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腐れたちの学園生活  作者: 馬鹿面
19/41

デート的なもの1

 時は日曜日。俺は二葉さんの運転するリムジンに揺られて、学校近くのショッピングモールへ向かっていた。

 「ご主人様、ずいぶんとお疲れのようですが」

 「二葉さんのせいでもあるからな」

 「なら、謝罪に私を差し上げます」

 「返品します」

 昨日、俺はカノンのビンタを食らった。それだけで済めばよかったのだが、ビンタされた拍子にカノンのパンツを見てしまい、さらに、癖で写メってしまったことで、俺はとにかくボコボコにされた。さらにさらに、そこで二葉さんが起きてしまい、俺がカノンを押さえつけようとしているところに乱入してきて、そこで部長からのメールがきて・・・、とまぁ、だいぶ疲れた。

 「しかし、あの部長というのはなんなんですか?」

 「俺の友達だな」

 「ご主人様のような変態に友達ができるとは思えないのですが」

 失礼だな、二葉さんには躾が必要か・・・、なんだか楽しそうだな。

 「とにかく、今日はどこにも寄り道しないでくださいね」

 前にこの車に乗った時は、ラブホテルに連れて行かれそうになるなどした。

 「大丈夫です。行きしなはしません」

 帰りはするのか・・・。大きな不安を抱えた俺を乗せて、大きなリムジンは山道を走って行った。





 「ふっー、何もなかったな・・・」

 「何かあった方が良かったですか?」

 「何もなくて良かったです」

 無事、俺はショッピングモールに着くことができた。毎日こんな調子で登校するかと思うと気が重い。

 「帰りも乗っていきたいので、そこらへんで適当にぶらぶらしててください。後で連絡します」

 「ダブルベットでも見ておきます」

 すでに返す気力もないので、俺は二葉さんと別れて待ち合わせ場所に向かう。





 「おーい、外道!」

 「あぁ、部長、早いな」

 俺は腕時計を確認する。時刻は12時20分、集合時間は1時だからかなり早めだ。

 「部長は昼飯食べたか?」

 「もちろん食べてないぞ!」

 今日は一緒に昼食をとることにしていた。誰かと食事をするのはいつ振りだろう、一緒の空間でぐらいしか思い出せない。

 「部長は何が食べたい?」

 「んー、私はイタリアンが食べたいな」

 「なら中華だな」

 「最初からそう決めていたのか!」

 別に中華料理が食べたいわけじゃない、ただの嫌がらせだ。




 「いやぁ、美味しかったな!」

 「まぁな」

 適当に入った店にしては上出来だな。

 「だけど、本当に外道に払ってもらっていいのか?」

 「いいって、俺の義父は金持ちだからな」

 「なんか成金ってかんじだな」

 五月蝿い。だいたい部長は母子家庭だったはずだ。そんなところに負担をかけさせるわけにはいかない、後味が悪いのは嫌いだ。

 「で、なにを買うんだ?」

 ここはショッピングモールだ、何か買わなければなるまい。

 「夏用の服だな。もうすぐ衣替えだし」

 「あの超ミニなスカートなんかはどうだ?すごく涼しいぞ」

 部長に頭を叩かれる。

 「外道はとんだ変態だな!!」

 変態と言われるのは嬉しくない。

 「ならどんなやつが欲しいんだよ」

 「・・・可愛いやつ」

 「ぷふっ」

 もう一度叩かれる。

 「笑うな!!」

 そんなに切れるなよ、ハゲるぞ。

 「分かったから、俺が部長に似合う可愛い服を買ってやるから」

 「本当だろうな・・・」

 信用無いな、俺。





 「こんなのはどうだ!!」

 「おぉ、可愛い!!着てる服はダサいのにセンスはあるんだな!」

 黙れ。ジーパンにTシャツの何が悪い!

 「こんなのも買ってもらっていいのか?1万円くらいするけど・・・」

 「大丈夫だ」

 俺の100均財布はパンパンだ。今回の義父は気前がいい。

 「ついでに俺の服も買っていきたいんだけど、いいか?」

 「別にいいぞ!」

 これまで服は必要最小限しかもってこなかった。今は金がある、高校生にもなったしオシャレくらいはしなくてはな。

 「これとそれとあれにそれやらこれやら・・・」

 「外道、そんなにたくさん買ってもいいのか?」

 「大丈夫だ、俺には金がある!」


 「合計で105万260円です!」

 「・・・買うの、やめます・・・」

 買い物は久しぶりだし仕方ない。金をもって浮かれすぎたな、値札を見ずに買うなんてただのバカだろ・・・。




 「部長」

 「ん、なんだ?」

 喫茶店で寛ぎながら、俺は部長に話しかける。

 「水着を買いたくないか?」

 「は、はぁ!?」

 やっぱり驚かれるな。でも部長の水着姿を写真におさめれば、逢坂に4,5万円で売れる。

 「頼む、水着を着てくれ」

 「ま、まぁ・・・、そこまで言うなら・・・」

 よし、ちょろいな部長。ついでに更衣室にカメラを仕掛けてやろうか。・・・やっぱり捕まるのでやめておこう。

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