話を聞こう
アイリス〜?着替え終わった〜??
廊下から聞こえるお姉ちゃんの声
「着替え終わったけどさぁ〜…この服…」
開けるよ〜
ドアが開くと
「やっぱメッチャ似合う!!」
用意されていた服はメイド服…
「あの…これじゃなきゃダメ???」
アイリスは凄く恥ずかしそうだ
かなりミニ丈なのに加えて、チューブトップ
ペッタンコなアイリスにとってはかなり勇気がいる服装だ
「しょ〜がないでしょ?アイリスに合うサイズの服がそれしか無いんだもん♪ニヤ(°∀° )ニヤ」
エレナお姉ちゃんがヤラしく笑う
「も〜…でも、チューブトップのサイズがピッタリ…誰のなんだろ??」
「あの…ごめんなさい!!私のです!!」
声のした方を向くと、小さいメイドさんがいた
「シフォンといいます!!15歳です!!よろしくお願いします!」
…15歳
15歳!?
「仲間いたーーー!!。°(°´ω`°)°。」
すんごいスリスリしてるアイリス
「ちょ、アイリス様!!痛いですよぉ〜( ^ω^;)」
シフォンの背格好はアイリスそっくり♪
つるペタ仲間出来て良かったね♪アイリス♪
「今、つるペタ仲間出来て良かったね♪とか思ったでしょ…お姉ちゃん…(#ー̀дー́ )ガルルッ!!」
「な、なんの事かな〜( ̄ε ̄;)~♪」
ムキーヽ(`Д´#)ノ
シフォン
「…でも、可愛い下着がいっぱいありますよね♪」
ピタッと止まるアイリス
「そ〜そ〜♪可愛いのからセクシーに見えるのまでいっぱいあるよね〜♡」
「それに、12歳から結婚できますから、合法ロリ…」
「(*´ω`)ウンウン」
「需要はいくらでもあります( • ̀ω•́ )✧」
シフォン!
ナイス!!
「……ヤダ」
ボソッとお姉ちゃんが言った
「そんなロリコンなんかに渡したく無いーーーーーーーーーー!!!!!!(╬⊙д⊙)」
「何があってもロリコンど変態に妹達をあげたりしないんだからね!!!!(╬⊙д⊙)」
ビックリした顔をしているプリム
「…あの…妹達って…プリムも…」
「入ってるに決まってるでしょーーーー!!!(╬⊙д⊙)3人しかいないのに妹達って言ったらプリムも入ってるでしょー!!!(╬⊙д⊙)」
「お姉ちゃん落ち着いて!!!」
「ゼー…ゼー…」
息切れしてるエレナ
「…いいなぁ…アタシも一緒に行きたい…」
シフォンが何か言った気がする…でも、良く聴き取れなかった
「ちょっと街の中を周って来ますね♪」
「はい。いってらっしゃいませ。」
ストックさんとシフォンに見送られてお出かけです
「うぅ…恥ずかしい…」
メイド服のアイリスがスカートの丈を気にしている
「さすがに短すぎるよぉ…」
すれ違う人、皆に見られる…
「いつもより10センチ短いくらいじゃん♪」
のほほーんとした感じにエレナが言う
「10センチ短いとかなり違うの!!お姉ちゃんはいつもパンツスタイルだから分からないの!!!ヽ(`Д´)ノ」
「アタシならそれくらいへ〜きだも〜ん♪」
「なら、履いてみるがいい!!( ✧ω✧)」
てなワケで服屋さんでお姉ちゃんにミニスカートを履かせたワケですが…
「ルンルン♪ぴょん♪」
「跳ねるな!!(╬⊙д⊙)見えるから!!」
「ちょっと休憩♪」
と言って椅子に座るお姉ちゃん
「脚を開かない!!!(╬⊙д⊙)食い込んでるのまで丸見え!!!」
「ええ〜…めんどくさいなぁ〜…だって、ただの布だよ??見えたって別に…」
「それに興奮する人達がいっぱいいるの!!!(╬⊙д⊙)」
ゼー…ゼー…
「アイリス、おつかれ様♪」
プリムが飲み物を買って来てくれた
「ありがと、プリム♪」
買って来て貰った飲み物を2秒で飲み干す
「はや!!!Σ(´⊙ω⊙`)」
「いや〜、メッチャ喉が渇いちゃってさ♪」
何やら不審な動きをしているプリム
次の瞬間
キスをされ、プリムの口の中から少し温くなった液体が流し込まれる
何の抵抗も無く飲み干したが…少し口から垂れてしまった
「アイリス…こぼしちゃダメでしょ…?」
少し垂れたのを舐めとるプリム
「ん…ごめんなさい…」
エレナ
「コラーーー!!!ココは他の人達いるから!!!!2人の世界に入るな!!(╬⊙д⊙)」
Σ(´⊙ω⊙`)
「コラ…見ちゃダメよ…」
「きっと疲れてるのよ…あんなにたくさんのワニを獲って来てくれたんだもの…」
「ねぇママ…ちゅ〜しよ〜♪ボクが守るから♪」
「…もう…♡ちゅ♡」
今どっかにイケメンいたーーーー!!!!
間違いなく堕ちるのいたーーー!!!(///Д///)'`ァ'`ァ♡
エレナ
「ショタコンか!?(º ロ º )」
アイリス
「一度でイイから童貞を…(///Д///)'`ァ'`ァ♡」
「…なら…プリムのを…♡」
ヴァンパイアクイーンもろともレイピアの鞘で打ち抜くエレナ
「…打ち抜き御免!」
その場に倒れ込む二人
「なはは♪こんなとこで発情すんじゃないよ!!!(╬⊙д⊙)」
yes…マム…
_|ヽ/|○ ポキッ
「あ、あのワニ皮のって、昨日獲ったヤツかな?♪??」
「さすがに昨日の今日じゃ加工出来ないよ(⁎˃ᴗ˂)」
市場でワニ革の加工品が目立つ
なるほど。革製品にするなら頭の革もあった方がイイから依頼主は首を切り落とさないようにしたのか♪
「あ!!あのピアスカワイイ!!(✪▽✪)」
プリムが走り出す
そのお店にあるアクセサリーはとても品のイイ感じだった
「いらっしゃいませ♪」
若い女の人のお店のようだ
「このアクセサリーね、全部アタシが作ったんだよ♪気に入って貰えたなら嬉しいな♪」
プリムが気に入ったのは羽を使ったピアス
え…この羽…
「すいません!この羽って何の羽ですか!?」
急に食いつくアイリス
「え?ホワイトガルーダの羽だよ?ホワイトガルーダって聞かないよね♪結構イイ値段したんだから♪」
「ホワイトガルーダ…」
「…どうしたの??アイリス??」
「何でもないよ、お姉ちゃん…」
明らかに顔色が良くないアイリス
「アイリス!このピアス、似合うかな!?買ってもイイかなぁ??(✪▽✪)」
「い、イイんじゃ…ないかな…」
いつもプリムに優しいアイリスが、明らかな嫌悪感を持っている…
プリム
「そ、そか。じゃ、じゃあ違うのにしよ〜っと♪( ^ω^;)」
…ごめん、ちょっと
先に行くね…
歩いて行ってしまうアイリス
「ちょ、アイリス〜!!??」
「待ってよぉ〜!!!」
慌てて追い掛けるエレナとプリム
やっとアイリスに追いつくと、エレナがアイリスに聞いた
「…ちょっとアイリス!!なんでそんなに機嫌悪くなるのよ!?アクセサリー見るくらいイイじゃない!!」
…あの羽…アタシの…羽…
アイリスが答えた
プリムがブルッと震えた
「…アイリスの…羽…??」
アイリスが重い口を開いた
「間違いなくアレはアタシの羽。羽の1枚1枚に魔力が通っているの。…自分の魔力くらい…分かる…」
「でも、お店の人はホワイトガルーダの羽だって…」
そこまで口にしたエレナだったが、ハッとした顔になり、口をつぐんだ
…まさか
「…お姉ちゃん…気付いた…??」
ぇ?(*˙꒳˙* 三 *˙꒳˙*)ぇ?
プリムは分かっていないようだ
「…人間が、天使の羽を…売買してる…」
!?!?!?!?!?!?
「うそ!!そんな…!!!!」
プリムがパニクる…
でも、そうとしか考えられない…
もちろん、全ての人間が知っているワケでは無いだろう。
現に、アクセサリー屋さんのお姉さんは「ホワイトガルーダの羽」を使ったと言っていた。
「だとしたら…天使を狩っている人間がいる…」
エレナが言った
それでも不思議ではない。
「素材」を狩りで手に入れる
ワニを狩ったのと同じ…
「…許せない」
プリムが呟いた
すぐにプリムを抱きしめるアイリス
「…プリム?イイの…アタシの羽くらいイイの…アタシは生きてるでしょ?それでイイの♪ね?」
抱きしめたプリムの背中をトントン♪
「…でも…でもぉ…」
アイリスの背中を引っ掻くように握りしめるプリム
「…これからさせなければイイの…♪ね?」
「アイリス…」
プリムに凄く優しいキスをするアイリス
「ギルドに行こう。もし天使の羽を欲しがってる奴がいたら…」
…話を聞こう…