表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
史上最低最強の裏切り剣士なのに何故か転生しました。  作者: 白羽
第1章 始まりの物語
14/113

〜動く影〜

クリスマスが今年もやあってきた〜♪

 「あっ、、、」


「?どうかしましたか?」


 ここに来て、私は1つ大きな過ちに気が付いた。


「ねぇ、キクロ、、、」


「?何ですか?」


「私ってちょっと目立った、、、?」


 この質問にキクロは、さも当然のように、


「そうですね。ちょっと以上に『舞姫』と初日から全校生徒に付けられるぐらいには目立ちましたね。」


「まい、、、ひめ、、、?」


「はい、『舞姫』です」


 この瞬間、種族柄あるはずもない腹痛や頭痛が私に襲ってきたのだった、、、。



 目を覚まし、学園から抜け出した彼は、周りから見ても分かるほどうろたえていた。

 自分以外何も見えていないというほどに、


「クソクソクソクソクソクソクソクソクソ、、、、」


 ただひたすらに下を向いて悪態をついていた。そんな彼に近づく物好きはいなかった。

 そして、彼に、運悪く肩がぶつかった女性がいた。


「あら、ごめんなさいね」


「っなんだ貴様、俺様にぶつかってただですむと思うなよ。」


 そんな女性に、周りの人間は、憐れんだ目、心配なだけの目、別でやってくれ、という目が降り注いだ。

 そして、女性は、


「これは、恐れ入ります。もしや、あの勇者様と肩を並べたというガトー家の、ガトー・ギィ様とお見分けいたします。」


 その女性の言葉にガトー・ギィは、気を良くして、


「ほう、平民のくせに随分と博識ではないか、先の無礼は目を瞑ろう。」


「ありがたき幸せ」


 そして、女性は、不思議そうな声で、


「つかぬこと無礼を承知でお聞き申し上げますが、この時間は学園ではありませんか?」


「っち、貴様には関係ないだろう」


「確かに関係ありませんね。これは失礼いたしました。では、これ以上はガトー様の邪魔になりますね。速やかに退散いたします。」


 そういい残して、女性が立ち去ろうとした時、


「いや、待て、俺様はお前に興味がある。」


「私如き、ギィ様にとってはどこにでもいる平民ですよ。ただ、少し長生きしているだけの」


「それでも良い」


 そう、ギィが答えると、女性は、


「そうですか。分かりました。でしたら、私の行きつけの場所でもよろしいですか?」


 女性の答えに、ガトー・ギィは、


「それで良い、平民の店だ、贅沢は言わない」

何故だろう、目から汗が、、、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ