〜2人の少女〜
これぞ不定期
朝の日差しが差し込む時と同時に、ドアをリズムよく4回鳴らす音が聞こえる。
「お嬢様、朝になりましたよ。起きて下さい。お嬢様?」
鈴木のような高く、けれど聞き心地の良い声がドアの向こうから聞こえる。
「うぅう、わかった、、、」
部屋の主人が、なんとか布団から起き上がると同時に金髪の少女が入ってくる。
「おはようございます。クロアお嬢様」
「おはよう、キクロ」
キクロは、私が、7歳のころに庭で倒れていた魔族の少女だ。
目が覚めた時、記憶がなく、帰る場所もないので私の専属メイドにした。
最初は、お父様に叱られるかと思ったが杞憂に終わり、なんなら、私の専属メイドも探していたらしいのでこれぞ、棚からぼた餅という物だった。
ちなみにブラックドラゴンやドラゴンは、世界では中立の立場ということもわかった。
「今日は、何かあるんだっけ?」
「午前中は、教師の方がいらっしゃってくださりますが、午後は、これといった予定はありません。」
「そっか〜ありがとう」
「、、、、」
「?、、、どうかなさいましたか?」
「そうだね〜キクロが立派に成長したなぁ〜ってね」
そう思い、私は顔がほころび笑顔になる。
「あっ、当たり前です。5年もやっていましたら流石に身に付きます!」
「ふふ、そうだね〜えらいえらい」
「〜〜〜っ」
たまに見せるこんな子供っぽい所が可愛く、撫でてしまう。
成長したけどやっぱ年相応がいいよね〜。
?これって美少女に手を出す変態おっさん野郎なのでは??やばい
そう思い、すぐに撫でるのをやめる。
「、、、?」
「あっごめんね。急に撫でて、嫌、、、だった?」
恐る恐る訪ねてみると、
「いえ、お嬢様の子供あつかいにはなれましたから。」
「本当?」
「本当です。」
「よかった、、、」
今回は許してくれたが、今度からは出来るだけ気をつけようと私は強く、思ったのだった。
なお、この行動や心構えは、今までに何度もやっており、これからも変わらないのであった、、、。
私の今の名前は、キクロといい、ブラックドラゴンのクロアお嬢様に名付けていただきました。
最初の頃は、お嬢様の目的は何なのかと警戒しており、なんなら、お嬢様の強大な魔力を奪おうとも思っておりました。
ですが、それが、意味のないことは数日で実感させられました。
お嬢様が当たり前のように使う魔法や、剣術は、正直異常としか言いようがありませんでした。
なので私は、悪くありません。お父様が勇者に打ち滅ぼされ、私がお父様の後を継ごうと、箱入りお嬢様である、ブラックドラゴンのお嬢様を騙し力を奪うことが出来ないのは、仕方がないのです。
だって、ソレをさせないほどの実力があるんですもん。魔力量も思っている以上の物を持っていて、完璧に制御できているんです。絶対勝てません。
決して、お嬢様の魅力にダイレクトアタックされて、永遠の服従を誓った訳では決してありません。
はい、めっちゃ大好きな展開&日常風景ですね!反省はする、後悔はしない。




