祠の封印ガチャ
…ん…んん…
久しぶりに痛みで起きる事なくしっかり眠れたな…
でも、時間が少し早かったみたい
まだ皆眠っている
ベッドから降り、自分のレイピアを持ちそ~っと寝室を出る
玄関を開けると、吹き込んで来る少し肌寒い風
「ちょっと寒いけど…」
レイピアを抜き、足元に落ちている葉っぱを1掴み上に投げる
「すぅ…」
10数枚の葉っぱに向けて突きを繰り出す
しかし、4枚程外してしまった
「…やっぱなまってるなぁ…いてて…」
やはり、まだ完治はしていない
レイピアは駄目でも…
「風よ集いて牙となれ…風刃!!」
無数の風の刃が森の中に消えた
…よし、魔法での援護なら出来る
家の中に入ると
「お姉ちゃんおはよ♪痛みはどう??」
アイリスが起きて、朝食の準備をしていた
「かなりイイ感じになって来たよ♪まだレイピアは駄目だけど、魔法なら大丈夫そうだよ*´ω`*」
「そっか♪ならもうすぐ治るかもね♪良かった(⁎˃ᴗ˂)」
手早く朝食を仕上げる
匂いに釣られたプリムとシフォンが起きて来た
「おあよ〜…」
「おはよ♪ご飯出来たよ♪」
「いただきまーす♪」
4人で食べるご飯は楽しい♪
少し前までは一人で食べてたからなぁ…
しみじみするアイリス
「で、結構痛み無くなって来たから2〜3日中に出発しようと思うんだけど…」
エレナが言った
「うん、大丈夫だよ♪ね?シフォン、プリム♪」
「あ、その前に…」
先日見つけた祠の話をするプリム
「封印されてる祠…か…気になるね…」
エレナがアイリスに視線を送る
「危ないかも知れない。でも、ルイステリアに封印されてるなんて何なんだろ…」
食事を終え、身支度を整えた4人
「イイ??封印が解ける場合、まずはアイリスとプリムは血を吸う事。シフォンはお酒飲んでね。ヤバいと感じたらすぐに逃げる。4人バラバラに。集合場所はこの家だから。」
「Yes!Mom!!」
「どこの軍隊だwwwじゃ、行こう♪」
プリムとシフォンの案内で祠がある洞穴に着いた
「…かなり強い封印と結界だね…」
エレナが確認しながら言う
「でしょ??破れるかな??」
プリムが魔力成型で創ったナイフを抜くシフォン
身体強化…
「…は!!!」
結界に当たると同時に火花が飛び散り、弾かれたナイフ
「…なら」
ナイフを1度鞘に収め、抜刀の構えをする
「飛天○剣流…九頭○閃!!!」
「それ、抜刀術じゃねーから!!抜いてる状態で撃つ技だから!!!(╬⊙д⊙)」
タダの超高速連撃をぶち込むシフォンだが、手応えは無い
「ハァ…ハァ…駄目か…( • ̀ω•́ )✧」
「何やりきった感出してんの!?技出せて無いからね!?ヽ(`Д´#)ノ」
フォン…
ツッコミを入れるエレナを横目にガ○ブレードを構えるアイリス
…いや、確かにこの前は壁を切り刻んでたけど…
流石に結界は…
ゆっくりした動きで結界に刃を当てるアイリス
バチバチバチバチ!!!!
…ほら、流石に無理だよ…♪
1度体勢を整えたアイリス
踏み込む為に力を溜める
右下に構えているガンブ○ードの持ち手に左手も添えた
「両手持ち!?」
片手で振るよりも間違いなく威力が上がる!!
しかも、さっきはゆっくりと当てただけに過ぎない
ドン!!
血を吸っていない状態にも関わらず、凄い踏み込みだ
「おおおおおおおおおおーーーーーー!!!!」
右下から左上に振りぬかれた斬撃
砕ける結界
…火花すら出なかった…
完全にアイリスの斬撃の威力が上だったという証拠だろう
洞穴の結界は破壊した
後は祠の封印だ…
「ココからは念の為に…全力出せるようにしよう…」
全員が頷く
血を吸ったアイリスとプリム
お酒を飲んだシフォン
祠の前まで来ると…
「…この祠の中…凄い魔力…」
全員がヒシヒシと感じていた
「…覚悟はイイ??それと逃げる準備も♪」
「どっちも出来てるよwww」
…じゃ、行くよ!!
祠の扉を叩き斬るアイリス
次の瞬間、中から予想以上の魔力が溢れ出した
「うそ!?こんなに強い魔力なんて…!?」
障壁を展開し、なんとか堪える
魔力の流出が弱くなった
祠の中を確認すると
「…子供????」
7〜8歳くらいの男の子が裸で倒れていた
「ボク??ボク??(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾ペチペチ」
エレナがほっぺたを叩くが、反応はない
アイリスが脈の確認をする
「…大丈夫。脈はある!」
「ってどこで確認してんだお前わーーー!!!ヽ(`Д´#)ノ」
「え?わかり易いかと思って」
少しづつ手を動かし始める
と、その瞬間にエレナの高速アッパーがキマる
(‘д‘⊂彡☆))Д´)パーン!!
「脳が…震える…_(°ω°」 ∠)_」
「それはペテルギ○ス!!!www」
気を失ったアイリスをシフォンが、ローブを着せた男の子をエレナが抱き抱えて家に向かう
プリムは周りを観察して、果物があれば回収していた
家に着き、とりあえず2人をソファに寝かせる
「この子、凄い魔力だったよね…」
シフォンが人数分のカップを用意して、お湯を沸かしている
「ホントに凄い魔力だった…ガチでキレた時のアイリスレベルだったよ…」
エレナは2人に毛布を掛けている
「勝てる気がしなかった…(*´༥` *)モグモグ」
「でも、なんで最初だけ凄かったんだろうね…?」
お湯が沸き、アイリスと男の子の分のカップ以外にコーヒーを作るシフォン
「ずっと溜まってた魔力が一気に吹き出たのかな??今はそんなに魔力感じないし…」
2人の脈を確認したり、お風呂の用意をするエレナ
「起きたら聞きましょう♪(*´༥` *)モグモグ」
エレナ&シフォン
「喰ってないで手伝え!!!!ヽ(`Д´#)ノ」
「は、はい〜!!!(>人<;)」
アイリスはコーヒーが淹れ終わるくらいに目覚めた
「み、見えざる手が…見えざる手が…(´=皿=`)」
「もっかい殴ってペテルギウス出そうか??(◍•ᗜ•́)✧」
「うん!!大丈夫です!!(;°;∀;°;;)」
そんなアホなやり取りをしていると
「ん…んん…ココは…??」
男の子が目を醒ました
アイリスが駆け寄る
「良かった♪目が覚めたんだね♪アタシはアイリス。エレナお姉ちゃんと、シフォン、プリムだよ(⁎˃ᴗ˂)」
「あ、あの、何がなんだか…(A;´・ω・)アセアセ」
男の子が答える
「あのね、君はなぜか封印されてたんだよ?なんでか分かるかな??」
「封印…なんでだろ…頭がボーッしてて…ごめんなさい…」
「ゆっくり思い出そう♪ね♪」
「あ、せめて名前分かるかな??呼び方、困っちゃうから♪」
少し悩んだ男の子が口を開く
「…まおう…そう呼ばれてました」
「そっかぁ…まおう君だね♪じゃ、これからまおう君ってよ…魔王!?Σ(´⊙ω⊙`)」
「そう呼ばれてました…」
「う、うん。じゃ、マオ君って呼んでもイイかな??(^_^;)」
「はい!!(✪▽✪)」
キラキラした瞳で見つめるマオ
…まぢかぁ〜
まさか魔王が入ってるとわ〜…(¯―¯٥)
魔王の封印を解いた4人。
これから騒がしくなりそうだ…




