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〜化け物と怪物〜

最近は暑かったり寒っかったり大変

 魚人の魔物が、雄叫びあげる度に大竜巻がいくつも現れ、キクロに襲いかかる。


「単調ですね。」


 どの竜巻にも国一つ吹き飛ばせる程の魔力が込められているというのに、キクロは、赤黒い鎌で軽々しく切り裂く。


『グゥオガァアア!!』


 すると、今度は竜巻が魚人魔物の手足を覆うように現れ、近接格闘に持ち込む。

 巨大な図体なのに対して不規則で俊敏な動きをしている。


「ここは海中生物が地上の、それも大空で泳がないでください。」


 キクロは、冷静に捌き切る。

 裁かれた魚人魔物の攻撃は、地面を大きく抉る。


『グィガァ!!』


「あの方よりは遅いですね」


 キクロが、そう呟くと一瞬、魚人魔物の大きく振り上げた攻撃を鎌を器用に使い、最低限の動きで捌き、背後かカカトを落とす。


『グゥル!?』


「もう少し、力試しが出来ると思ったんですがね。ルナちゃんやお嬢様の分の余力にでもしましょう。」


 魚人魔物の体勢が大きく崩れたタイミングで鎌を構え、一閃、、、。


『グゥガァああ』


 気付いた時には、魚人魔物の身体の前におり、首斬り飛ばしていた。


「こんな物でしょうかね」


『、、、、』


 首がきられても立ったままの魚人魔物を見つめていると、、、。


「!?」


 身体の首当たりと切り落とされた首から、肉の触手が現れ始め、そのまま元通りになる。


『グゥルゥガガガアアァアアァ!!!!!』


「随分と再生が早いですね、、、」


 そのまま、魚人魔物は再び真っ直ぐ突っ込んでくる。


「半殺しで捕獲でもしたら魚類の食費が浮くでしょうか?」


 そのまま、今度は、サイコロのように切り刻む。

 けれど、先程よりも早く、崩れ落ちる前に全身が再生される。


『グゥガァああァアアァアア!!』


「いや、品質も悪く、足が早そうですね。」

人外には人外をぶつけるべし!

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