〜てんさいな先輩〜
今日の嬉しかったこと。見ていた漫画がアニメ化されて、それを見ることが出来たこと!
ヒメコ先輩は、顔合わせ会の主催者で、ぱっと見は、あんな感じだが実力は、本物である。
そして、このような自己紹介は、いつもどうりなのだと近くの先輩が教えてくれた。
「初めての子達は、皆最初は距離を置くのだけど会長からどんどん近づいて行って、気が付いたらヒメ会員になってるのよ〜」
「ヒメ会員とは?」
リリィが、質問をすると、先輩は、
「よくぞ聞いてくれたわね!いい?ヒメ会員っていうのは、、、」
先輩は、他が見えていないというほどに早口で、ヒメコ先輩の凄さ、素晴らしさ、尊さ、といったこの世にあるであろう褒め言葉の全てを使い切る勢いでリリィに熱く語り始めた。
「コレは相当かかりそうですね」
「そうみたい、、、」
周りをよく見ると、ヒメコ先輩の話しは終わったのか他の先輩方も下級生達と楽しそうに話していた。
ある先輩は勧誘、ある先輩は口説き、ある先輩はハリセンを持ち、ある先輩は、、、
「少し外にでもで出ようか」
「そうですね、私も少々外に出たいと思っていました。」
「にゃら私も外にでようかにゃ〜」
「そうだね」
、、、?アレ?にゃ〜?え??
そう思い、私は声のした方を見ると、
「ヒメコ先輩!?いつの間にいたんですか?」
「ふっふふ〜私の気配によく気づいたにゃ〜流石舞姫にゃ〜」
「あの、、、失礼ながら質問してもよろしいですか?」
「にゃ?」
キクロも驚きながら、私も思っていた質問を聞いてくれた。
「あの、その、ソレは何ですか?」
「にゃぁ〜☆」
あら可愛い、、、いやいや、そうじゃなくて、だめだ、思考が追いつかない。
「あにゃぁ〜?大抵の子は皆コレで堕ちてくれるんだけどな〜?」
「「いや、ソレ狙ってやっているのかよ(のですか)!?」」
「お?2人ともいい反応にゃね〜流石にゃいヒメとその従者にゃ〜おにゃぁも秘書ににゃらにゃいか?」
「謹んでお断りいたします。」
「同じく遠慮します。というか『にゃ』が多すぎてもう何が言いたいのか分かりませんよ」
私達の答えにヒメコ先輩は、
「そっか〜残念〜でも試しはしてみてよ!ほら!もちはたらめしっていうじゃん?」
「物は試しでは?」
「そっか〜ありがとう!じゃ舞姫ちゃんもお願いね!明日から待ってるから!じゃね〜!」
「いやちょっと!?行っちゃった、、、」
「どうします?」
キクロは、あまり誰かに疲れている姿を見せることはない、それなのに疲れを隠せてないほどにわかる。
嵐のようにさっていった先輩の後ろ姿を見ながら私は思った。
ヒメコ先輩、、、恐ろし先輩だ、、、。
前書きって園児の作文だっけ?(A、違うそうじゃない)
前の章で上と下にすればよかったなと後悔。




