、中身はかなりエグい!!!
ついに!!レナス選手の顔が射程距離に入ったーーー!!!!
姫
「シフォン選手、一度しゃがんで落下してくる顔に向けての昇龍○を打つつもりです!!」
タイミングはバッチリ!!!
アーー!!しかしシフォン選手、シフォンロールで力を使い果たしてしまったのか!?
脚がもつれました!!
このままではシフォン選手にレナス選手がキスをしてしまうかも知れません!!!
姫
「妹に手を出すなオラーーーー!!!ヽ(`Д´#)ノ」
ココで動いたのはアイリス選手!!!
レナス目掛けて超高速の中国拳法のハイキックが炸裂ーーーー!!!
カンカンカンカンカン!!
ゴングが鳴りました!!!
アイリス、シフォンペアの勝利です!!
いや〜、凄かったですね姫様
姫
「ええ。あの2人のコンビネーションに勝てる気がしませんね。初めて見ましたが、アレが瞬獄殺というものでしょうね…それに、アイリスがピンクのシマシマ、シフォンが青のシマシマというのもポイントが高かったと思います。」
そうですね!!
ちなみに、ローアングルから撮った映像もありますがどうしますか??
姫
「後でコピーしてください(;//Д//)'`ァ'`ァ♡」
ただの食事→お風呂の流れでも、大騒ぎになるアイリス達でした




