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聖女は幸せになれるのでしょうか  作者: わこ
第1部
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4

どうもこんにちは。皆様のリーゼです。

そんなことはどうでもいい。私は今猛烈に興奮しております。

なんでかと言うと外に出ることができたから。

本日はお母さんに抱っこされながら外に出ております。

しかし、外はこんなに臭い物なのか。

何故かと思ったけれど、考えればすぐわかる。

日本とは違い下水処理がされていないから。

糞、尿は決まった場所があるとはいえ、外に捨てるだけ。

そりゃ、臭いが出てくるわけですよ。


臭いはこの際我慢するとしよう。

私は外の世界を楽しむのです。でも、何故今日外出なのでしょうか?

お母さんに聞いてみましょう。


「お母さん、今日はどこ行くの?」

「今日はクレアの洗礼式の布を買いに行くのよ。」


おっと、洗礼式とは初めて聞きましたね。なんのことでしょうか。


「洗礼式って何?」

「7歳になったら教会で受ける式のことよ。そこで自分に合った称号をもらって今後の仕事についても考えるのよ」


なるほど。なるほど。洗礼式はそのために受けるのですね。

にしても称号ですか。

あまりいい思い出がありませんね。

前世があれですからね。


そんなことを考えてると目的の場所についたようです。

にしても、ここが目的の場所ですか?道端に布が置いてあるだけですが。

お店なのかも怪しいですね。


「いらっしゃい。何をお求めで?」


おおっ。しっかりお店のようです。道端に置いてある布なんてって思いましたがこの世界では当たり前のようです。

建物の中に置いてある商品はお金に裕福な人が買うもののようです。しっかり頭に入れましたよ。

そんなことを考えている間にお母さんの買い物が終わったようです。

家に帰るようですね。短時間の買い物でしたが私は疲れました。

何もしていないのですけれどね。この虚弱体質な私の体を恨みます。


家に帰ってからは大人しくしてました。と言いたいところですが私は今頑張っております。

何をかと言いますと、体力づくりです。

ちょっとずつですが頑張っております。この体調ではいずれ大きくなった時困りますからね。

今は少しずつ筋トレをやっております。目標は外の森に行く事です。

外の森へ行けば薬草など生えてるはず!!

私はこの世界でも薬師として頑張りますよ。聞けば薬師の称号もあるそうなので。

称号は今までの生活でどんなことをしてきたかとかが重要になってくるそうですからね。

今から薬草に関わっていれば2年後の私は薬師の称号をもらえるはずと睨んでおります。

今はまだお母さんに教えてもらうばかりですがこれも重要なことです。

この世界はまだ私の知らない事ばかりですからね。日々勉強です。



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