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残念無双  作者: けいちょ
<LESSON 1> ここは南出屋年町
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第1話 俺のいる世界

突然だが俺の名前は鈴木太郎、何の変哲も無い普通の男。

年は19歳、つってももうお酒は飲み始めてるがな。

友達はいる方なんだ、ボッチじゃないぞ。


・・・で俺は今どこにいるって?

家だよ家。

学校内に建てられた約20棟ある家の1つの中に暮らしている。


・・・そうなんだ、俺の通っている学校はものすごい変だ。

「南出屋年専門学校」もう名前から変だ。

そして他の学校にはない変わった特徴が幾つかある。


・学費は1万円、しかし入学に100万円かかる。

・何故か学校内にデパートがある、しかも学生の使用も可。

・授業のスケジュールは自由、ただし1日最低3時間は受けなければならない。

・学校内に家がある、しかも30棟。

・学校内の家から通学する、生徒と2人で共同生活してもらう。


な、すごいだろ。

東京ドームが3つくらいあるんじゃないかってレベルの大きさだもの。

学校じゃないよなもう・・・。

でも極め付けはこれなんだ。


・当学校はグレード制を採用、半年に1回のグレード審査で次のグレードが決まる。


これがこの学校最大の謎・・・ん?

「足音が聞こえる・・・まさか・・・。」

「おいーっす!元気にしてるかね?」

こいつは月神美奈都、俺の幼な地味でルームメイトだ。

うん、それはともかく。

「美奈都、俺が言いたいことはわかるよな。」

「うむ、服を着ろということだな。」

こいつはいつもそうだ、風呂に入ったら必ず全裸で出てくる。

羞恥心はないのか・・・。

「しかし太郎、明後日のスケジュールは決めたのか?」

「そんなの昨日決めたよ、軽く4時間やってあとは重さんと飯食ってくる。」

「重さん?そうか、私も言っていいか?」

「いいよ・・・。」

俺はふと窓の外を見た。

「どうした?」

「ん?あぁ・・・ここに入ってもう3年が経つんだなって。」

「まぁな、3年経った今もこうして過ごしてることになんの違和感もない。」

そりゃそうだ・・・ん?美奈都がいきなりこんな話しだしたぞ。

「ということで明日は鍋焼きうどんだな。」

な・・・なんですってー!?

「おい美奈都!この話の流れで何故そうなる!」

「何故って・・・大体こんな感じだろう・・・。」

どんな感じだ!意味がわからん。

と言ってもこんなやつとおれは今まで過ごしてきたんだ。

逃げちゃダメだと言いつつたまに逃げたい時がある。

入浴中に入ってきたり、訳のわからない授業を受けたり。

喧嘩の仲裁に入ってとばっちりを食らったり散々だ。


だけど何でだろう・・・。

俺はこいつといると不思議と暇しない。

なんなんだこの感情は・・・もしかしてあいつの事す

「お〜い太郎!ケツかいて!」

前言撤回!


つづく

この小説はある日の夢を盛って作られたものです。

ものすごい無茶な内容ですがこれからも読んでもらえると幸いです。

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