5話 VS 化けキノコ
僕はギルドを出た後、街を出て森に向かった。
ある程度歩くと森が見えた。僕は、そのまま進み森の中に入っていった。
森の中に入ると、先ほどの建物が見えた。吹き飛ばされた男の穴が開いていた。
僕は森の中をスキップした。しかし、化けキノコはいなかった。さらに進んでいった。
すると草むらが生い茂っている所に、きのこが見えた。朝から何も食べていなかったので空腹だった。
僕は、すぐさまキノコを採りに向かった。生い茂る草むらをかき分けて進むと、きのこが見えた。しかしそのきのこはあまりにも大きかった。
「なんで、こんなに大きいんだ」
僕は、そのきのこを触ろうとした。すると、次の瞬間、きのこが何やら胞子をだした。僕は、その胞子を飲み込んでしまった。
「ががががが・・・・ぐぐぐ」
しゃべろうとしたが、身体がしびれてうまくしゃべれなかった。
(なっ・・・しびれてやがる。なんだこりゃ~~~~!!)
僕は心の中で驚いていた。
すると、大きいきのこがこちらに振り向いた。それは先ほどのギルドの依頼の紙で見た化けキノコであった。
「がぴぐぴぷ」
化けキノコと僕は言いたかった。とにかく念願の化けキノコに出会えた。僕は早速討伐しようと思ったが体がしびれていて動けなかった。
すると、化けキノコはしびれている僕に向かって突撃してきた。このままだとまずいHPが減っちゃう。
僕はすぐさま頭の中でイメージして能力を発動した。
すると、身体のしびれが取れた。逆に化けキノコがしびれていた。
「よくも僕ちゃんをしびれさせてくれたな。焼いて食べてやろうか」
(あっいけね・・・食べるとギルドに証拠の物がなくなっちまう。)
仕方なく倒すだけにしようと思った。
「これでもくらえばばばば―――――――ん!!」
僕は、剣を取り出した。
「では、この剣で真っ二つにしてみま~~す。ご覧ください」
誰も見ていなかったが、能力で出した剣でしびれている化けキノコを一刀両断にした。もちろん化けキノコはしびれているので悲鳴は聞こえなかった。
「でででで――――――ん!! 見事真っ二つにしました。」
誰もいなかったが、討伐完了だ。僕は真っ二つにした化けキノコを両手でわしづかみにして、森を出た。もちろん剣は能力で消した。
森を出た後、街の中のギルドに入った。
ギルドの受付嬢に真っ二つにした化けキノコを渡した。
「た・・・確かに受け取りました。い・・・依頼達成です。これが報奨金となります。」
「ありがとうございます。」
僕は、報酬金を受け取った。金額は1000ゴールドだった。きのこにしてはいい金額だと思った。
こうして報酬金を受け取った僕は宿屋に向かった。
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