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ルルリアン・レイシア 爆誕

初投稿まさかの夜中。ちょっと眠いので…ねます…あとでまた書き直します…とりあえずの投稿ですいません…。

転生後〜


生後一週間でハイハイが出来るようになり

二週間には物につかまりながら立ち上がりが出来るようになった。

三週間後には拙いながらも言葉を話せるようになった。この世界の成長の基準はわからないが今のところは怖がられてもいないようなので大丈夫だろう。


赤ん坊の体というのは1日の大半を睡眠に費やしていて何か訴えがあるときは泣きわめく。

しかし精神年齢29歳だから泣き喚くのもためらわれ、

控えめに「あうーあうー」とアピールして排泄や食事を訴えていた。




初めて言葉を話したのはその2ヶ月後。


「おはよう。レイシア。朝のミルク持って来ましたよ。」


朝食のミルクを持って母が部屋にやって来た。

私は意を決して何度も練習した口の動きで一言、

「おか、〜さま、」


母は大きく目を開いて「!!!!レ、レイシア、今なんて?」



聞こえなかったのだろうか?




「おかあさま」




「ああ、レイシア!!貴方は天才ね!もう言葉を話せるなんて!!」



満面の笑みで私を抱きしめてくれた。



なんだか気恥ずかしいけれど、愛されて生まれてきたんだなって思えて嬉しかった。




夜になると父がやってきた。



「おお、シフォン!レイシアが話したというのは本当か??」



「ええ、本当ですとも。「おかあさま」って!まだ生まれて3ヶ月だと言うのに。天才ですわ!!」



「おお!凄いな!俺のこともわかるかな?、レイシア、俺はお前のお父さんだぞー!」


この流れは呼んでほしいってことだよね?なら、




「おとうさま」




「なんて賢い子なんだ!著しい成長だな!!」


「ふふふ。将来が楽しみですわね。」


「お前に似て賢い美人になるに違いないぞ。自我が芽生えたらすぐにでも教師をつけよう。早いうちに学んだ方がこの子のためにもなるからな」



「ええ。そうですけど、普通は3歳からつけるものでは?まだ1歳未満なのですしまだ早いお話ですよ。」


「ふむ、それもそうか。ついな。この子の教育についてはお前に一任しているからな。」



「そうですわよ。女の子のことは母親が1番わかるものです。次生まれる子が男の子なら教育は貴方にお願いしますから。」


「ふむ…」


「ふふふ。きっと素敵な淑女に育て上げてみせますわ。」



それからしばらくして、家庭教師こそつけられなかったもののおかあさまは本の読み聞かせの際にこの国の歴史の本を用いたり淑女としての心得などの教材を教えてくれた。



そこで分かったのはここが異世界だと言うこと。




転生してはじめの頃は周りの人の髪色や目の瞳の色からヨーロッパの田舎町にでも転生したのかな?なんて思ったけどよく考えたらこんな豪華なドレスとかきてるのなんて現代だとヨーロッパの王族くらいじゃない?っていう。


この国の歴史書の読み聞かせで分かったことをまとめると



・私がいる国はアールバン王国。

・この世界には魔法がある

・世界には大きく分けて4つの大陸がある

・各大陸に住んでいるのは4種族。割合でいうと

人族5割▷獣人族3割▷龍神族1割▷妖精族1割



人族では1000人に1人が魔法が使える(貴族が殆ど)

魔法には火 水 雷 風 土 木 の6属性あり基本は1人1つの属性が使える。親からの遺伝が殆どだが稀に魔力のない両親から魔法使いの子供が生まれることもあるらしい。


魔法が使える人は国家の宝とされ、将来は王宮で働いてもらうために8歳から学院に入ることになる。



で、私はおそらく魔力持ち。


なぜなら0歳7ヶ月現在、魔法が使えるからである。


また、あんまり大したことないけど。

火と風を組み合わせて体を温める温風の魔法を使ってみたり、畑を育てるために土と木の魔法で成長促進させてみたり、雷は害獣(虫)を退治するときに攻撃魔法唱えたらビリビリして痺れてたから多分全属性使える。


正確には5歳の時に貴族の子息令嬢は教会で魔力測定を行いどの程度魔力があるかどうかわかるらしい。属性については計測では分からないらしいから全属性持ってるってことはばれなくて済みそうだ。


今更だけど、ただでさえ成長早いのに魔法も全属性使えるなんて言ったら両親からの期待が重くなりそうだから内緒。



また、私の実家のこの国での立場も分かった。



我が家はルルリアン家。


アールバン王国極東部にある海沿いの辺境伯爵家だ。


私の名前はルルリアン・レイシア

現在0歳7ヶ月。

金髪でアイスブルーの瞳をもつ美少女。

いや、美幼女か。動けるようになってからしばらく経つけど、鏡の前でクルクルして自分をマジマジ見つめてニヤニヤしちゃった。だって、もう可愛いんだもん!前世で

母のお腹には妹がいるため、この家の第一令嬢にしてお姉ちゃんになる予定。

1歳違いの妹とか可愛いに決まってる!楽しみすぎるわー。



そして両親について。



辺境伯爵長男の父ルルリアン・ゴードン(長男)と公爵令嬢の母旧ミシェル・シフォン。現在ルルリアン・シフォン(次女)は約3年前に結婚。2人は現在23歳である。この世界は女子の結婚適齢期が16歳〜22歳でそれ以降は行き遅れだと言われているらしい。前世の私は29歳だったので完全行き遅れです。はい。今世では絶対に勝ち組になる!!



で、1番最後に、1番重要なこと。




思い出した。





ルルリアン家て、アールバン王国って、魔法のある世界って、もしかしなくても、前世で死ぬ前にプレイしてた乙女ゲーム「マジック&ラブ」の世界じゃないか?と。




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