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腐れたちの学園生活  作者: 馬鹿面
14/41

活動方針はダラダラで

 「おっはよー!!」

 「おはようございます飯塚さん。相変わらずうるさいですね。喉をかっ切りますよ」

 「外道君は相変わらず外道だね!」

 「ありがとうございます」

 俺は頭を下げる。

 「外道、その・・・、家に行ってもいいって本当か?」

 「しつこいな、本当だ」

 「ヨシっ!!」

 部長がガッツポーズをする。なんとなく写メっておく。

 「外道君!今日も和音ちゃんが来るんだよね!!」

 飯塚さんは和音がお気に入りみたいだ。そこへ、タイミングよく和音がやってくる。

 「失礼する」

 「!?」

 「えっ!誰!?」

 和音の姿は奇妙だった。鎧に兜に小手、腰には日本刀、顔には般若ではなくいかつい鬼のお面、下半身だけはミニスカートを穿いている。俺はこの状態を知っているのでどうとも思わないが、知らない二人はかなり驚く。

 「よっ和音」

 「あぁ!外道」

 挨拶を交わす。

 「しかしお前な、その格好はないだろ・・・」

 「む、何か問題があるのか?」

 和音はその格好のおかしさを理解していない。

 「その鎧、ここに来たら脱げ」

 「なぜじゃ?」

 「ここに危険が来ても、俺が和音を守ってやるから」

 「ほう!!外道、おぬしもいいとこあるのぅ!」

 鎧を脱がすためだ。もし本当に危険が来たら、俺は和音を盾にして逃げ去るだろう。

 「外道、私にも、言って、くれないか・・・?」

 部長が何か言ってくる。

 「部長、自分の身は自分で守るって言葉を習わなかったのか?」

 「だって今!」

 「五月蝿い黙れ。パンツの写真ばら撒くぞ」

 俺は、逢坂にも売った部長の股の間を撮った写真をちらつかせる。

 「外道!渡せぇ!!」

 部長が写真を奪おうと跳びかかってくる。それに合わせてチョップを繰り出す。

 「イタッ!!」

 部長が頭を抱えてしゃがみこむ。とりあえず黙らせた。

 「和音、ちゃっちゃと脱げ」

 「そうじゃの、そこまで言うなら仕方無い」






 和音が鎧を脱いだ。文化祭の時とは違い、学校の制服の上に鎧を着ていたようだ。紺のブラウスと灰色のスカート姿だ。もちろんのことのように、日本刀の模擬刀を腰にさしている。

 「よしっ、これでいい」

 「せめて仮面ぐらいはつけておいてもよいじゃろ!」

 日本刀が限界だ。仮面なんかを付けてるやつとは話しづらい。

 「和音ちゃん!!カッワイイ!!」

 飯塚さんが和音に跳び付く。

 「離せ!離すのじゃ!!」

 「いやだ、離したくない!!」

 しっかりと写メっとく。この間のやつとセットで売り出してみよう。

 「え~っ、それでは文芸部の活動を始めます」

 「それは私の仕事ではないのか!?私が部長だぞ!!」

 「五月蝿い黙れ」

 再びチョップをお見舞いする。

 「痛い・・・、もう少し加減というものしてくれないか?」

 「面倒だから嫌だ」

 「外道は本当に屑野郎じゃな」

 「ありがとう」

 俺は和音に頭を下げる。

 「とにかく、部員も和音を合わせて4人になったから、美術準備室じゃ狭い。だから新しく部室を造ることにしました。はい拍手」

 「どういうことだ?」

 ノリ悪いな、拍手しろよ。

 「新しく作るってどうするんじゃ?」

 「俺の新しい家族が金持ちだから、その人に頼んで簡単な部屋を増築してもらうことにした」

 「新しい家族?外道くん、結婚するの!?」

 「違います。俺は両親が死んでから、親戚の家を転々としてるので」

 「・・・なんか、ごめんね・・・」

 飯塚さんが謝ってくる。どうせならもっと謝ってもらおうか、人に謝られるのは気分がいい。

 「とりあえず来週には完成する予定なので」

 「かなり早いのぅ」

 「まぁな。そんなことよりだ、文芸部の活動について話をしなければならない」

 「確か、私と外道で小説を書くんだったな」

 「そう、そのことだ。俺は考えたんだが、これまでどうりに適当で良くないか?」

 「どうして?」

 「俺が書いた小説が学校で売れない」

 俺の言葉の意味を察したらしい、部長と飯塚さんが黙り込む。

 「なんでじゃ?」

 分かっていない和音の為に説明してやる。

 「俺が試しに書いたやつを見てみるか?」

 「・・・あぁ」





 「和音、なにも吐くことはないだろう」

 「だって、肉が血が、ぅえぇ」

 こんなものを売り出せば、下手すりゃ停学ものだ。

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