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聖女は幸せになれるのでしょうか  作者: わこ
第1部
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9

さて、ポーションを売るにあたり一つ問題があるようです。

この世界では誰が作ったかをわかるように印を作ってそれを付けるそうです。

印ですか。どんなものにするか悩みますね。

簡単なものだと真似されるので複雑にしないといけないですよね。

何にしましょうか。そうですね。私実は1度目の人生歴女でして家紋と言うものにあこがれていたのですよ。それを参考にしますか。

戦国時代の名将からアイデアを頂きましょう。

やっぱりそうなると浅井長政様がいいですね。長政様の家紋に使われている剣花菱をお借りして、そこにポーションに重要な植物を入れて、ポーションの入れ物を書きましょう。

いい感じにできたのではないでしょうか。


さて、ポーションにつける印も考えましたし、売る為の準備が必要ですね。

今は大事なポーションは私の普段使っている食器に入れてるだけですしね。

いざ、買い物へ出発。初めてのおつかいみたいな感じですね。


と思ってはいましたが簡単にはいきませんでした。

家族に倒れたことをまだ根に持たれていたようです。

付き添いが必要と言われました。

お母さんは刺繍で忙しいとの事なので姉のクレアが私の体調管理役となりました。

仕方のないことだとはわかっていますがやはり信用してほしかったですね。


そんなことを考えているとクレアの準備が整ったようです。

今日渡されているお金は5000チコル。チコルとはこの世界の通貨の単位です。

1チコル1円の価値があります。

3000チコルあれば1日分の生活費になります。約2日分の生活費を渡されてことになりますね。

さて、これでどれくらいのポーションの入れ物が買えるのでしょうか。


今日は露店に用があります。

ポーションを売るのには店に入る必要がありますが入れ物だと露店で売っているようです。

入れ物を買うべきか素材を買ってそこから入れ物を作るべきか悩みますね。

素材は素材屋さんがあってそこで買うそうです。

素材屋さんは露店ではなく店を構えています。

今日の服装は継ぎ接ぎだらけの服ですから到底相手にはされませんね。

仕方ありません。高くなりますが入れ物を買いましょう。

お母さんもまさか私が入れ物を作れるとは思っていないんでしょうね。

クレアと二人だと持って帰るのも一苦労でしょうしね。

素材は今度お父さんと買いに来ましょう。

そんなことを考えていたら店についたようです。


「いらっしゃい、なんでもそろってるよ。」

「ポーションの入れ物ください。」

「おや、お父さんかお母さんのお使いかい?ポーションの入れ物ならたくさんあるよ。こっちだ。」



ポーションの入れ物はたくさんあるようですね。

500チコルから1000チコルまでの値段のようです。

500チコルのものは薬効を保存できるか微妙な状態ですね。

ポーションの値段が3000チコルですから1000チコルのを買っても問題なさそうですね。

1000チコルのを5つ買いましょう。


「1000チコルのを5つください。」

「毎度。お嬢ちゃんたちかわいいからこれをおまけしてあげよう。」


おまけいただきました。どうやら私もかわいい部類に入るようです。やったね。

おまけはガラス瓶の中に花が入れてあるものでした。きれいです。

高いのではないでしょうかと思い聞いてみたらお孫さんの作ったものだけど買い手がいなかったようです。

次ここに買い物に来ることがあれば買ってみましょう。今回はご厚意に甘えさせてもらいましょう。


これで売る準備が整いました。

あとは売るだけですよー。

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