表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/113

〜放課後の予定〜

学園生活って何だっけ?って早くも思い始めた。まぁ何とかな〜る!

 そして、放課後。


「クロアちゃん!キクロちゃん!生徒会長が直々にスカウトしにきたよ!」


 周りの目を気にせず、生徒会長こと、ヒメコ先輩が勢いよく教室に入ってきた。


「あの、すみません私はこの後呼び出されているので」


 私がそういうと、


「そうなの?私が先に約束したのに?先生に呼ばれたの?」


 約束したという訳でもないが、、、。

 とりあえず、朝のことをヒメコ先輩にできるだけ細かく説明したら、


「ふむふむなるほどなるほど」


「ということなので、すみません」


「むぅ、でもなぁ、、、」


 ひとしきりヒメコ先輩は考えた後、


「わかった後輩のお願いだからね!仕方ないそれじゃぁキクロちゃん!いこっか!クロアちゃんは明日からね!」


「えっ」


 このまま逃げようとしていたキクロが捕まってしまった。

 そして、そのまま、キクロが何かをいう前にヒメコ先輩ががっしり捕まえてそのままいってしまった。


「えーっと、私どこか心配なので追いかけます」


「あっうんありがとう」


 リリィはそういうとヒメコ先輩の後を追いかけていった。


「、、、」


「さてと、行くか」


 こうして私は2人の尊い犠牲を出しながらも待ち合わせの場に行った。


「お二人とも犠牲にはなっていないですわよ!?」


 私が、ここに来るまでの出来事を目の前の御令嬢に話すとこんなことを言われてしまった。


「まぁそれでどうかしたの?」


「えぇ、、、」


 私が話しを進めると、御令嬢は、諦めたように姿勢を正して、


「、、、改めまして、私は、マジルド・ルナといいますわ。今日は、舞姫様にお願いがありましてお呼びいたしました。」


 聞いてるとむず痒くなるような挨拶を挟み、ルナは、正面に向き直った。


「どんなことでしょう?出来る範囲でなら協力はしますよ。後、私はクロアといいます。舞姫はあまり好きではないので、気軽にクロアとお呼びください」


「分かりました。では、本題で実は前日舞姫様と決闘をしたギィという者についてです。」


 どうやら舞姫は変えてはくれないらしい。そのままルナちゃんは続け、


「あの決闘の後、彼は行方不明になりました。舞姫様なら何か心あたりはありませんか?」


 本来なら、どうでもいいことなので、あんな奴がどうなろうと知ったことではない。


「いいえ、心あたりはありませんね」


「そう、、、ですか、、、」


「心あたりはありません、でも、探す手伝いはさせてください」


 そういうと、沈みかけていたルナの表情が、どこか明るくなった。


「よろしいのですか?」


「ええ、私でも手伝えそうですから」


「!、、、ありがとうございます!」


 こうして、私は明日からの放課後の予定を見つけたのだった。

クロアちゃんは人助けの気持ち(8割)で申し出ています(^_^)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ