〜金髪少女との出会い〜
新キャラ登場!名前どうしよ、、、まぁなんくるなるさ〜
結局の所、あまり気になる物はあまりなかった。強いていえば、随分昔、まだパーティを裏切る前にあった魔物の討伐についての物語があったくらいだ。
それでも、
「こんな感じじゃなかったていうのは間違いないかな、、、。」
当たり前だが、魔物の名前と勇者パーティの名前以外は相当色付けされている内容だった。
「まぁ子供に見せても大丈夫な本ばっかりだから仕方ないか、、、」
実際ほぼ毎日通っているのであまり期待はしてなかったので、気分転換に庭にでも行こう。
「おっ、お戻りですか?おっお部屋まで、おっおく、送りまます!」
「ありがとうラピス。でも今日は少しお庭で散歩するわ」
気持ちはありがたいが無理をさせたくないという思いもあって、やんわり断り、庭に向かう。
庭は、いつも庭師の使用人が手入れをしてくれており、この人生、、、おや、ドラ生で唯一空を見れる場所だ。
お父様とお母様の仕事がない時や、許可が出た時は空を飛ぶことができ、空からの庭は一瞬のアートのように綺麗だった。
「うん、今日もこの庭はとても綺麗」
私がこうやって庭に来る時、メイドの使用人は基本遠くからこちらを見ている。
一度、一緒に回らないか誘ってみたら断られた。
お父様達がいる時は、まだ距離が近い方だが、やはり避けられてるようだった。
「私ってそんなに厄介者なのかな、、、」
少し気持ちが暗くなっていた時、奥の方で、いつもと違う魔力を感じた。メイドの使用人でもなく、騎士でもない。
「この魔力は?」
不思議に思い警戒しつつも、そちらの方向へ向かっていく。
「!?」
なんと、向かった先には、ボロボロの布を羽織っている人が花壇に身を隠すように倒れていた。
「とっとりあえず息を」
そう思い、人に近づく。
「ねぇ?あなた大丈夫?意識はある?」
「、、、」
返事がない。ただの、、、っとこんな冗談を言ってる場合ではなかった。
フードを外し、口元に手を近づけると、
「息はある」
息はあるが、意識はないらしい。そして、フードの下は、金髪の美少女だった。
「ごめんね」
私は、一言いうと、少女を優しく持ち上げて運んだ。
「お嬢様!?」
「ごめんなさいね。庭でこの少女が倒れていたのを見つけたわ。手当てして欲しいの、責任は私がとるわ」
「わっ分かりました!」
私は、すぐに使用人に話すと、使用人のメイドさんはすぐに手当てをしてくれた。
この後、お父様に叱られるのを覚悟し、私は美少女が目を覚ますまでそばで見守った。
美少女が美少女をお姫様抱っこしてるのってなんというか、いいよね!(個人の感想です)