〜嵐の前の、、、〜
っでっでっで、、、
パシん。甲高い音がなり私達が気付いた時、キクロが、鮮やかな平手打ちをかましていた。
「キクロ!?」
「なっ貴様、、、!」
キィが血相を変えて、何かを話す前に
「先程から聞いていれば、あなたは、ただ自分勝手にわがままを言ってるだけの小心者ではありませんか」
キクロの言葉にキィが、
「貴様!平民のくせに俺様を愚弄するか!?俺様の先祖は、、、」
「そもそも、先祖先祖と、、、あなたのご先祖様は偉大な方だったのでしょうが、あなた自身はどうなんですか?」
この言葉で完全にキィが顔を真っ赤にしながら、
「俺様を無能というか!?」
そういってキィが何らかの魔法を使おうとした時、
「そこまでじゃよ」
どこからともなくバハルド長が現れた。
「なっ、バハルド様」
「話は聞いておった。確かにお嬢さんのいう通り、少々自慢話が多かったのぉ、、、」
バハルド長がいうと、ガトー・キィは、何かいいたそうにして黙った。
「じゃが、人に手を出すのもあまり褒めたことではないのぉ、、、」
「、、、」
そして、バハルド長は続け、
「どちらにも、非がある。で、すますのはあまり誰も特しないのぉ、ならばどうするか。」
すると、どこか、違和感を感じさせた後、
「やはり、お互いの実力で決着をつけるのが1番じゃのう」
一瞬全員の時間が止まった。学長ただ1人は普段通り、いや、少し興奮気味に、
「つまりじゃ、決闘で決着をつけよ!ということじゃ」
その言葉でクラス全員が、理解し、ザワザワし始めた。
「なるほど、、、ふふ、そうですね。バハルド様、分かりましたこの者に決闘を挑みます!」
「少しよろしいですか?」
そこに私は、割って入る。
「なんだ?」
「なんじゃ?」
「ガトー・キィ様の決闘はキクロに変わって私が受けます。」
この言葉に全員が驚くと、学長が静かに質問してきた。
「訳を聞いても良いかの?」
「はい、キクロが、手を出さなかったら私が握り拳を出してました。なので、私を庇ってくれたキクロの代わりに今度は、私が、決闘を受けたいのです。」
この言葉に、バハルド長は、少し考えた後、
「うむ、それならよかろう。詳しい話しは決闘場で話そう。」
バハルド長は、そういうと、転移魔法で消えた。
「ふっ、どうせなら2人だかりで来てもよかったのだぞ?」
すぐに、キィが、大口を叩いてきたが、
「その必要はありませんよ。それに、軽く身体を動かしたい気分でしたので」
「安心しろ、コレが終わったら好きなだけ運動させてやる」
そういって、闘技場に向かっていった。
「あの、、、クロアちゃん、、、」
「お嬢様、、、」
どこか心配そうに話しかけてくる2人に、
「大丈夫。私は弱くないからね」
「クロアちゃん、、、」
「、、、」
そうして、私達は闘技場に向かった。
どうなるんやろ、、、()