夜中のボランティアさん
「東京ってホントに綺麗だよな!道もゴミが落ちてないしホントにすごい」
「でも、夜中はすっごい道にゴミが落ちてるんだよ 夜中の2時ぐらいまで飲んでいたときなんかは ポイ捨てタバコや缶ビール 家庭ごみまで捨てられていたんだ」
「え?でもなんで朝には道が綺麗になってるんだよ!」
「夜中にゴミを拾ってくれる人たちがいるんだよ」
「えーマジで! 仕事で?」
「仕事じゃないからお金も発生しない ただ街を綺麗にしたいっていう気持ちなんだって」
「先日 たまたまボランティアさんが道を掃除しているところをみたんだ
でもその道は見るからにきれいで、特に汚れている様子はなかった俺は「きれいだし、これ以上ゴミを拾う必要はないだろう」と声をかけたんだよ
でもボランティアさんは「汚れているから清掃するのではなくて、きれいな場所も、もっときれいにしたいという気持ちでやっている そうすれば朝気持ちよく通勤通学ができるでしょ?」って言ったんだ
俺はその時 ハッとしたんだよ 俺は掃除は汚れているからするものだとずっと思っていた〉でもボランティアさんの話を聞いて
たとえ汚れていなくても たとえお金にならなくても、今度は僕が一つでも道端のゴミを拾おうって思ったんだ」




