夢。
―――ある都市にある全寮制の学校。
11階からが学校になっていて、5~7が女子寮、8~10が男子寮になっている。
そして3階、4階は特定の条件を満たした者しか立ち入ることの出来ない。
「ねぇ知ってる?○○先輩って、3階行きになったらしいよ」
「やばくない?それって・・」
よく無い噂が流れている人は、3階行きになる。という都市伝説みたいなのが流れている。
友だちと喧嘩した。
それだけでご飯が食べられなくて、自分の部屋へ戻ろうとして、
・・何、この張り紙・・。
『悪い子は3階へ!いい子はそれ以外の場所!
決まったら行くんだよ』
大きな文字で書かれたそれは、無邪気にこの空間を満たしている。
青いエレベーターが4つ。病院の中の様な、そんな薄暗い廊下。向こうにははしゃぐ声。
やだ、やだ・・・・
そんな思いでエレベーターに乗る。
一番端っこ。・・あれ、ここって・・・
3階、4階のボタンが点灯してる。
音楽をガンガンに掛けてイヤホンで黙ってうずくまる。
友だちやら知り合いやら顔見知りが乗ってきて、私は一番端っこになる。
チーン・・・
3階について、エレベーターのドアが開いた。
知り合いの先輩が、一人3階に降りようとしている。
「先輩!」
私は必死に呼び止めた。だって其処は三階だもの。
洗濯もののようなものがヒラヒラと揺れている。その向こうには、曲がり角。
ダメだ、イカナイで。
それでも先輩は行ってしまう。友だちはそれを笑って見ている。
3階は、大きな扇風機みたいなのが廻っていて、人を吸い込もうとしている。
自ら行くなんて。
其処は、人を―――・・・・
必死にエレベータのドアを閉めようとしても、閉められないようになってる。
辞めて、辞めて、ヤメテ・・・
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はい、6月最初に見た夢です。こわいよー><。