やっとお城、そして中央広場
トン…トン…トン…トン…
2階から降りてくるアイリスとエレナ
お風呂からは3人の楽しそうな声が聞こえる
「はい、アイリス…お疲れ様…」
また髪をどけて首筋を見せる
「でも…お姉ちゃんが…」
そのままアイリスを抱きしめる
「大丈夫♪いつもほんの少ししか吸わないじゃない?たまにはもう少し吸ってみたら??⸜(* ॑꒳ˆ * )⋆*」
「ありがと…お姉ちゃん…」
エレナの右肩に噛み付く
「ん!!…ちょ…こんなに……聞いて…無い…よ」
アイリスにしがみつくが、足の力が抜けてソファに座ってしまった
「お姉ちゃん…大丈夫…??」
「イイよ…もっと…」
もう一度噛み付こうとした時
「あっちーーー!!!」
勢い良くドアを開けてリビングに入って来たのはシフォン
2人の世界に入り込み過ぎて、お風呂から出た音に気付かなかった2人は慌てて離れる
「…おやおや~??どうしたのかなぁ~??ニヤ(°∀° )ニヤ」
「い、いや、もう少しアイリスの魔力、戻して置こうかなぁってヾ(・ω・`;)ノ」
「そ、そう!ご飯だけじゃ足りなくて…」
あたふたしておりますwww
「さっきもお風呂で吸ったのに~??ニヤ(°∀° )ニヤ」
「え、あ、いや、その、それは…( ,,>_<,,)」
笑顔のまま軽くため息をつくシフォン
「さっき、2階から何か召喚したからまた魔力が無いんでしょっ??」
「な、何故それを…!!(º ロ º )」
今度はガチでシフォンが(o´Д`)=зハァ…となる
「あんな強い魔力出せば誰でも気づくわ!!(╬⊙д⊙)www」
え、そんなに強かった???(^_^;)
「ま、アイリスの事だから外の人達を助けたくて何かすると思ったけどねwww」
すると、プリムとマオも出て来た
「温まった~♪ね、マオくん♪」
「うん!!あのね!プリムのおっぱいってお湯に浮くんだよ!!シフォンは浮かないん…だ…け…ど…………カタ((((꒪꒫꒪ ))))カタ」
自分の失敗に気付いたマオ
が、時すでに遅し
後悔先に立たずとはよく言ったものだ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
そそくさと奥に引っ込む3人
「マオーーーー!!(ノ`Д´)ノキィー」
「ごめんなさーい!!!๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐」
コッテリ絞られたマオ
全員でテーブルに着き、明日の方針を決める
まずエレナが
「明日はまず、シフォンのピースを使うであろう第六魔力炉に寄ってみよう。もう近いはずだから。」
( ゜ω゜))コクコク
「で、もし中に入れたとしても明日は入らない。外観が分からないと後で困るから確認だけね。」
( ゜ω゜))コクコク
「確認した後はお城を目指そう。すぐに入れるようなら中に入ってシフォンのお姉ちゃんを探す。」
異議あり!!!( • ̀ω•́ )✧
「はい!プリムくん!!」
「お城に向かいながら、おつま…じゃなくて食料の確保も行うべきです( • ̀ω•́ )✧」
完璧にオツマミって言おうとした…www
マオは笑いを堪える
「うむ、そうだな。オツマミは大事だ!許可する!!」
オツマミって言い切ったよ!!??www
マオは笑いを堪えるのに必死だ
「で、もしもお城に入れなかった場合だが…」
なんで軍隊口調なんだよ!!ꉂꉂ(ˊᗜˋ*)笑
我慢できずに吹き出す
「良かった♪シフォンに怒られて凹んでたから心配した(⁎˃ᴗ˂)」
ごみん(´•ω• ` )
「いいよ♪ね?シフォン??」
「根に持つ程ちっちゃくないですよ~♪」
プリム
「おっぱいが??」
「喧嘩売ってんのか!!*`Д´*)ノ*`Д´*)ノ*`Д´*)ノ」
「はいはい!!話戻すよ~♪お城にすぐ入れ無かった場合、まだ日が高かったら中央広場に行ってみよう。セレモニーがあったはずだから、何か手掛かりがあるかもしれない。」
٩(๑>∀<๑)وはーい!!
「それと、明日の朝は陽が昇る前に起きてね?確認したい事があるから…」
全員が真剣な表情で頷く
だけど~
「まだ日が沈んでから2時間位しか経ってないし、ご飯食べたしお風呂も入ったけど時間が早くて寝れなーい♪」
「今日ゲットした缶詰め見てみよーよー♪」
「ん??この缶詰……あん肝だと!?(✪▽✪)」
「見てみて!!熊肉缶なんてのもあるよ!!」
「……猫肉の缶詰がある……Σ(゜д゜lll)」
「ソレはキャットフードだろ!!www」
皆で色んな缶詰を開けてお酒を用意
「カンパーイ♪」
嫌な事があった日は皆で飲んで騒ぐ
これが1番だと思うアイリスだった
~翌朝~
マオ…
マオ…起きて…
「う、ん…ん…」
マオが目を開けた
「起きた??上着を着て、ベランダに」
シフォンが促す
すでにエレナ、アイリス、プリムはベランダから外の人達を見ている
「…もうすぐ陽が昇る…」
エレナが呟く
太陽の光が届き始めた
ゆっくり…ゆっくりと…
そして、白骨のまま歩いている街の人達に光が当たった
動きが止まる
…街の人達の足元が歪む
まるで水の中にユックリと沈んで行くように見える
頭の先まで沈むと、地面の歪みは収まった
「…そうか…昼間は…地面の下に…」
エレナはなんとも言えない表情で口をつぐんだ
プリムが何かを見つけた
「…あの人達…何処かに向かってるよ?」
え!?
指差した方向を見ると、昨日アイリスが召喚した羽に触れて魂だけになった人達がいる
皆で同じ方向へ向かっている
「あの方向って…」
エレナが答える
「お城の方向だね。きっと、優しい誰かの所に呼ばれてるんだよ♪」
チラッとシフォンを見る
それに気付いたシフォンは
「…そうだよね!!(⁎˃ᴗ˂)」と、笑い返した
「…ところでマオ君…」
プリムがモジモジしながら声を掛ける
(。´・ω・)?
マオは何だろう?って顔をしながら首を傾げた
「やっぱ、男の子って…朝、元気なんだね…(⁄ฅฅ⁄⁄)」
………Σ(//ロ// )
ソッコーで股間を隠し、すぐに部屋に入るマオくん
アイリス
「なんでプリム言うの!!もーちょっと見てたかったのにε٩(๑> <)۶з」
シフォン
「そーだそーだ!!こっちに来てから見てないんだぞ!!ε٩(๑> <)۶з」
「朝から何言ってんだ!!ちっぱい痴女が!!(╬⊙д⊙)仕度するよ!!」
はぁ~い…
エレナに怒られたちっぱい痴女2人
「…もーちょい欲しいな…」
エレナが何か言った気がした
仕度が終わり、全員が馬車に乗り込んだ
手綱を持ったエレナが
「まずは魔力炉、確認しに行くよ!!」
全員が頷く
街道を走る馬車
周囲の警戒をおこないながら、食料を売っていそうなお店を探す
「…探索」
アイリスは馬車の中で探索魔法を使い、建物などで見えない場所の気配を探っている
「魔力炉って大きいんだよね??」プリムが尋ねた
「実物を見た事無いからなんとも…(^_^;)」
エレナが困っている
「そっかぁ…何か分かりやすいとイイんだけ」
「前方の左側!!何か強い魔力と障壁の感じがあるよ!!」
アイリスが叫んだ
何かの気配は無い…
慎重に進むエレナ
アイリスの言う通りに進むと、そこにあったのは石碑のようなもの
馬車である程度近付いたが、馬達が怯える様子は無い
馬車から降りた5人
「なんだろーねー??あれ??」
そー言いながら駆け寄るプリム
「止まって!!!」
キキーーーーー!!⊂⌒っ゜Д゜)っ
プリムがマオの声で急ブレーキを掛けたが勢い余ってコケた
「いてて~…どしたのマオくん?」
無言でプリムを起こす
「…見てて」
足元の小石を広い、石碑のような物に投げると
石碑の前に幅も高さも数10メートルはあると思われる土の壁が一瞬で生えた
「コレは…土の障壁…」
エレナが言った
「こんな強そうなの使ってまで護らなきゃイケないもの…これが魔力炉で間違い無いんじゃないかな??」
言ったのはシフォンだ
「だね。よし!!確認は出来たから、お城に向かおう(⁎˃ᴗ˂)」
お城に向かう途中、三軒程のお店から施し(略奪?)をうけ、お城の正門に着いた一行
だが、門が開いていない
「そういえば、夕方に開けてくれるって女の子が言ってたな…」エレナが言った
アイリスが
「そしたら、中央広場行ってみよう♪まだ陽も高いし♪」
アイリスがとエレナが手綱を握り、馬車の中で3人が作ってきたサンドイッチを食べている
「アイリス、エレナ。あーん♪」
マオがサンドイッチを食べさせてくれる
「…おねーちゃん!!このサンドイッチ美味すぎる!!。°(°´ω`°)°。♡」
「余分な性癖出すな!!www」
そんな下らない会話をしていると、かなり広い広場に着いた
「…こっから向こうの家までかなり距離があるです…」
反対側に見える家の大きさが豆のレベルだ
馬車から降りる
「凄い広さ…ここでセレモニーが…」
そう言ったエレナが、しゃがみ込んでいるアイリスを心配する
「アイリス??どうしたの??」
下にある模様を確認しているようだ
「…お姉ちゃん、プリム、シフォン…この模様、覚えてない…??」
アイリスに言われて確認する
「…これ、魔法陣…??」
いや、錬成陣だよね…?
シフォンが険しい顔で言った
アイリスが
「…うん。しかもあの屋敷にあった陣。ここに一部があるなら…」
!?!?
「まさか…この広場全体にあの錬成陣を敷いたっていうの!?」
エレナの顔色が変わる
「しかも、セレモニーが行われるって聞いて街中の人が集まる…ルイステリアなら数万人レベル…」
「そこで賢者の石を創ったら…」
「とんでもない魔力の賢者の石が出来る…」
シフォンが膝をつく
「シフォン!?」
心配したマオが駆け寄る
「賢者の石は…魂も使うんだよね…??セレモニーの時に創ったなら……お姉ちゃん…セレモニーに出てたんだよね!?」
!!!!!!!!!!!!!
…確かに…新聞には王女が出ると書いてあった…
「なら…なら…お姉ちゃんは…もう……会えると…ひっく…思った…っく…のに…ぃ…」
泣き崩れるシフォンを抱きしめるアイリス
……無責任な事は言えない……
でも、何も言えない……
悔しい……




