表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
腐れたちの学園生活  作者: 馬鹿面
17/41

新部室

 「ここが新しい部室か、広いな」

 「うん、外道君の小父さんスゴイね」

 「あっぱれじゃ!」

 俺たちは新しい部室に来ていた。その部室は屋上に建てられ、広さは教室一つ分はある。俺が頼んでできたわけだが、いまいちピンとこない

 「あぁ、この部屋は靴脱いでくださいね。寝ころびたいですから」

 俺は義理の家族に気を使わずにいられる空間が欲しかったのだ。アナザーホーム的な。

 「部室なのに家具が置かれているのはなぜじゃ?」

 「くつろげるようにだ」

 「なんかいいね!」

 飯塚さんは、すでに机でのんびりと絵を描いている。

 「夏になればコタツとかおこうと思ってます」

 「電気が通っておるのか?」

 「水道も通ってるぞ」

 「生活感バリバリじゃな!」

 和音も鎧を脱いでテレビを見だした。最新の高画質なテレビだ。

 「しかし外道、ベットまであるのはどういうことだ?」

 「家が無駄に遠くてな、車で1時間半かかるんだ。だからベッドぐらいあった方が便利かと」

 「外道はここで暮らす気か・・・。下宿するのか?」

 そう言いながらも、部長はソファーに座って本を読んでいる。

 みんな気に入ってくれたみたいだ。よし、俺もダラダラするか。






 『ピンポンパンポーン。完全下校時刻になりました。生徒の皆さんは下校してください。学校に残って活動を続ける部は、職員室にて申し出てください。』

 無駄にアニメ声だ、胸糞わりぃい・・・。

 「そろそろ帰るか」

 「そうだな。それでは文芸部の活動を終わります」

 「それではの」

 「それじゃあ!」

 三ケ原さんと和音が帰って行った。

 「外道、その、昨日は、ありがとう・・・」

 「別にいいって。一緒に遊べて楽しかったし」

 部長から父親のことを聞かされたあと、俺たちは閉園時間までめいっぱいに遊んだ。誰かと遊ぶのは初めてのことだったので、昨日のことはよく覚えている。

 「それでだな、外道・・・」

 「なんだ?」

 「今度の日曜、二人きりで駅前のデパートに行かないか!?」

 「なんで二人きりなんだ?」

 和音や飯塚さんも呼べばいいのに。

 「それは、その、外道と二人きりでいたいから・・・」

 可愛いな。頭蓋骨をチョップで叩き割ってやろうか。

 「部長は俺のことが好きなのか?」

 ずっと気になっていたことを聴いてみる。

 「え、えーっと、好き・・・、だな」

 ほう、好きなのか。

 「友情が芽生えている証拠だな。友情があると相手を好きになるという情報は合っていたのか」

 「外道、そういう好きじゃないぞ・・・」

 「じゃあどういう好きだ?」

 「なっ、それはその・・・、異性というかなんというか・・・」

 「よく聞こえない、はっきり言ってくれ」

 「はぁ、もういい!」

 部長が部室を飛び出すように出て行った。

 「なんだあれ?」

 友情以外の好きなんて恋愛の好きしか思いつかないぞ。でもあんな美少女に好きになられるはずがない。俺はモテない。イケメンなんて散髪屋の小父さんにしか言われたことがない。

 「俺も帰るか」

 俺は家みたいな部室の電気を消す。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ