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〜剣士と勇者〜

ちょっとした昔話

 日が昇り、強すぎず弱すぎない心地の良いそよ風ふく。

 周りには、足首にも満たないほどの草が生えた草原が広がる。

 弁当などを持って来て、仲の良い友人や家族とピクニックをするのなら絶好の期間といえる。

 しかし、そこではピクニックとはかけ離れたことが行われていた。

 15にも満たないであろう少女が、1人の男性と相対していた。


「はぁ!」


 少女は、その細い腕に似つかわしくない豪華な剣を持ち、男性はに切りかかる。


「踏み込みが半歩あめぇぞ」


 男性の言葉使いは少しぶっきらぼうではあるがしっかりと相手の短所を指摘しつつ剣を受け止める。


「もう少し肩の力を抜け」


「やってる」


「そうか?じゃぁこうしたらどうなる?」


 そう男性がいうと、一瞬で少女に近づき上から切り崩す。

 少女はなんとか反応をし、受け流そうとするが、流しきれずにそのままペタンと尻もちをついてしまった。


「ひゃっ」


「だから肩の力を抜けと」


「アレはずるい」


 少女が、男性に向き直り、意義を申し立てる。


「んなこといってたら他の剣士に簡単に負けて斬り殺されるぞ?」


 男性がそういうと、少女は、


「アザレにしか負けない」


「俺より強い奴なんてどこにでもいるだろ?」


「人間にはいない」


「はぁ、、、」


 いつもよくあるやり取りではあるが流石に不安になる。


「私は勇者、人類最強」


「はいはい、大口叩くのは俺に勝ってからいっとけ〜」


「たまに、思う」


「?どうした?」


「アザレは私のことどう思うの?」


 ユリカがそう言った時、アザレは少し考える素振りを見せた。


「どうっつってもな〜」


「アザレ、過保護、子供扱いしてくる。いつも私達より前に出てる、不服」


「実際まだ12歳の子供だろ?それにそんな前に出てねぇぞ?ただの気のせいだって」


 その言葉が気に入らなかったのか、ユリカは強調気味にいった。


「15歳!後1年もすれば大人!」


「そうか?すまんすまん」


 そういって男性は少女の頭を撫でる。


「子供扱いしないで!」


「分かった分かった後でケーキ奢るから許してくれ」


「そういう所」


「いらないのか?」


「、、、いる」


 そうしてアザレは、ユリカにケーキをいつも奢るのだった。

まぁ何歳になっても甘い物とか食べたいんよね〜

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