アイリスはやり手経営者だったのかも知れない
お城までの帰り道
横一列に並んで歩く6人
「ね?姫??この国に色んな人が来て、気に入ってくれて、ココに住みたい!!ってなった方がイイ??ヤダ??」
訊ねるアイリス
「そりゃあ、賑やかな方がイイな♪でもどうしたら…」
アイリスがニヤリと笑う
「今この国の財政は??」
「滅んだ時のままだから、かなり余裕があるよ♪」
アイリスがさらに続ける
「今、この国で売れる物は??」
姫は口元に手を当て、考える
「…年代物のお酒…とか??」
首を横に振るアイリス
「答えは…家」
慌てるエレナ
「ちょ!!アイリス!!この家は住人達が必死に働いて!!」
姫が遮る
「…そうね…確かに…物流がまともになれば、買い手も…」
腰に手を当て、人差し指を立て「甘いわね…」という目つきをするアイリス嬢
「…先に商売したい人を招くの♪それも、私が所属してる運送ギルドのメンバーも一緒にね(⁎˃ᴗ˂)」
驚く一同
「そんな事出来るの!?」シフォンが目を丸くしている
「ちょっと考えてみてよ??ここはたった6人しかいない街。しかも建物の老朽化はほぼ無い。元からあるお店でも必要なものは揃ってる。商売したい人には無償で店舗を提供する。生活に必要な設備はあるし、食料はお城で食材を召喚出来る。…いや、多分、魔力炉からの供給が出来る家なら自宅に召喚陣があるんじゃないの?(✧ω✧)」
アイリスは姫に視線を向ける
「…その通り♪どこの探偵さんなのかしら??(๑•᎑•๑)」
見た目は子供!!頭脳はおと…
「ヤメとけ!!!ヽ(`Д´#)ノwww」
エレナ、プリム、シフォンがすかさず牽制する
「o(ー"ー )コ"ホン で、その旨を運送ギルドに連絡すれば…移住したい人と物資を乗せて運んで来る。そして、今この国から出荷出来る物を乗せて戻る。」
…今、この国から出荷出来る物なんて…
皆が悩む
「ここに来るまでにお世話になったでしょ??
」
プリムが
「缶詰めです!!(◍•ᗜ•́)✧」
「正解♪どの缶詰めもまだ1年以上期限があった。他の国だと保って3ヶ月くらいなのに、滅亡してから10年以上経った今でもまだ1年以上保存出来る。食料としても優秀だけど、研究したがる人はいくらでもいるよ♪それともう1つ…」
「まだ何かあるかな…」シフォンが悩む
「…魔力炉…は持ち出せないから、魔力タンクだろ??」
レナスが答える
「その通り!!つまり、技術を売るの(* ॑꒳ ॑* )まずは今は使われてない旧式の物だけだけどね(。˃ ᵕ ˂ )」
「なぜ旧式なのだ??別に新しい型でも…」
レナスの言葉を遮って言うアイリス
「まずは昔の物で釣るのよ。他の国には魔力タンクなんて無いもの。それに興味を持った技術者には、運送ギルドのメンバーがワザとらしくルイステリアにはもっと凄いのがあった。って話をしてもらう。どこの国でも欲しがる技術だから、かなり派遣されて来ると思うよ♪」
「確かに…でも、どうやって連絡を…??」
姫が当然の質問をする
「やっぱり皆知らないよねぇ〜。運送ギルドって、独自の連絡端末があるんだよ♪そして、ギルドはすぐそこに!!!」
アイリスが指差した先には、確かに看板が出ている店舗がある
「で、1つ問題なのがルイステリアの入国規制。コレばかりは運送ギルドにもどーにも出来ない。って事で…」
姫はすぐに理解した。
「お城の国家間の端末で規制を解除すればイイのね?ꉂꉂ(ˊᗜˋ*)笑」
「そ♪お城はすぐそこだし、レナスと行って来て??お城から合図をくれればすぐに各国のギルドに連絡飛ばすから⸜(* ॑꒳ˆ * )⋆*❤︎あ、それと…」
「まだ何かあるの??(。´・ω・)?」
レナスに目を合わせる
「…お城の端末からなら、魔界にも連絡取れるんでしょ??」
レナス
「あ、ああ。可能だが…」
「なら、レナスの無事と結婚した事。そして、ルイステリアの状況を伝えて。魔力タンク、魔界の技術でしょ?(ΦωΦ)フフフ…そして、移民を受け入れるって事も伝えてね(๑•᎑<๑)」
(´Д`)ハァ…♪
呆れるエレナ、プリム、シフォン
「いつから考えてたの?その計画…www」
ニコニコしながら答える
「姫がお城にいるかも知れないって分かった時から♪レナスが見つかったり、食料を召喚出来たり、国中が空き家ばっかりだったりの事実が分かって来て、さらに姫が体まで取り戻した。色々合わせると、コレがベストかなってね♪」
エレナ
「…まったく…どこのやり手の経営者だよ♪確かに技術者も来る。移民も来る。運送ギルドも来るし、魔族も来れる…人材確保には最適だわwww」
姫は
「乗った!!やるよ!!レナス!!」
「はいよ♪すぐに各国への連絡はするから、合図したら情報の展開を頼む」
あいあいさー(๑•᎑•๑)♬*゜
すぐに姫とレナスは翼を拡げ、お城へ飛んでいった
運送ギルドの中に入ると、すぐに端末を起動する
魔力炉6号機が稼働しているから、すんなり起動した
ルイステリアからの要望を書き込み、最後に自分の名前を打ち込むアイリス
…みんな、元気かなぁ…
外でお城の様子を確認していたプリムが
「…来た!!合図なのです!!」
お城から打ち上がった炎系の魔法を確認し、アイリスに伝える
「おっけーーー!!送信!!!」
ポチッとな♪
一斉に各国の運送ギルドへと連絡が送られる
…返事来るかなぁ…?
端末の前で少しだけ不安な表情を浮かべる
「大丈夫だよ♪明日にはきっと…ね?(* ॑꒳ ॑* )」
エレナがアイリスの肩を叩き、お城に行こうと言った時だった
ポーン
端末から鳴り響く音
驚いたアイリスはすぐに端末を操作する
ポーン
ポーン
ポーン
ポーン
ポーン
音が止まらない
「どうしたの!?アイリス!?」
シフォンが駆け寄ると、端末の画面には
「よぉアイリス!!久しぶりじゃねーか!!用件、了解したぜ」
「アイリスちゃん、元気だった??ちゃんとみんなに伝えるからね♪」
「なんでルイステリアなんかにいるんだよ!!…ま、無事ならいいか♪任せろ」
それからも鳴り止まない通知音
「…アイリス、やっぱり色んなとこに荷物運んで、いっぱい仲間がいるんだね♪」プリムが笑った♪
嬉しくて端末を見ながら涙と鼻水を垂らしているアイリスを見て、みんなが笑った
…コレで数日中に色んな人が来てくれる…
ルイステリア復興の為の第一歩
無事に済んだのでお城へと向かう4人
何故か、隕石から地球を守る為に旅立つ宇宙飛行士の音楽が流れているようでした




