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画面のつくりかた。

突然ですが



みなさん、文章読むときって視線はどうやって動かしてます?


……質問がわかりにくくてすみません。


えーとね。


手のひらサイズ文庫本の小説があったとして。

ぴらっと開くと、当然、活字がズラズラと並んどりますわな。


そうして物語を読もうかっとなったとき、


①一文字ずつ理解しながらなぞるように読む。


②文節や区切りのいいところまでをなんとなく読み、まとめて理解する。


③1ページまるごと、「画面」として見て、オブジェクトとして認識する。



と。

うまく言えないんですが、かようにタイプ分けできるのではないかと思います。


わたくしは③です。

そのためか、確かに読むのは早い方でしょう。よく言われるのが、マンガと小説で読む速度が変わらないのは何故だという疑問ですが、こういう理由です。

それは、速読術を身に付けているとか、理解力があるとかでは無いのです。「そのように読んでいる」というだけで…一見だけで理解できる!というのとはちょっと違います。理解してないもんはしてないです(笑)


読むのが極端に遅いひと、っていますよね。

ドラゴンボールの単行本一冊に1時間かかるとか。

何故だと聞いてみると、どうやら①のような感じで、セリフやコマを丁寧に読み取り進めているそうです。


どちらが多数派なのかは知りませんが(一冊、何分で読める?とか雑談する機会はないので)、感覚としては、②が過半数で、①よりは③のほうが多数派かと考えておりました。



ところがこの「なろう」にきて、考えが改まりました。

「なろう」スタイルでよくある、改行、行間。

三千字以下の短い一話。

それが、「読みやすい」と推奨されている風潮。


もしかして……①や②のひとが大多数なのでしょうか?


だとしたら確かに、1画面にウジャウジャと活字がひしめいていると、どこまで読んだか見失う、目が痛くなるといった弊害が起きるでしょう。

わたしも読書以外の作業、裁縫などをするときは、視界に「今やってること、これからすぐ使うもの」以外のものがあると集中力を削がれ、混乱する感覚があります。そんな感じでしょうか。


ただし読書に関しては③であるわたしは、改行、行間が広いのは非常に読みにくいのです。

いち画面(視界)にある情報が少なく、理解できないまま画面をスクロールして、続きを読み、また視線をスクロールさせて読み直すような作業をしなくてはいけません。

感覚的には、絵画の一部分を切り取りアップにしたものを順番に連続表示され、頭のなかでパズルを組むことになり、「素敵な絵でしょ?」と言われてもスミマセンちょっと一回カメラ引いて全体図を見せて…という感じです。



ていうか物理的にスクロールめんどくせぇ。

執筆時は画面を大きく活字を小さくとり、できるだけ視界に多くの字数を表示してます。


「なろう」に投稿するさい、ある程度は①や②を意識して、改行など入れていってるんですが……。

本人、根幹が③なもんで、どうしてもソッチ寄りで仕上がっていると思います。


拙作は、評価に5点満点を多く頂いております。(ありがとうございます!)

読みやすい、とのコメントも頂けました。そう感じた方は、おそらくですが、③あるいは③寄りの②のタイプではないでしょうか?


そして「題材に興味はあったが序章でブラバ」「面白いのだけど、なんとなく読むのが苦痛」は①〜②寄りの方。

……ということじゃないかなぁ。


と、考えてみました。



……だからって、じゃあどうするかと言えないんですけどね。

だってこれ以上改行いれたら作者本人読めないし(笑)

いま評価くださってる方に、次も読みやすい作品を提供したいし。

「これがわたしのスタイルです」

でいくしかなかろう。

それが事実だもの。


かといって、ニッチでもいいや!と開き直るのは良いことではありません。

投稿するからには、クリックした方に本作を最後まで楽しく読んでもらえるように作りたい。


目指すべきは、万人な読みやすい表示方法、よりも、読みにくくてもグイグイ読まされちゃう内容の傑作、である。

と、とりあえずソッチ方向へ意識を持っていってます。



うん、がんばろう。

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