銀翼の守護者
「そ~言えばさ〜」
川で釣りをしている時、シフォンがプリムに訊ねた
「なに〜?」
「アイリスってエレナの事をお姉ちゃんって呼ぶじゃない??ホントの姉妹じゃないのにどうして??」
と首を傾げる
するとプリムは
「あぁ、アイリスの亡くなったお姉ちゃんと同じ名前なんだって」
「お姉さん…亡くなったのか…」
続けてプリムが
「確か、2年前って言ってたよ」
2年前…ってもしかして…
「あの虐殺事件があった街の生き残りなの!?アイリス!!!」
突然大きな声を出すシフォン
「シ──ッ!! d(゜ε゜;)魚逃げちゃう…」
「ご、ごめん(_ _;)」
「で、虐殺事件って??」
「そっかぁ…プリムはその頃奴隷だったんだもんね…知らないのは当然か…」
深呼吸してから話を始める
「あのね、天使の街、丸ごと1つ虐殺されたの。犯人は未だに分からず、魔物なのか盗賊なのかすら分かってない。」
「え??魔物なら噛み付いたり爪で引っ掻いたりだし、人なら剣で斬ったりだから分かりそうだけど…」
「…色んな殺され方だったの。噛み付いて喰われてる人もいれば、剣で刺されてる人も。更には魔法で死んでる人もいたらしいの」
「……ごちゃまぜなんてあり得ないもんね」
「しかも、その街にはエレナが……ってエレナがいた!!もしかしてアイリス、銀翼の守護者エレナの妹なの!?!?」
「い、いや、そこまでは知らない(><)))(((><)ブンブン 銀翼の守護者エレナって??」
「そこも知らないか…召喚が得意な人でね、いつも街に異変が起きると助けに行ってたんだって。魔物の群れとか、盗賊とかの退治も。その時に召喚してた羽の生えた巨人を守護神とか、ヴァルキリーって皆呼んでた。そこから付いたのが銀翼の守護者エレナって名前」
プリムは真剣に聞いている
「その羽の生えた巨人なんだけど、一度新聞で見た事がある。あれはヴァルキリーなんかじゃない。」
「何!?何なの!?(✪▽✪)」
ワクワクしているプリム
「間違いなくフリーダムガ○ダム!!!!」
「ヴァルキリーって戦乙女じゃなくてマク○スのヴァルキリーかよ!!!3段階に変型しないからか!?(╬⊙д⊙)」
「だって間違いないんだもんwwwビームライフルとかの武器は持って無かったけどね。装備は大きな盾だけ。それを使って追い払ってたみたい」
「やっぱり、アイリスのお姉ちゃんだね…♪」
「…そうだね…♪」
少し間を空けて、シフォンが口を開いた
「そんなお姉ちゃんを見てたから、アイリスはあんなに優しいんだろうね…♪」
「…だね♪」
忙しく手を動かしながら話している2人
「そういえばさ…」
「ん???」
「メッチャ釣れるねwww」
すでに2人の間に置いてあるなかなか大き目なバケツの中が10センチくらいの魚でいっぱいになっている
「これ、ワカサギみたいだから揚げたら丸ごと食べられてカルシウム補給になりそうじゃない??♪」
「エレナにピッタリだね♪」
一度持って帰る事にした2人
「いつもと違う道だから、何か果物とかなってないかなぁ〜♪」
周りをキョロキョロしながら歩く
「…何だアレ??」
プリムが見ている方を見るシフォン
「……祠…???」
近づいてみると
洞穴の中に祠がある
「なんだろ〜ね〜??」
「分からないけど…なんか嫌な感じがする…」
シフォンは嫌悪感を感じているようだ
「ちょっとだけ〜…」
と、手を延ばすプリム
バチッ!!
「きゃ!!」
洞穴の入り口の辺りで何かに弾かれた
「結界…いや、封印…???」
「プリム、これはやめて置こう。誰かが何かを封印したんだと思う…」
「何かって…」
「分からない。でも、封印しなきゃならないレベルの何かって事。もし伝説級の魔物とか出しちゃったら、今のエレナじゃ逃げられない。」
「…そだね…」
「二人には後で話しよ♪さて、一回戻って、また釣りに行こ♪」
「うん!!」
二人はまだ気づいていなかった
コレだけ大量の魚を揚げる事がどれだけ大変かということを…




