〜少女の涙〜
行ってしまった1月、、、
何とか説明を終える頃、既に日がほとんど沈んでおり、尞の部屋に戻るころには月が出ていた。
「それにしてもクロアちゃん本当に大変だったんだね」
「そんなに騒ぐ事じゃないよ?」
「確かにクロアちゃんならまぁ大丈夫でしょうが、心配だったのには変わりありませんからね?」
珍しくキクロがこんなことを言ったので少し驚いた。
「何アホウヅラを晒してるんですか?」
「いや、珍しくキクロがそんなことをいうから」
私がそういうと、今度はリリィちゃんは、
「いや流石に私だって心配してたよ?どんなにクロアちゃんが凄いって知っていてもね」
そして少し溜め、あの時の顔合わせ会のことを思い出したのか
「またどこかに行っちゃうんじゃないかって心配になったんだから!」
そういった時、リリィちゃんは涙を流していた。
「そんな大袈裟な、、、」
「大袈裟で結構です!」
リリィちゃんは、そういうとそっぽを向いてしまった。
「今回は、クロアちゃんが悪いですね」
頼みのキクロにもこう言われてしまった。
「え〜っと、、、」
私はどういう謝罪が良いのかを考えを巡らしていると、キクロは、一つため息を吐いた。
「はぁ、良いですか?こういう時は、平謝りとかじゃなく、しっかり向き合ってください。私はこれ以上は何もいいませんよ。」
そうキクロに言われてもどうした物かと思ってしまった。
そして、最終的に私が思いついたのが。
「ひゃっ」
「なっ!?」
リリィちゃんの後ろから優しく抱きしめ、片方の手で頭を撫でながらだった。
「ごめんね?リリィ、心配にさせちゃって私馬鹿だからどうすれば良いのか分からないの」
「、、、」
「だけどさ、心配してくれてありがとう」
私がそういうとリリィは少し間をあけ
「、、、分かりました。なら今度からは私にちゃんと教えて下さい。1人にしないで下さい。頼って下さい。」
静かに、けれどはっきりとそう言われた。
「うん、頑張る」
「断言してください」
リリィちゃんのその瞳は先程とは違い、はっきりと真っ直ぐこちらの瞳をみていた。
流石の私もこれには勝てず。
「わかった。私、クロアは、今度からはちゃんとリリィに教えるし1人にしないし、頼る」
としっかりとリリィを見つめる。
「あっえっと、、、」
コロコロと変わるリリィの表情であるが、今度は赤面していた。それに合わせて、私も顔が熱くなってきた。
「お二人とも、私がいるのをお忘れですか?」
そして、キクロにいわれこの日は2人共なんともいたたまれない状態が続いた。
何がとはいわないが、いいですねぇ〜




