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片翼天使の笑いかた  作者: 山下ケイト
1章 マジュウ
17/93

無自覚インフルエンサー

凄く幸せな気持ちで目が覚めたシフォン



目の前にはアイリスの寝顔


手を繋いだまま寝てしまったようだ…


シフォンは…



この口と…指で…


昨夜の事を思い出し、身体の奥が熱くなるのを感じた…



「今なら…キスしても…イイよね…?」


ゆっくり唇を近付ける


ふと、視線を感じてアイリスの向こうに目を向けると


「ねぇねぇ奥さん。あの子、まだ足りないみたいよ?♪」ニヤ(°∀° )ニヤ


「そうねえ奥さん。このままもう一回かしらね?♪」ニヤ(°∀° )ニヤ



ものすんごくニヤニヤしているエレナとプリム


!!(º ロ º )


ビックリし過ぎて固まるシフォン


「いや、あの、コレは、そのぉ…(⁄ฅฅ⁄⁄)」


全くフォロー出来ない


「ん…シフォン??おはよ♪」


そう言うとシフォンを抱き締めてキスをするアイリス



10秒…20秒…


顔を真っ赤にし、頭から湯気が出ているのが見える


エレナ&プリム

「あらあら♪まぁまぁ♪」



朝からみんなに色々見られたシフォンなのでした




「さて、じゃ、ギルドに許可証貰いに行こうか♪」


今日は許可証が出来上がるはずの日


つまり、明日の朝には出発だ



少し早いが、せっかくだからギルドでヒャハるつもりなのだ


※ヒャハる=ヒャッハーさんのご飯食べながらギルドの人達とダベるの意味。

類義語 タピる



ギルドに着いて中に入る4人


「あ、いらっしゃい♪許可証、出来てますよ♪」


カウンターのお姉さんから許可証を貰い、早速ヒャハろうとしたのだが…


「あれ?今日はまだやってないんだね??」



「そう。昨日はアンデッドの片付けに掛かり切りだったから、食材が全然無いの。買い出しに行ってるから、今日はお昼くらいからオープンになると思うよ♪」


「じゃ、その位にまた来まーす(⁎˃ᴗ˂)」


「さて、じゃあ時間まで何しようか?」

エレナが言うとアイリスが

「あ、アタシ、ローブがボロボロなんだ!」


「そーいや、プリムとシフォンはローブ持ってるの??」


首を横に振る二人


「じゃ、ローブ探そう♪」


武器屋や防具屋が集まっている通りに来たが、まだ時間が早いからか開いているのは数軒だ。


防具屋で開いてるのは…1軒


しかも、店主がものすんごく店先で落ち込んでいる( ^ω^;)


店主

「…発注枚数間違えた…」


そう呟きながら店の中に消えた


「…とりあえず、見せて貰おうか♪」



だね♪


店のドアを開けて中に入る


「いらっしゃいませ…ってアイリス様!?」


「ちょっと見させて下さいね(⁎˃ᴗ˂)」


「どーぞごゆっくり!」



店内はキレイにされていて、色んな防具が売っている


すると黒いロングコートを羽織ったプリムが


「…スターバースト…スト○ーム!!!」


白のコートを羽織ったエレナが

「待って!!キ○トくん!!」



羽根っぽいのを着けたシフォンが

「パパ!!ママ!!」


約一名、ゲームが違うwww


ん???


「なんでシフォンがそのネタ知ってんの!?!?Σ(´⊙ω⊙`)」



「え??だって有名じゃないですか?ソードアー○・オンライン(。´・ω・)?」



…もしかして



「ねぇねぇシフォン。転生した??」


「したよ??言ったじゃないかぁ〜ꉂꉂ(˃᷄ꇴ˂᷅ )ʬʬʬ」



言ってねーよ!!!!(╬⊙д⊙)


三人から全力でツッコミが入る


「全く…分からないだろうと思って、暫くこーゆーネタしてなかったのに…損した!!www」



「ガンガンぶち込めるね♪」


「あ!!あのローブ!!」

シフォンが深緑のローブを羽織ると、右手を左胸、左手を背中に回し


エレナ&プリム&シフォン

「心臓を捧げろ!!」


エレナとプリム、着るの早くね!?!?

三人で並んでやっているwww


その姿を店に来ていた女の子に見られ、ちょっと恥ずかしくなった三人www



店主

「…はぁ…こんなに売れないよ…はぁ…」


そう言いながら、新しいローブを並べている


そのローブは前の裾にピンクの刺繍が入っている


「あの、そのローブ見せて貰えますか??」


そう言うとローブを広げるアイリス



裾のワンポイントはアイリスの花だ。


右肩の辺りにも少し大きめなアイリスの花の刺繍が入っていた



…かわいい…♡


「そのローブかわいいじゃない!!( • ̀ω•́ )✧」

「プリム、それがイイ!!(◍•ᗜ•́)✧」

「もちろん私も!!(✪▽✪)」


店主

「ほ、本当ですか!?」


4人でお揃いのローブを購入♪

このまま着て行きたいと伝え、値札を外して貰い皆で羽織る


「えへへへ〜♪」


何となくニヤける4人


そして、許可証を入れる為にお店の袋を1枚貰って外に出る


店主

「…売れた…でも、町興し用に400着頼んだはずが…4000着だもんな…大赤字だよ…」



少し店内で遊び過ぎたらしく、お店の外は沢山の人が歩いていた



「あ!!アイリス様たちだ!!」


「あのローブ可愛い〜!!」


「あたしも欲しいなぁ…」



こーゆー時、エレナが持っているお店の袋を見逃さない人達www


「あの店か!!!!」


一斉に走る住人達



「なんか、皆あっちに走ってくね?」

不思議そうに首を傾げるエレナ


「なんでだろ??あっち、武器屋と防具屋くらいしかないのにね??」

「ですよね〜??」

アイリスのセリフにプリムが乗っかる


…この人達、自分達がどんだけ有名で憧れられてるか分かってない…╮(´-ω-`)╭ヤレヤレ



店主

「す、すいません!!順番に並んでください!!」


夕方までローブを求める客足は途絶えずアイリスローブは完売したが、それでも買いに来る人もいた。


この日だけで、店主の借金はゼロになった。

このローブは町の特産品になり、販売はこの店のみ。

店主はボロ儲け


そして、お客の女性と結婚し、子供も産まれて幸せに暮らすようになるのに時間は掛からなかった。


ま、先の話ですけどね♪



太陽がかなり高い位置にあるので、そろそろヒャハれるだろうとギルドに入ると



「いらっしゃいまヒャッハー!!」


お♪いるいる♪

「座って待ってヒャッハー!!今日は新鮮な材料が買えたから頑張ヒャッハー!!」



おお!!気合いが違う…Σ(・∀・;)


「( *^艸^)クスクス 彼、みんなに美味しい物食べさせるって張り切ってるんですよ♪」


「え、あたし達に??」


「そ。許可証の申請してたでしょ??今日出来上がれば明日にでも出発するだろうから、ってさ(⁎˃ᴗ˂)」


奥からは軽快な包丁の音。

かなりの強火で鍋を振っている。

あ、油で何かを揚げている音もする♪


「今日はギルドからのオゴリだよ♪」

テーブルに置かれるお酒


でも、いつもとは種類が違う

…日本酒??


「お米から作ったお酒なんだってさ♪」


うん、日本酒だねwww

でも、出て来る料理が油多そうだから、シュワシュワ系の方が…


「お待たヒャッハー!!!」



ドン!!と置かれたのは大皿の刺身盛り合わせ!!!!



「…さっきの音でどーやったらコレが出来んだよ!!!!!(╬⊙д⊙)www」



「切ってるだけだと音がさみヒャッハー!!かと」


「とんだサプライズだヒャッハー!!!www」


「あ、アイリスうつったwww」


笑い転げるみんな


まずは刺し身を口に運ぶ


…美味い!!!!


この世界に来てから、刺し身を食べたのは初めてかもしれない


皆も同じ気持ちのようだ



「次は玉子焼き、ナスとワニの味噌いたヒャッハー!!」



玉子焼きはふっくら、クタクタのナスとワニの歯応えが楽しい♪


「アイリスちゃん、いる〜??」


瓶を片手に入って来たのはギルドにお酒を納品している男の人


「あ、いたいた♪これ、試しに飲んでみてよ⸜(๑'ᵕ'๑)⸝」


何もラベルが着いていない瓶


グラスを借りて皆で飲んでみる



「コレ…アイリスの花のお酒!?」


「そのとーり♪イイ香りでしょ!?」



「…口の中にアイリスがいっぱい広がる…(///Д///)'`ァ'`ァ♡」


こら、そこのシフォン。

なぜに(///Д///)'`ァ'`ァ♡している



「確かに、アイリスの花の匂いってアイリス本人の匂いにそっくりだもんね♪」

エレナが笑いながら言った


…え??そうなの??


「やっぱ自分じゃ気付いてなかったかwwwアイリスちゃん、いつも凄くイイ香りしてるんだよ??」


いつの間にか増えているギルドメンバーが全員頷いている


…知らなかった…


「1箱置いて行くね!!残りはお屋敷の馬車に積んでおくから!!また来るね!!」




そう言って酒屋さんは出ていった


「まだまだ作ヒャッハー!!!」


あっと言う間にギルドメンバーがいっぱいになり、席が足らないので店の外にまで席が出来ていた


「ホントに…アイリスの周りはすぐに人がいっぱいになるね〜…♪」


カウンターに座り、馬鹿騒ぎを楽しそうに眺めるエレナ


「良かったらどうぞ」


炒ったナッツを持って来たのはヒャッハーだ。



「気がきくね〜♪もう料理はイイの??」



「もう材料が終わったので…良ければ一緒にイイですか??」



少しかしこまっているヒャッハー


「どうした??ヒャッハーって言わないのか??www」



「たまにはイイじゃないですかwww」


「だねwww」


「おつかれ様♪」

ヒャッハーと乾杯をする



一口飲んでからヒャッハーは

「…明日、出発するんですか??」


「うん。シフォンの頼みだからね。」


「そうですか…」


「何暗い顔してんの♪シフォンの用事が終わったらすぐ帰って来るよ♪」


「ですよね!!ヒャッハー!!」


「それそれ♪そのヒャッハー、好きだよ♪」



メッチャ顔が赤くなるヒャッハー



「照れるなよ〜♪」


「あ、あの!!エレナさん!!」



その時、プリムの方でグラスが割れる音


「大丈夫!?プリム!?」


「ふにゃ〜♪エレナに犯して欲しいれす〜♪」


…完全に潰れてるわwww



「今日はありがとう!!また帰って来た時は一緒に騒ごうね!」


そう言って、プリムを担いで店を出て行く4人




「…追わねえのか??」

タバコを吸いながらヒャッハーに聞くギルマス


「…ええ。また帰って来た時に、最高の料理と一緒に伝えます。」



ヒャッハーの手には「エレナさんへ」と書かれた手紙



裏面に書かれていたのは



「マナブより」




「本名マナブ!?!?マヂで!?!?ꉂꉂ(˃᷄ꇴ˂᷅ )ʬʬʬ」


笑い転げるギルマス


「お、親がくれた名前なんだから笑わないで!!!www」




その後は事情を知ったギルメンによる、マナブの慰労会になったそうな



翌朝



「では、行ってきます。」


「気を付けてな。」


ストックさんやメイドさん達に挨拶をするシフォン


「…ちゃんと鍵と箱は持ったか?」


「はい!!」



シフォン〜、行くよ〜



「では、行ってきます!!」


お揃いのローブに身を包み、4人が馬車で出発した


馬車が見えなくなるまで見送ったストック


「お気をつけて…」



街の外に出るには1番大きな道を通るのだが、沿道は住人で埋め尽くされている



しかも、全員アイリスローブ姿だ



「なんで皆お揃いの着てんの!?Σ(´⊙ω⊙`)」



「…そりゃ、こんだけ人気の人達が同じの着てたら欲しくなるでしょ…www」



その時、1人の女の子が前に出て来てポーズをキメ、大きな声で叫んだ



「心臓を捧げろ!!」


全ての住人が同じポーズをし


「心臓を捧げろ!!!」




「壁外調査しに行くワケじゃないからねーーー!!!また帰って来るから!!!!!!!!」



おおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!!!


こうして、シフォンの産まれた場所に向かう4人。



これから、何が起こるかも知らずに

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